【経営コンサルタントの独り言】 日本製のマスク 319
■ 日本製マスク 319
気管支喘息を患っている私は、一年365日、24時間、食事や入浴などを除くとマスクを着用しています。
真夏の暑いときにマスクを着用するのは、慣れているとはいえ、辛く感じます。
それでもマスクを着用するのは、マスクをしている方が楽だからです。
森林浴ができるときには、できる限りマスクを外します。
平素、マスクを着用しているだけに、空気がおいしく感じます。
「床ずれ」という言葉があります。
マスクを常時着用していますと、「耳ずれ」(そのような言葉があるとは思えませんが)を起こすことがあります。
それが夏ですと、汗が滲みて痛みを引き起こしますので、一層辛くなります。
普通の人に比べますと大量にマスクを使いますので、箱買いをするのは当然です。
ところが、箱売りされているマスクは大半が中国製です。
幸いなことに日本製もないことはないのです。
日本製は、マスクの掛け紐が、「耳ずれ」を起こしにくいです。
使用されている生地も柔らかで、しなやかですので、肌を擦る感覚が少ないのです。
コロナウィルスでマスク不足になって、手持ち在庫が底をつきそうになったこともあります。
日本全体が、コスト面から輸入に頼ってきたつけが回ってきたのですね。
国産マスクの製造キャパシティをある程度確保する必要があります。
日本製と中国製の大きな違いは、何だと思われますか?
中国製は、箱からマスクを一枚取り出すときに、耳の掛け紐が他のマスクのそれと絡まってしまい、なかなか取り出せません。
ところが日本製は、スッと取り出せます。
一枚一枚重ねて箱に入っているのです。
「それって、当然では・・・」とおっしゃるかもしれませんが、違うのです。
中国製はマスクを束ねて人が手で箱に詰めています。
そのためメーカーがマスクを箱詰めする時には、マスク生地の外側に、掛け紐がだらりと下がった状態でしょう。
ところが日本製は、一枚一枚たたみ込んであるので、掛け紐が外側に出ていません。
掛け紐同士が引っかかって邪魔をしないのです。(最近は、日本製でも、中国製と同じように引っかかるものもあります)
そのためにコストが高くなってしまうのでしょうが、そこそこの定価で売られているのが、また素晴らしいことです。
たかがマスク、されどマスク
日本人らしい心配りを感じます。
(ドアノブ)