経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【きょうの人】 0917 芹沢 鴨  新撰組初代筆頭局長

2023-09-17 06:33:00 | 【話材】 きょうの人09月

 

  【きょうの人】 0917 芹沢 鴨 新撰組初代筆頭局長

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

 芹沢 鴨  新撰組初代筆頭局長

 

 せりざわ かも、芹澤 鴨
 天保3年(1832年)? - 文久3年9月16日(1863年10月28日)もしくは9月18日(10月30日)

 

 幕末の水戸藩浪士で壬生浪士、すなわち新選組の初代筆頭局長です。

 前名は、下村嗣次(継次、嗣司、嗣治とも)といわれています。諱は、光幹で、本姓は桓武平氏繁盛流大掾氏とされていますが、実際は出自、出生年に諸説があり、確定されていません。

 江戸で結成された浪士組に新見錦・平山五郎・野口健司・平間重助等を伴い参加し、六番組小頭に任命されました。

 芹沢らは、八木邸を屯所として(後に前川家と南部家にも寄宿)、この前後より「壬生浪士」と称され始めました。

 その際、内部抗争が起き、暗殺され、仲間も離脱しますと、壬生浪士は、芹沢派と近藤派が牛耳ることになりました。

 内部抗争が激化し、大坂町奉行所与力・内山彦次郎がこれを問題にして近藤を怒らせ、のちに新選組により暗殺されました。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

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◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

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【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。

 


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◆【経営コンサルタントの独り言】 歩行喫煙は未必の殺人行為 916

2023-09-16 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言09

【経営コンサルタントの独り言】 歩行喫煙は未必の殺人行為 916

 

二兎を追うブログ 

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

 

■ 歩行喫煙は未必の殺人行為 915


 以前は「成人病」という言葉をしばしば耳にしました。

 近年は「生活習慣病」という言葉に置き換わってしまった感がします。

 代表的な生活習慣病としては糖尿病やその影響もあるといわれます高血圧などが挙げられます。

 近年は、ダイエットの対象となる「脂質異常症」もしばしば目に留まります。

 過度なダイエットにより、体調不良を起こしたり、別の病気になってしまったりと、ダイエットの難しさも話題を欠かしません。

 私は「喫煙」という病気の根絶を図ってほしいと強く願っています。

 

 毎年、数千人の人が喘息で息を引き取っています。
 最後は、呼吸困難となる苦しみの中の人も多いでしょう。

 喘息の発作は、引き金となるものがあります。
 その一つで、なおかつ起こりがちなのがタバコの煙です。

 健康な人には、喘息の人が、たとえ歩行喫煙していなくても10分前に喫煙した人とすれ違うだけで発作が起こることは理解できないでしょう。

 それがひどくなると救急車を呼ばなければならないほどの重篤状況に陥ることがあるのです。

 良い薬の開発のおかげで、喘息で命を落とす人の数が激減しています。
 しかし、それでも年間数千人の人が喘息で命を落としているのです。

 喘息という病気に対する無理解が、歩行喫煙に繋がってしまっているように思えます。

 喫煙は、未必の殺人行為なのです。

 

(ドアノブ)

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

konsarutanto

 

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

 ◇ 経営コンサルタントへの近道・資格取得  ◇ コンサルタントバンク人材銀行  ◇ 経営コンサルタントになろう  ◇ 経営コンサルタントQ&A  ◇ 独立・起業/転職

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月15日 会社設立・独立起業をスムーズに進めるための情報

2023-09-16 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月15日 会社設立・独立起業をスムーズに進めるための情報

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 経営コンサルタントを目指す人の集まりで、ミニセミナーを行いました。

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。
 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

 ■会社設立・独立起業をスムーズに進めるための情報

 「アントプレナー(entrepreneur)」とは「起業家」のことをさします。ベンチャー起業家精神などにもつながる人で、新規性ある、独創的なビジネスモデルやアイデア、他に類を見ないような新しい技術等を駆使して、新市場開拓をする「フロンティア精神」豊かな人達を指します。

 時には高リスクを背負い、うちから燃え上がる気持ちを実現するために骨身を削って挑戦する人もいます。中には大きなリターンを得て、世界的にも名の通った企業家になっている人もいます。

 残念ながら「アントプレナー」を支援する組織や制度が貧弱な環境でもあります。

 これから起業をしたい人、起業をしたけれども経営がなかなか軌道に乗らない人、それが一般企業であっても、経営コンサルタントなど士業であっても、悩みは類似していますし、解決策も類似して、応用が利きます。

 ここでは、J-NET21に掲載された情報をベースにお届けします。

  http://www.glomaconj.com/keieisha/kigyo/kigyo.htm

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 主婦の日に思う「糟糠之妻」 915


 「三食昼寝つき」などと主婦の業務を軽視しがちです。私は三十代前半で、経営士・コンサルタントとして起業し、始めは自宅の離れを事務所として使っていました。起業当時は、クライアント・顧問先のところへ行くことも少なく、主婦の一日を見ることが多かったのです。


