リタイアの身分でも、時に「閑中忙あり」になったりいたしまして、
このところ気ぜわしい日々が続きましたから、隙間を見てリフレッシュ、
と心得、新緑の信州へお出かけしました。
夜中に出発して上高地に入ったのが12日早朝7時。晴天であります。
高原ならではの野鳥が見どころなのでありますが、今回は
なべ嫁さんも一緒ですので、そうそう探鳥ばかりに粘ることも出来ませんね。
それに徹夜ドライブももうお歳ですから、少々お疲れでありましたよ。
帝国ホテル前でバスを下りて散策路へ入りました。(↑ 穂高連峰が雪ね。)
ホテルの客の若い外人さんがジョギングする散策路は
思いがけず鳥さんのさえずりが賑やかでありました。
平地でおなじみの鳥さんたちも高原での鳴き声はなぜだかひと味違って
声量豊かで高らかなのです。これって何だか不思議です。
ウグイスにしろアオジにしろ、清らかで綺麗で、見ま違えて(聞き違えて)しまいます。
こちらは、たぶんセンダイムシクイ。↓
(ムシクイは判別が難儀でいつも悩ましいです。下嘴が黄色いので
メボソムシクイではなくてセンダイムシクイだと思いますが。)
そして、こちらは??、コサメビタキでしょう。↓
オジロビタキに似ていますが、今頃こんな所にいるはずもないので
やはりコサメビタキでいいのだと思います。
アオジがいました。案外良い声で鳴きますよ。↓
早朝なので、まだ河童橋の辺りも静かでありましたね。↓
こちらは沢の清水の底のバイカモ。↓
このバイカモの揺れる沢のすぐ上流を
カワガラスが何度も往復しながら懸命に採餌しておりました。↓
陽が高くなるにつれ、団体の観光客がどっと増えてきましたので、
ちょっとはずれの岳沢下の散策路へ入りました。
ウグイスです。声量豊かね。↓
こちらはヒガラさんね。↓
そしてキセキレイです。↓
ゴジュウカラが2羽、木の幹を飛び跳ねておりました。↓
ウソを目の前に見ながら、カメラを構えるのに手間取って
撮り逃がしてしまいました。残念なことでしたね。
コマドリなど、もっと珍しい鳥さんに出会いたかったのですが、
なかなかそこは難しいところで、うまくいきませんでしたけど、
「鳥さんの囀り、やっぱりいいよね。」という散策であったのであります。