■ 高齢者運転免許更新を体験から語る上手にやる法 1-1 更新の流れ 認知機能検査の受検
70歳を超えますと運転免許証の更新方法が異なり、高齢者に時間講習を受講しないと免許更新ができなくなりました。
近年、ブレーキとアクセルを踏み違えたり、高速道路を逆走したりと、高齢者による交通事故が急増しています。その防止策の一環として、75歳以上には認知機能検査と講習が3年毎に義務づけられました。
認知症検査に合格する自信がないので、免許を返納しようかと迷っている人、実は私もそうでした。でも、自信を持っていえることは、事前準備をしておけば、心配するほどのことはないという、体験談をご紹介します。
東京都における75歳以上の高齢者の場合を例に、自分の経験をもとにまとめてみましたので、ご参考にして下さると幸いです。
■ 高齢者の運転免許更新の流れ
1)認知機能検査の受検
高齢者の免許更新は、認知機能検査から始まります。この検査は、自動車教習所でのみ実施されますので、最寄りの教習所に電話などで予約を取ります。
小さい教習所では、人数の制約もあり、なかなか希望通りの日時を選べません。しかし、人数が少ないだけに、講師の人間性が感じられるメリットはあります。
大きい教習所では、1回の受験者数が多いですので、逆にキャンセルも多いようで、数日後に受験できるというラッキーな面もあります。
予約ができたら、所定の日時に会場に出向きます。その際に、案内の葉書、免許証、手数料(2019/05/02現在、750円)、筆記用具、眼鏡などを持って出かけます。
会場には、30分くらい前に着けばよろしいようです。教習所が駅から遠い場合には、教習所が用意する送迎バスや公共のバスなどを利用することになります。
当該する窓口に、案内葉書を見せて手続きをします。簡単な書類に記入をします。その時に、当日の年月日及び曜日を記入する欄がありますが、それに記入するときに、それを意識して記入します。認知機能検査に、年月日を記入する欄があり、それが認知症検査の設問の中でもウェイトが高い問題ですので、心しておくと良いでしょう。
現在持っている免許証の提示を求められたり、受験料の支払いをしたりします。数分で手続きが終わります。
時間が来ますと、受験会場に案内されます。座席は指定されました。認知症検査は、およそ30分で終わります。
1時間ほど待ちますと、検査結果がわかります。「記憶力・判断力に心配ありません」という判定の場合には、「高齢者2時間講習」の予約を取ります。詳細は後述しますが、教習所だけではなく、最寄りの運転免許試験場でも受験できます。
試験は30分で終わりますが、発表までの待ち時間が加わります。東京都の場合には、今の時期は込んでいるのか1時間以上待たされましたが、30分位で結果がわかる都道府県が多いようです。ただし、場所によっては、発表が後日になるところもあるようです。
結果を確認し、2時間講習の予約ができたら、帰宅できます。
■ もくじ
1.高齢者の運転免許更新のながれ
2.認知機能検査とは
3.認知機能検査の判定
4.運転適性検査と座学
5.まとめ
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