 ところが、当時は、子供も小さかったこともあり、主婦というのは意外とテレビを見たり、昼寝をしたりする時間がとれないことを発見しました。


 爾来、自分が仕事をすることができるのは、妻がいればこそと言うことを悟りました。多分、それが態度に出てきたのでしょう、妻の私の仕事に対する理解が深まってきて、随分と仕事を手伝ってもらうようになりました。家事に加え、私の仕事の手伝いをすることは大変だろうと思いますと、「主婦」に対する見方は、益々世の男性とは違って来たのかも知れません。


 経営士・コンサルタントというのは、家族の理解がないとできない仕事なのです。

「糟糠之妻」という言葉を重く受けとめています。

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
 
【これまでお話】
 エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
 親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
 入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
 一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
 初めてのアメリカ人事に、まさか竹根に白羽の矢が立つことはないだろうとおもっていた竹根です。
 1ドルが360円の時代のことですので、人選は慎重になされるでしょう。無責任な下馬評と同類かもしれないが、竹根の視点で人選推理を推理小説でも書くように、人事の行方を推理するのでした。
 
【最新号 小説風】竹根好助の経営コンサルタント起業1 人選    
   4 下馬評の外れと竹根の推理

【過去のタイトル】

 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑

 

【バックナンバー】

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【きょうの人】 0916 後醍醐天皇 南北朝時代の主役

2023-09-16 06:33:00 | 【話材】 きょうの人09月

 

  【きょうの人】 0916 後醍醐天皇 南北朝時代の主役

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

 後醍醐天皇 南北朝時代の主役


 ごだいごてんのう
 別称 吉野院、元徳院、元応帝
 1288年11月26日〈正応元年11月2日〉- 1339年9月19日〈延元4年8月16日〉

 大覚寺統・後宇多天皇の第二皇子で、鎌倉時代後期から南北朝時代初期にかけての第96代天皇で、南朝の初代天皇(在位:1318年3月29日〈文保2年2月26日〉-1339年9月18日〈延元4年/暦応2年8月15日〉です。

 鎌倉幕府を倒して、建武新政を実施しましたものの、間もなく足利尊氏の離反に遭ったために大和吉野へ入り、南朝政権(吉野朝廷)を樹立しました。

 元弘の乱(元弘の変)により、元弘2年 / 正慶元年(1332年)隠岐島に流されました。この時期、後醍醐天皇の皇子護良親王や河内の楠木正成、播磨の赤松則村(円心)ら反幕勢力(悪党)が各地で活動していました。

 元弘3年 / 正慶2年(1333年)、名和長年ら名和一族を頼って隠岐島から脱出し、挙兵します。これを追討するため幕府から派遣された足利高氏(尊氏)が後醍醐方に味方して、六波羅探題を攻略しました。

 その直後に東国で挙兵した新田義貞は鎌倉を陥落させて北条氏を滅亡させることにつながります。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

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◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

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◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

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【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。

 


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◆【経営コンサルタントの独り言】 主婦の日に思う「糟糠之妻」 915

2023-09-15 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言09

 

  【経営コンサルタントの独り言】 主婦の日に思う「糟糠之妻」 915

 

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経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

 

■ 主婦の日に思う「糟糠之妻」 915


 「三食昼寝つき」などと主婦の業務を軽視しがちです。私は三十代前半で、経営士・コンサルタントとして起業し、始めは自宅の離れを事務所として使っていました。起業当時は、クライアント・顧問先のところへ行くことも少なく、主婦の一日を見ることが多かったのです。


 ところが、当時は、子供も小さかったこともあり、主婦というのは意外とテレビを見たり、昼寝をしたりする時間がとれないことを発見しました。


 爾来、自分が仕事をすることができるのは、妻がいればこそと言うことを悟りました。多分、それが態度に出てきたのでしょう、妻の私の仕事に対する理解が深まってきて、随分と仕事を手伝ってもらうようになりました。家事に加え、私の仕事の手伝いをすることは大変だろうと思いますと、「主婦」に対する見方は、益々世の男性とは違って来たのかも知れません。


 経営士・コンサルタントというのは、家族の理解がないとできない仕事なのです。

「糟糠之妻」という言葉を重く受けとめています。

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【小説風】竹根好助の経営コンサルタント起業1 人選 4 下馬評の外れと竹根の推理

2023-09-15 12:03:00 | 【連載小説】竹根好助の経営コンサルタント起業

  【小説風】竹根好助の経営コンサルタント起業1 人選 4 下馬評の外れと竹根の推理

 

■ 【小説風】 竹根好助の経営コンサルタント起業 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまでお話】

 エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
 親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
 入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
 一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
 初めてのアメリカ人事に、まさか竹根に白羽の矢が立つことはないだろうとおもっていた竹根です。しかし、数人の候補者のひとりに竹根が入っているのでした。

【過去のタイトル】 1.人選(1ドル360円時代 鶏口牛後)

■■ 1 人選

 竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めました。思わず私は乗り出してしまうほどですので、小説風に自分を第三者の立場に置いた彼の話をご紹介します。

◆1-4 下馬評の外れと竹根の推理

 数日が経ったとき、新しい噂が流れてきた。角菊事業部長が推薦した三人は、いずれも社長が却下したというのである。

 ――こうなると、自分が考えていた若手起用という線が濃くなってきた。社長のことだから、複数の社員候補を再度もってこいと指示を出そう。そうなると、佐藤氏は当然リストに載るが、残るあと二人は誰だろう。三人とは限らないかもしれないな――

