kenharuの日記

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市田柿が粉を吹いた

2013-12-15 | 食べ物
市田柿を冷蔵庫の野菜室に入れたまま忘れていた。
干して、寝かして、ブラシで擦ってからまた干してと、いろいろ試しても白い粉が吹かなかったため、あきらめて保存していたものである。
ところが今日、ラップを剥がしてみると、見事に粉が吹いていた。


写真の下が市田柿で、黒いのは、市田柿よりも一回り大きい、普通の渋柿である。
同じ作り方をしたのに、市田柿はきれいな柿色で、しかも粉を吹いた。
柿の種類によって、こんなにも違うものか。

冷蔵庫に入れる前の食べ比べでは、市田柿が甘みで負けていたのに、今日食べてみると市田柿の方が甘い。
白い粉は内部の糖分が、表面に移動して結晶したものだから、トータルの甘さは変わらない筈だと思っていたが、明らかに甘くなっているのである。

しかも食感が良くなった。
黒い柿は皮付近が硬めで中心部がトロリと柔らかいのだが、市田柿は内部までが均質なゼリー状態で、ネットリと美味しいのである。
なるほど、ブランド柿だけのことはあると見直した。

この市田柿は、干して、寝かして、ブラッシングして、さらに干したものをラップして、冷蔵庫で25日間寝かせた。
粉を吹いた理由が、この工程のどこにあったのかは、残念ながら分からない。
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