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福岡ハカセの本(「動的平衡」)を読んでいたら
こんな箇所がありました。
ミミズは人間の遠い遠い祖先。
消化器の管のようなもの。
この消化器の周りの神経が
ミミズの生命活動を支えている
脳のようなものである。
この原始性を人間も保持している。
そこで人間の消化器の周りの末梢神経は
リトルブレインとも呼ばれるのである。
「私たちは、もっぱら自分の思惟は脳にあり、
脳がすべてをコントロールし、
あらゆるリアルな感覚とバーチャルな幻想を
作り出しているように思っているけれど、
それは実証されたものではない。」
「消化管神経回路網は…脳と比べても全然リトルでないほど
大がかりなシステムなのだ。私たちはひょっとすると、
この管で考えているかもしれないのである。」
だから、
「人間は考える管である。」
とまあ、こういうことになるようです。
たぶん、初めて聞くお話ではないのですが、
消化器をあちこち寸断したなべさんとしては
「ふむふむ、なるほど!?」
とうなってしまいます。
すると何ですな。
胃を切って、残胃と小腸をつないで、
その周りの神経もたぶん寸断されたなべさんは、
リトルブレインを寸断されたというわけね。
単に、体調が一定せず、何やらいつもストレスを
抱えているような体調不良だけでなく、
どこか思考も乱されてるのでしょうか。
思考の底流みたいな所ね。
「そういえば…。」
と思い当たるところがあるような、
ないような。
意外と周りの人が
「このごろなべさん変ね。」
と思ってたりして…。どうでしょう?
(ちょっと、老化が早まっただけでないのかね。)
先日の主治医の話では、
「神経が寸断されて、腸のぜん動運動がうまく調節されないけど、
そのうち神経もまた再生されてコントロールされるようになるからね。」
と仰せでありました。
そのときは、
なべさんのリトルブレインも
きっと復活するのね!?
首都ベイルートから80キロ南に位置するここテイールはかつてフェニキア時代からローマ時代の地中海貿易の拠点的都市でした。その遺跡か町中に広がっています。私は2度目ですが他の5人は初めてのこともあり、まだ一日歩いただけですが、感動の声を連発しています。ただ惜しむらくは50年程前に「発掘?」されたために遺跡の細かいことは全く判らず、今見えているものから想像するだけです。
さらに戦争が影を落としており、パレスチナ難民キャンプが国内に点在し、その中でパレスチナ人達はなかなか難しい生活を余儀なくされているようです。
3月4日に帰国するまでわずかですが、しっかり遺跡を後世に伝えるための方策を考えて来たく思っています。
帰ったら夏の集会の準備をするつもりです。