 そこまでは推理できたが、あとは誰が候補に挙がるか、見当がつかない竹根である。

 ――まてよ、自分は曲がりなりにも、まだ日本ではあまり一般的でないマーケティングを大学院で学んできているから、ひょっとするとあの福田社長のことだから自分を指名するという可能性がないわけではないな――

 自分の都合の良いように竹根は考えるようになった。すなわち、選ばれるのは竹根である。自分が社長なら、竹根を選ぶだろう。その思いが妄想のように広がってゆく。しかし、さりとて、竹根は仕事が手に付かないなどと言うことはない。複々線思考というのか、今何をするのかが決まると、他のことが雑念にならず、集中して目の前の業務を遂行できる。竹根自身も、自分の集中力の高さと、複々線思考ができることを誇りにさえ思っている。これが後に、経営コンサルタントとして大きな力になることを竹根が知るよしもない。

  <続く>

 

■ バックナンバー

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月14日 元気な会社 アルギン酸一筋の歴史がS

2023-09-15 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月14日 元気な会社 アルギン酸一筋の歴史がSDGsに

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 早朝ウォーキングの途中の公園で、体操をします。その時に、以前にも聞いたことのある「ギャーギャー」という声を聞きました。

 1羽の黄緑色のインコが飛来してきて、柿の木のてっぺんに止まろうとしましたが、足場が悪かったのか、そのままタッチアンドゴーして飛び去りました。

 近年、都内の住宅地に集団で出没するそうですので、その拙攻か、はぐれインコなのか・・・

 

 私の事業を引き継いでくれた竹根好助ですが、その部下が時々自分の顧問先や元気な会社に私を招待してくれます。私の半世紀のコンサルタント経験を盗み取り、顧問先に活かしたいという考えのようです。

 

■【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 アルギン酸一筋の歴史がSDGsに 1c15-3914

 長時間冷蔵してもパサパサにならないコンビニのサンドイッチ。水分を多く含んだ生野菜をはさんでいるのに、パン生地はベットリとしない。その秘密は、天然素材である海藻から抽出した「アルギン酸」の持つ保湿性と弾力性による効果で、ほかにも即席麺のシコシコ感を出したり、目薬を目の表面に留まりやすくしたりする機能を持つ。そのアルギン酸で9割以上の国内シェアを持つトップ企業がK社だ。

 現社長の父、文雄氏が創業したのは1941年(昭和16年)。中国大陸で兵役中にマラリアに罹患し、千葉県君津市に転地療養したのがきっかけだ。海岸に漂着して朽ち果ててゆく海藻を目にし、「もったいない。何とか有効利用できないか」と考えた。日本で初めてアルギン酸の工業的生産に成功し、戦後に乱立した同業他社との価格競争にも打ち勝った。東京商科大学(現一橋大学)を卒業した文系出身ながら、その研究成果が評価され、1961年に東京大学から工学博士の学位を受けた。

 ところが84年になって、71歳で急逝した。製薬会社に勤めていた当時20代のK現社長が急遽入社したものの、事業を取り巻く環境は最悪だった。エルニーニョ現象による海水温上昇により、漂着海藻が安定的に調達できなくなったほか、海藻残渣(カス)の大口販売先から突如買い取り中止を宣言された。東京湾の環境規制も厳しくなり、廃水処理に数億円の投資が必要になる一方、中国メーカーが低価格攻勢をかけていた。

 この絶体絶命のピンチに対し、K社長はそれまで商社経由で海藻を仕入れていた南米チリに進出することを決意。海藻をいかに継続的に集められるか考え、現地の海藻調達会社2社に資本参加。漁民が漂着海藻を拾うだけで生計が立てられるような価格で調達したほか、広大なアタカマ砂漠に面した海岸で天日乾燥し、建設した巨大倉庫に大量に在庫。これにより、価格が乱高下する海藻の安定調達と省エネ化を実現し、漁民の生活水準を飛躍的に向上させた。

 海藻からアルギン酸を抽出する方法も、文雄氏が考案した「浮上沈下分離法」というエコな製法を採用。化学薬品(濾材)を使わないため、アルギン酸を抽出した後の海藻残渣もミネラルが豊富な肥料として活用できる。チリ工場はワインの名産地「マイポバレー」に立地しており、この肥料を使って自社でワイン用ブドウ栽培に挑戦しているほか、近隣農家に無償で提供している。

 こうした企業行動が「SDGs(持続可能な開発目標)のロールモデル」と評価され、2020年12月に政府が主催するSDGsアワードで特別賞を受賞した。実はK社長自身は、若手社員がSDGsアワードに応募したいと提案してきた際、「当社はSDGsとは無縁と思っていた」という。しかし受賞後、自社の歴史はSDGsの達成を目指す活動そのものだったと再認識した。創業者の「もったいない」精神を原点とした自社の歩みを、今あらためて振り返っている。

  出典: e-中小企業ネットマガジン

 

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ セプテンバーバレンタインは別れの日 914

 2月14日バレンタインデーで愛を告白し、3月14日のホワイトデーで、素敵なプレゼントをもらい、「幸せというのはこういうものなのか」と夢の中にいた乙女。
 幸せに包まれて、結婚へのゴールにまっしぐらの人も多いでしょう。
 一方、次第に、相手の男性の正体が見えてきて、惰性で付き合いをしている人もいるかもしれません。
 
 しかし、9月14日は「セプテンバーバレンタイン(9月のバレンタインデー)」です。
 どの様な日かご存知ですか?
 
