【カシャリ!庭園めぐりの旅】 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ
若い頃からひとり旅が好きで、経営コンサルタントとして独立してからは、仕事の合間に旅をしたのか、旅行の合間に仕事をしたのかわかりませんが、カメラをぶら下げて【カシャリ! ひとり旅】をしてきました。
旅のテーマは寺社や庭園めぐりです。
日本には「日本庭園」と呼ばれる庭園だけではなく、「イングリッシュガーデン」など、海外の庭園形式をした庭園も多数あります。寺社を訪れたときに、想定していなかったところに、庭園を発見することがあります。
下手の横好きで、【カシャリ! ひとり旅】を続けていますが、その一環で訪れた庭園を順次紹介してまいりたいと思います。
■ 島根県松江市 松平不昧が愛した茶室「明々庵」 1 胸を膨らませて入口へ
明々庵(めいめいあん)は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧(まつだいらふまい)の好みによって、松江市殿町の有澤(ありさわ)家本邸に建てられた茶室です。
不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵(かんでんあん)の敷地内にある有澤山荘の向月亭(こうげつてい)に隣接している萩の台に移設されました。
大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。
茅葺の厚い入母屋に、不昧直筆の「明々庵」の額を掲げ、茶室の床の間は、五枚半の杉柾の小巾板をそぎ合わせた、奥行きの浅い床です。また二畳台目の席は、中柱もなく、炉も向切りといった軽快なものです。定石に頓着しない松平不昧の好みの一端が表れています。
園内にある「百草亭」では、お抹茶をいただけます。これは、明々庵が再々移築された昭和41年に作庭・建立されました。庭園は、“出雲流庭園”の枯山水庭園と露地庭で高盛されています。
■ アクセス
JR山陰本線 松江駅より約2.5km(徒歩30分・駅周辺にレンタサイクルあり)
松江駅よりレイクラインバス15分、「塩見縄手」バス停下車 徒歩5分
【 コメント 】
私が訪れた時は、紅葉がすでに始まっていましたが、ピークまでには少々早い時期でした。
松江城から徒歩で10分ほどのところにあるので、北総門からでて左折、宇賀橋を渡り、左折後、3本目の小径を右折して、150m程さきにある入口階段から行きました。
冬時間では、17時に閉まってしまいますので、時間配分に注意する必要があります。
■ 明々庵 1 胸を膨らませて入口へ
明々庵は、江戸時代中期、茶人としても知られる松江藩七代藩主・松平不昧の好みによって、松江市殿町の有澤家本邸に建てられた茶室です。
松平不昧も、しばしば来訪しましたが、明々庵は、明治維新後一時、東京の松平伯邸に移されたことがあります。その後、昭和3年、松江市内にある菅田庵の敷地内にある有澤山荘の向月亭に隣接している萩の台に移設されました。
大戦後、昭和41(1966)年、松平不昧150年祭を機に、現在の赤山に再々移築されました。
明々庵入口階段
入口前広場
階段を登り切りますと、正面に大きな石灯籠が据えられています。
その奥に蔵も見えます。
明々庵から見た松江城
石灯籠に左手に広場があり、視界が広がり、松江市内を一望できます。
正面に松江城の天守閣が見えます。
松江城は、別名「千鳥城」とも呼ばれています。
古くから現存する天守閣は、全国に12か所あり、
松江城は、2015 年 7 月に、国宝に指定されています。
最上階の望楼まで登りますと、
松江市街や宍道湖が一望できる絶景が待っています。
明々庵枯山水庭園入口木戸
広場から入り口方向に歩いて行きますと、
蔵の横から、明々庵の茶道会館に行けます。
さらに進みますと左手に、見学者のための受付があります。
受付の横には、明々庵に続く木戸があり、
その右手前に石灯籠が立っています。
これから、どの様な庭園に誘ってくれるのか、期待できます。
木戸をくぐりますと、踏み石が庭園へと誘ってくれます。
奥には、茶室への木戸があります。
明々庵 2 枯山水庭園
< 続く >
ユーチューブで視る 【カシャリ!庭園めぐりの旅】
写真集は、下記URLよりご覧いただくことができます。
静止画: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmeisho.htm
映像: http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexmovie.htm
【 注 】 映像集と庭園めぐりは、重複した映像が含まれています