kenharuの日記

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車載冷蔵庫のトラブル

2013-01-28 | 快適化
冷凍室の扉が壊れた。
壊れたのはこれが2度目で、前回と全く同じ現象である。
扉はコイルスプリングで閉じる仕掛けなのだが、開いたままになってしまった。

手で閉じてやっても、今度は外れたスプリングが逆に働いて、開いてしまうから、使いものにならない。

大きな扉を、重力に逆らって上方向に閉めるための、強力なコイルスプリングが、矢印の部分にある。


ドア枠の、ダボ穴が破壊されている。


この扉は、すぐに壊れることで有名だ。
強力スプリングに連結したダボを、樹脂枠の小さな穴に差し込んで、大きな扉を回そうという仕掛け自体に無理があるのだ。
扉を90度以上開けば、バネ荷重がかかりすぎ、ダボ穴が割れるか、ダボが外れるかして、故障する。
それを承知して、恐る恐る、注意深く使ってきたのだが、またしても壊れてしまった。

バンテックに交換部品を頼んだ。
到着した樹脂枠には、樹脂穴の破断を防ぐための、穴あき鉄板が、新たに添えられていた。
この補強鉄板は、樹脂穴の裏側に貼り付けるものだが、使用中にダボが抜けることがあるのだから、あまり役にたたないだろう。


もう同じ故障を繰り返したくない。
冷凍室の扉が自動で閉まらなくなる事を覚悟して、スプリングの応力を弱くしてやることにした。
少々機能が落ちても、故障するよりはマシである。

スプリングを取り外した。

外したコイルスプリングを、ガス火で炙って、ほどほどに焼きなましをした。
邪道である。

組み立ててみると、ダボ穴部分にかかる力が、かなり弱く優しくなっている。
これなら、もう、抜けや破断は発生しないだろう。
組み直した扉を開閉してみると、今度は自力で閉じるだけの力がない。

90度開いて手を離せば、その位置に止まり、


手で押せば、素直に閉じる。

無重力みたいに、どこにでも止まる。

自動的に閉じることは無くなったが、どこでも止められるようになった。
カミさんは「今までは、開いた扉を片手で押さえていないと、冷凍室内をいじれなかったけど、今度は両手が使えるから便利」と喜んでいる。
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