 セプテンバーバレンタインというのは、2つの風習があります。
 一方の風習は、2月のバレンタインでは、女性が、男性に愛を告白する日です。
 9月のバレンタインは、男性が、女性に対して愛を告白する日なのです。
 それもただ愛を告白するだけではなく、下着を女性にプレゼントして愛を告白するのです。
 
 セプテンバーバレンタインの他方の風習というのは、こわ~~~いですよ。
 バレンタインから半年が経過したので、別れを切り出しても良い日なのだそうです。
 9月15日以降も交際をしている人は、セプテンバーバレンタインで別れを持ち出されなくてよかったですね。
 でも、安心せず、愛を育み、見事結婚までゴールインして下さい。
 そして、素敵な家庭を築き、3人以上の子供を産み、日本の人口減少に歯止めをかけてください。
 3人の子供に囲まれた素敵な家庭を誇りに思ってください。
 
 でも、熟年離婚という、さらにこわ~~~~~いことも待ち受けているかもしれません。

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
 
【これまでお話】 エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
 親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
 入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
 一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
 人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。

 本日、最新号発信予定
  正午頃発信される予定です。
 
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■【きょうの人】 0915 ■ 覚猷 鳥獣戯画の作者と言われる ■ 伊達 政宗 伊達男 独眼竜の野望

2023-09-15 06:33:00 | 【話材】 きょうの人09月

  【きょうの人】 0915 ■ 覚猷 鳥獣戯画の作者と言われる ■ 伊達 政宗 伊達男 独眼竜の野望

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 伊達 政宗 伊達男 独眼竜の野望


 だて まさむね
 永禄10年8月3日(1567年9月5日、グレゴリオ暦1567年9月15日)-寛永13年5月24日(1636年6月27日)

 出羽国と陸奥国の戦国大名で、伊達氏の第17代当主です。近世大名としては仙台藩の初代藩主です。

 幼名が梵天丸であることはよく知られています。幼少時に患った疱瘡(天然痘)により右目を失明し、「独眼竜」の異名があります。没後は、法名から貞山公と尊称されています。

 天正17年11月、後北条氏が真田領へ侵攻したことにより、豊臣氏により征伐が行われることになりました。政宗は父・輝宗の時代から後北条氏と同盟関係にありましたので、再三の、秀吉からの督促にもかかわらず、秀吉と戦うべきか小田原に参陣すべきか、直前まで迷っていたといいます。

 最終的には、秀吉に恭順の意を示すのですが、その際に、白装束(死人の装束)で臨んだことは有名です。

 秀吉・文禄の役では、派手な装いで軍を引き連れ、そのことから派手好みに着こなす人を指して「伊達者(だてもの)」と呼ぶようになりました。今日の「伊達男」に通じます。

 

■ 覚猷 鳥獣戯画の作者と言われる


 かくゆう
 天喜元年(1053年)- 保延6年9月15日(1140年10月27日)

 平安時代後期の天台僧で、鳥羽僧正(とばそうじょう)とも呼ばれます。日本仏教界の重職を務めた高僧であるのみならず、絵画にも精通し、現在高山寺が所蔵します、鳥獣人物戯画などの作者に擬せられています。そのユニークでユーモアあふれる作風から、漫画の始祖とされます。

 覚猷は、1053年に源隆国の第九子として出生し、若年時に出家しました。園城寺にて天台仏教・密教を修めながら、画技にも長じるようになりました。

 長らく園城寺法輪院に住し、密教図像の集成と絵師の育成に大きな功績を残したほか、自らの画術研鑽にも努めました。

 四天王寺別当、法成寺別当、園城寺長吏など大寺社の要職を歴任する間、1132年には僧正へ、1134年には大僧正へ任じられました。

 1138年、47世天台座主となりましたが3日で退任し、鳥羽上皇が住む鳥羽離宮の証金剛院へ移り、同離宮の護持僧となりました。それ以後、鳥羽僧正と呼ばれるようになりました。

  【カシャリ! ひとり旅】 高山寺
  http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/kyoto/kyoto_kousanji.htm

 

 鳥獣戯画は、「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」というのが正式名称のようです。京都市高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物で、「日本最古の漫画」ともいわれる、国宝です。

 甲・乙・丙・丁と呼ばれる全4巻から校正されています。ウサギ・カエル・サルなどが擬人化されて、当時の世相を反映しているところが面白いですね。

 筆遣いなどから、複数のひとが制作に携わっているという説が有力で、掲題の覚猷もそのひとりと目されています。

 高山寺で公開されているのはレプリカですが、写真をとっても良いというのが嬉しいですね。

 

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

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 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

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【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。

 


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◆【経営コンサルタントの独り言】 セプテンバーバレンタインは別れの日 914

2023-09-14 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言09

 

  【経営コンサルタントの独り言】 セプテンバーバレンタインは別れの日 914

 

二兎を追うブログ 

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

 

■ セプテンバーバレンタインは別れの日 914

 2月14日バレンタインデーで愛を告白し、3月14日のホワイトデーで、素敵なプレゼントをもらい、「幸せというのはこういうものなのか」と夢の中にいた乙女。
 幸せに包まれて、結婚へのゴールにまっしぐらの人も多いでしょう。
 一方、次第に、相手の男性の正体が見えてきて、惰性で付き合いをしている人もいるかもしれません。
 
 しかし、9月14日は「セプテンバーバレンタイン(9月のバレンタインデー)」です。
 どの様な日かご存知ですか?
 
 セプテンバーバレンタインというのは、2つの風習があります。
 一方の風習は、2月のバレンタインでは、女性が、男性に愛を告白する日です。
 9月のバレンタインは、男性が、女性に対して愛を告白する日なのです。
 それもただ愛を告白するだけではなく、下着を女性にプレゼントして愛を告白するのです。
 
 セプテンバーバレンタインの他方の風習というのは、こわ~~~いですよ。
 バレンタインから半年が経過したので、別れを切り出しても良い日なのだそうです。
 9月15日以降も交際をしている人は、セプテンバーバレンタインで別れを持ち出されなくてよかったですね。
 でも、安心せず、愛を育み、見事結婚までゴールインして下さい。
 そして、素敵な家庭を築き、3人以上の子供を産み、日本の人口減少に歯止めをかけてください。
 3人の子供に囲まれた素敵な家庭を誇りに思ってください。
 
 でも、熟年離婚という、さらにこわ~~~~~いことも待ち受けているかもしれません。

 

(ドアノブ)

 

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konsarutanto

 

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記9月13日 トップダウンとボトムアップにおける誤解

2023-09-14 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月13日 トップダウンとボトムアップにおける誤解 A715-105

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 岸田内閣の顔ぶれが発表になりました。

 マスコミ報道と、私の受け取り方に、微妙なずれがあるように思えます。

 主な閣僚が留任し、何のための改造なのか、女性を多用するのは好ましいことですが、選挙を控えて、なんとなく「やっています」という人気取りのように思えます。

 就任前に感じた、「他の候補者よりはまし」と思ったのが、「まし」の度合いが低く感じます。

 野党が、あまりにもだらしがないために、政治が良い方向に加速度がつかないのではないでしょうか。

 

 今日のオンライン・ミニ・セミナーでは、次のようなお話をしました。

 

■1-05  トップダウンとボトムアップにおける誤解 A715

 企業や組織におけます意思決定法として、トップダウンとボトムアップという方法が思い浮かびます。

  一般的に、「トップダウン」といいますと、組織の上層部が意思決定をし、その実行を下部組織に指示する意思伝達や管理方式を指します。

 一方、「ボトムアップ」は、下からの意見を吸い上げて全体をまとめていく管理方式です。

 トップダウンというのは、「トップからの指示命令だけで経営管理が行われる、ワンマン経営のことである」と両者が混同されることが多いです。その結果、「ボトムアップは、トップダウンに比べて民主的である」と誤解されがちなのです。

 トップダウンというのは、トップからの一方的な意見や考え方、やり方を、社員に押しつけるものではありません。社員の声に耳を貸し、それに対して謙虚な姿勢で傾聴し、経営理念や基本思想、創業者精神などに合致するかどうかを検討します。

 社員の声を採用することが好ましいという判断の場合には、思いつきのように、小手先のやり方を変えるだけではなく、自社の伝統的な運営手法に沿うような形で、そのアイデアを取り込むことはできないかどうか、まずは、現状に即した方法を検討します。

 その検討結果、出てきました結論を、クリティカル・シンキングの視点で見直します。

 そこで、採用が妥当であると決定されましたら、年度計画等に取り入れたり、規定・内規等に定めたりして運用してゆきます。

 トップダウンは、トップなど、上層部だけの考えで運営する経営手法ではなく、社員の意見を取り入れる姿勢で、聴く耳を持って、社員の意見を検討すべきです。

 社員は、全て正しいことを言っているわけではありません。トップは、企業経営という視点からモノを見ます。一方で、社員は、現状をいかにしたらより良くすることができるのかという志向が強く出る考え方を持っています。「社員の意見は全て取り込む」というのではなく、検討し、必要性や重要性を勘案して最終意思決定を行うのです。

 社員の意見を傾聴するということは、双方向コミュニケーションが基本であることも忘れてはなりません。社員の劔が採用されない場合には、提案者が納得できるような返事を返すなどして、建設的な意見を続けてくれるようにしなければならないのです。

 それには、ロジカル・シンキング等の論理思考手法を取り入れた、重考の上で決定されるべきです。

【経営コンサルタントの独り言】

 先日、ネットサーフィンをしていたときに、ある有名コンサルタントが「日本企業は、トップダウンで経営を進めているので・・・」ということをおっしゃっていました。
 たしかにアメリカ企業のように、トップダウン企業もあるでしょう。
 しかし、多くの企業が、いまだに、会議とか、中には稟議制度で決定していることが多く、意思決定に時間がかかり、大過ない意見にまとまり、グローバル・マーケットで負けてしまっているように思えます。

 原点に戻り、トップダウン/ボトムアップを正しく理解する必要があるのではないでしょうか。

 

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

■ ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴

 だいぶ以前のことですが、ネットで、ある精神科医の先生が「生きがいは自分の外に置いておく」と述べていました。「生きがい」と「精神科医」という組み合わせに大変興味深く思いました。

 「生きがい」というのは、人それぞれです。この精神科医は、仕事を生きがいにしている人に対して、特に、言いたかったのではないでしょうか。

 その精神科医は、「生きがい」を重視されている方のようですが、その先生が「自分の外に置く」「自分の中心に置くな」と「警告」に近いアドバイスをしていました。

 かくいう、私は、経営コンサルタントという職業が天分であるかのように思って毎日を過ごしています。

 私自身、経営コンサルタントという仕事を永年やってきながら、この視点でお話をしたり、自分自身を見つめ直したりすることがなく、また、大変興味を持ったので、考えてみました。


 仕事を生きがいにしている人の多くは、特段に趣味を持ったり、スポーツをしたりということをしない人ではないでしょうか。仕事にやりがいを感じるというのは、「ある種の逃避」「自分に対するごまかし」かもしれません。

 首題の精神科医によりますと、「ある特定の生きがいを自分と一体化させてしまうと、仕事が生活の中心となって、うまく回っているうちは問題ありません。しかし、何かがあったらもう人生がおしまいだということにもなりかねない。」とおっしゃっていました。

 確かに、生きがいがうまくいかなくなると、その人の安定性が直に脅かされることになるわけですので、精神科医が懸念するまでもなく、私のような素人でも好ましいことではないと考えます。

 その精神科医は、「生きがいややりがいというのは、あくまで外野にある、つまり自分の中ではなく、自分の外にあるものだ」ともおっしゃっています。たとえ、生きがいとなっている仕事がうまくいかなくても、それは本人の外にあるものですから、本人自身が揺るがずに存在し続けるでしょう。

 生きがいというのは本来、そのことをやっていて、楽しいことであり、それにより生活が充実すべきことではないでしょうか。万一、それが楽しくなくなってしまっても、ほかに楽しいことを探せば良いのです。

 私の場合は、きままな「旅」が好きで、大学生の時代にアルバイトをして軽自動車を購入、それで、日本全国を回るということをしてきました。一方で、子供の頃から写真に興味があり、この二つの趣味が一体化し、今日では、ブログやサイトを通じて、写真をアップロードしたり、ユーチューブで映像を楽しんだりしています。

 それを、自分の「生きがい」とは意識していませんでしたが、昨今では「庭園」というテーマを意識し、日本の庭園をできるだけ多く紹介したいということに取り組み始めています。

 まだ、緒に就いたばかりですが、残された人生でどこまでできるか、自分でも楽しみです。

    http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexteien.htm

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまでお話】
 エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
 親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
 入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
 一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
 人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。

<続く>
 
【バックナンバー】
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■【きょうの人】 0914 崇徳天皇 和歌に優れ没頭しすぎて・・・

2023-09-14 06:33:00 | 【話材】 きょうの人09月

 

  【きょうの人】 0914 崇徳天皇 和歌に優れ没頭しすぎて・・・

 

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 崇徳天皇 和歌に優れ没頭しすぎて・・・


 すとくてんのう
 1119年7月7日〈元永2年5月28日〉- 1164年9月14日〈長寛2年8月26日〉

 第75代天皇(在位: 1123年2月25日〈保安4年1月28日〉- 1142年1月5日〈永治元年12月7日〉)で、諱は顕仁(あきひと)です。

 鳥羽天皇の第一皇子で、母は中宮・藤原璋子(待賢門院)という、素晴らしい血統を引き継いでいます。譲位後は新院、しかし、その後、平安時代末期の1156年(保元元年)に、貴族の内部抗争である保元の乱で、後白河天皇に敗れ、讃岐に配流後は讃岐院とも呼ばれました。

 崇徳院は、在位中から頻繁に歌会を催し、太上天皇になってからは和歌の世界に没頭しました。鳥羽法皇が和歌に熱心でなかったことから、当時の歌壇は崇徳院を中心に展開しました。

 鳥羽院とうまく行かず、上皇としては実権がありませんでした。保元の乱後、鳥羽法皇が崩御しても、その地位は快方に向かわず、讃岐に流罪となってしまいました。

 雨月物語に代表されますように、崇徳院の怨念が数々の禍を引き起こしていると、非難囂々の晩年でした。

 

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【経営コンサルタントの独り言】 ■ ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴 ■法科大学院 913

2023-09-13 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントのひとり言09

  【経営コンサルタントの独り言】 ■ ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴 ■法科大学院 913

 

 

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■ ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴

 だいぶ以前のことですが、ネットで、ある精神科医の先生が「生きがいは自分の外に置いておく」と述べていました。「生きがい」と「精神科医」という組み合わせに大変興味深く思いました。

 「生きがい」というのは、人それぞれです。この精神科医は、仕事を生きがいにしている人に対して、特に、言いたかったのではないでしょうか。

 その精神科医は、「生きがい」を重視されている方のようですが、その先生が「自分の外に置く」「自分の中心に置くな」と「警告」に近いアドバイスをしていました。

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 仕事を生きがいにしている人の多くは、特段に趣味を持ったり、スポーツをしたりということをしない人ではないでしょうか。仕事にやりがいを感じるというのは、「ある種の逃避」「自分に対するごまかし」かもしれません。

 首題の精神科医によりますと、「ある特定の生きがいを自分と一体化させてしまうと、仕事が生活の中心となって、うまく回っているうちは問題ありません。しかし、何かがあったらもう人生がおしまいだということにもなりかねない。」とおっしゃっていました。

 確かに、生きがいがうまくいかなくなると、その人の安定性が直に脅かされることになるわけですので、精神科医が懸念するまでもなく、私のような素人でも好ましいことではないと考えます。

 その精神科医は、「生きがいややりがいというのは、あくまで外野にある、つまり自分の中ではなく、自分の外にあるものだ」ともおっしゃっています。たとえ、生きがいとなっている仕事がうまくいかなくても、それは本人の外にあるものですから、本人自身が揺るがずに存在し続けるでしょう。

 生きがいというのは本来、そのことをやっていて、楽しいことであり、それにより生活が充実すべきことではないでしょうか。万一、それが楽しくなくなってしまっても、ほかに楽しいことを探せば良いのです。

 私の場合は、きままな「旅」が好きで、大学生の時代にアルバイトをして軽自動車を購入、それで、日本全国を回るということをしてきました。一方で、子供の頃から写真に興味があり、この二つの趣味が一体化し、今日では、ブログやサイトを通じて、写真をアップロードしたり、ユーチューブで映像を楽しんだりしています。

 それを、自分の「生きがい」とは意識していませんでしたが、昨今では「庭園」というテーマを意識し、日本の庭園をできるだけ多く紹介したいということに取り組み始めています。

 まだ、緒に就いたばかりですが、残された人生でどこまでできるか、自分でも楽しみです。

    http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexteien.htm
      

 

■ 依然と続く法科大学院の問題 913

 アメリカのロー・スクールに倣い、日本の法曹界人事育成を目指してスタートした、2004年(平成16年)4月に創設された法科大学院制度ですが、批判の声だけが大きく聞こえてきます。

 もともと、弁護士をたくさん作ることに反対の既存の弁護士会等が背景にあるために、形式的な変革しか行われず、司法試験そのものは旧態依然とした形で残っているので、法科大学院を卒業しても合格率は低迷したままです。

 それを大学院側の責任のごとくマスコミも報じていますが、司法試験そのものが時代に即して変革されたわけではないので、合格率が上がるはずはありません。

 確かに法科大学院は乱立気味であることは否めませんが、問題の本質を追究せずにいる法曹界のあり方には強い疑問を感じます。

 一方で、日本とアメリカの国情は異なるので、アメリカ式のロー・スクールが、そのまま日本で生きるとは思いませんが、マスコミに踊らされて社会人から法科大学院に入学した、有能でありながらそれにうまく乗り切れない人達の損失を無視することはできないと思います。

 

(ドアノブ)

 

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■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸っ子の上方コンプレックス 29

2023-09-13 12:03:00 | 杉浦日向子の江戸塾

■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸っ子の上方コンプレックス 29

 

 
■■杉浦日向子の江戸塾 - 江戸情緒に学ぶ 江戸女性とお酒

 江戸のエコや風俗習慣などから、現代人は、エコという観点に絞っても学ぶところが多いと思っています。杉浦日向子の江戸塾から学ぶところは多く、話のネタとなります。エッセイ風というと大げさになりますが、独断と偏見で紹介してみたいと思います。
                     
 私がはじめて杉浦日向子女史を知ったのは、「お江戸でござる」というNHKの番組でした。お酒が好きで、飾らない人柄、江
 
戸時代に生きていたかのような話しぶり、そこから江戸のことを知ると、われわれ現代人に反省の機会が増えるような気がします。
杉浦日向子の江戸塾

 

■ 江戸っ子の上方コンプレックス 29


 江戸の人たちには、上方コンプレックスがあったようです。

 例えば、京都の人は、昔から「都」であったことに誇りを持ち、プラス思考を強く持っていました。

 ほこりの裏返しがコンプレツクスで、江戸っ子は、否定的要因を肯定し、開き直おるのです。

 例えば、江戸の住宅事情は、上方に比べてよくありませんでした。

 それを、狭くて何も持たず、こざっぱりしているのが粋というのです。

 その代表的な存在が、「薄着」です。江戸っ子は、冬でも木綿の布子一枚でいました。しかも尻からげで裸足という出で立ちで走り廻っていたのです。家に閉じこもって火鉢を抱え込むような行為は「恥」なのです。

 寒いのが粋というのはおかしな話ですが、江戸にもそのようなことをする人を「やせ我慢」といって、笑う人もいました。

 要は、「滅びの美学」といいますか、「Simple is beautiful」なのです。それは上方コンプレックスに繋がっていることを、わかっている江戸っ子も多かったといえます。


■ 
「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック


 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。

 


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月12日 札幌の思い出写真

2023-09-13 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月12日 札幌の思い出写真

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

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■【小説風 傘寿の日記】

 日の出時間が遅くなってきたので、日の出時間前に起床する昨今です。

 せみの鳴き声がしなくなって久しくなりますが、今は秋の虫の中を歩きます。

 大学の裏手の樹の多いところは、うるさいくらいの虫の声。

 

 自宅の下水管交換工事で音がうるさく我慢できないほどです。

 さりとて、工事の人がいますので、家を空けるわけにはゆきません。

 私は、経営者・管理職などが射撃訓練をするような防音器を持っていますので、それをつけました。

 ブルーツースのイヤホンをつけた上から、防音器をつけて利用できるのは便利です。

 

 写真や映像を見るには、多少の音があっても問題ありません。庭園めぐりの旅を始めてからはまだ日が浅いですが、それ以前に撮りためた名所旧跡・寺社仏閣の写真は、全国各地の漫遊結果です。

 それを見る時間を取りました。


■ 札幌市(さっぽろし)

 札幌市は、北海道の最大の都市でもあり、経済の中心でもあります。人口は、約196万人を有し、政令指定都市でもあります。
 市の木は、北海道のイメージぴったりのライラックであり、市の花もスズランです。市の鳥がカッコウであることは、私には意外性がありました。

北海道 札幌市 札幌駅周辺 



政令都市の中核的な建物に相応しい札幌駅
 


大通公園のシンボルであるテレビ塔
 

 

北海道札幌  札幌市内・時計台 10分
札幌を訪れた是非行って見たい、再び訪れたいというところとして時計台ほかを紹介

 

札幌の写真 

 

 

■【今日は何の日】

 当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

 この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 日本のロケット開発黎明期 912


 「宇宙」というと「2001年宇宙の旅」のハルの話しが思い出されたりします。私の携帯電話の着信音の一つにそのテーマ曲を使っています。

 アポロ11号でルイ・アームストロング船長が、月面に人類で初めて降り立ちました。その後、何回も月面に立った足跡が、いまだに鮮明に残っているというニュースが数日前に報じられたばかりです。

 「宇宙には、夢が広がる」と感じている日とが多いと思います。宇宙科学研究所のサイトを見ていると、いろいろな記事に夢膨らませられます。私の父は内燃機関の研究をしていたのですが、志半ばで戦死してしまいました。

 内燃機関というのは、戦闘機のエンジンや、日本でも密かに進められていたロケットエンジンの開発に繋がるところで、父がどの部分を担っていたのか、軍の機密ですのでわかりません。

 桜花というロケットエンジン搭載の戦闘機さえも作っていた日本の技術は、フォン・ブラウンを有するドイツと並んだロケット大国になる可能性を秘めていたのです。

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまでお話】
 エピローグは、主人公である竹根好助(たけねよしすけ)の人柄を知る重要な部分でした。
 親によるある教えで、超一流ではないものの上場商社に入社した竹根の若かりし、1ドルが360円の時代でした。
 入社して、まだ1年半にも満たないときのことです。アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。社内では、誰が派遣されるのか話題沸騰です。若輩の竹根は推理小説でも読むような気持ちで、誰が選ばれるか、興味津々で推理を働かせました。
 一方、竹根の信条のひとつに「サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守ってい」という頑固というか、意志堅固なところがあります。
 人事というのは、競馬の予想のような下馬評が走り回るのがサラリーマン世界の常です。そのような中、トップ間での人選は進みます。角菊事業部長は、自分の推薦順位の高いものから三名のリストを福田社長に提出するのですが、福田の顔はさえません。

 次回をお楽しみに!
 
【バックナンバー】
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

【過去のタイトル】
 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

◆【経営コンサルタントの独り言】 日本のロケット開発黎明期 912

>> もっと見る

 

■バックナンバー
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■【きょうの人】 0913 棟方 志功 20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人

2023-09-13 06:33:00 | 【話材】 きょうの人09月

 

  【きょうの人】 0913 棟方 志功 20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

 棟方 志功 20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人


 むなかた しこう
 1903年(明治36年)9月5日 - 1975年(昭和50年)9月13日)

 日本の板画家であり、20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人といえます。

 青森県出身で、川上澄生の版画「初夏の風」を見た感激で、版画家になることを決意したといわれています。

 1942年(昭和17年)以降、彼は版画を「板画」と称し、木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けました。

 はじめは帝展や白日会展などに油絵を出品しても落選が続きましたが、1928年(昭和3年)、第9回帝展に「雑園」(油絵)を出品し、入選しますと、頭角を現してきます。

 1930年(昭和5年)から文化学院で美術教師を務め、日本版画協会の会員ともなっています。

 1956年(昭和31年)には、ヴェネツィア・ビエンナーレに「湧然する女者達々」などを出品し、日本人として版画部門で初の国際版画大賞を受賞しました。

 棟方は大変な近視であり、眼鏡が板に付く程に顔を近づけて、軍艦マーチを口ずさみながら板画を彫ったというエピソードが伝わっています。

 第二次世界大戦中、富山県に疎開して浄土真宗にふれたのげ契機となり、仏を在々にした作品が高い評価を得ることになります。

 「阿弥陀如来像」「蓮如上人の柵」など、私が好きな作品が多数あります。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。

 


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