散歩するなべさん

しょうがなくも所在なく散歩するなべさん。近頃野鳥に目覚めて鳥見お散歩の日々。病気もしたけど時には山歩きに物思い旅ね。

長崎へ行ってきました、とんぼ返りです

2017-01-21 22:56:32 | 旅行

(21日朝の自宅前、極楽寺山の雪 ↑ )

 


10日夜、母が「あぶない、今夜かもしれない。」と連絡があり、
  そのあと、「持ち直した。」と再度連絡がありました。
11日、長崎へ立ち、施設のホームを訪れると、元気そうに見えたものの、
  「時間の問題です。」と、医者の通告を受け、
  ホームでも「看取り介護」に入ることになりました。
13日からは寒波で、広島で数年ぶりの大雪でした。長崎も寒い日が続きました。
  母も車椅子に座ったりも出来、元気そうでいながらも、段々弱ってはいきました。
15日、スタッフの方が勤務外に小さいお子さん4人を連れてきて、
  お子さんたちは母と和やかに過ごしてくれました。普段から交流があるようです。
16日、「あぶないかなあ」と思いながらもいったん広島へ戻ることにしました。
  たぶんにとんぼ返りになるかもしれないと、覚悟の上でありましたが。
17日夜、「呼吸が荒くなった、あぶない。」と連絡を受け、電車もありませんから
  今度は車で広島から長崎へ向かう準備をしているうちに
  「呼吸が止まった。息を引き取った。」と、再度の連絡を受けました。


18日、お通夜。19日、告別式。


この3月で95歳になるところでした。
戦争が終わったときは現在北朝鮮の鉄原というところにいました。
着の身着のままソウルへ逃れ、それから釜山へたどり着き、
何日も貨物列車の中ですごした後、引き上げ船へ乗ることが出来たそうです。
23歳頃だったでしょうか。

以来、戦後の生活が苦労の連続だったのは、子ども達4人も充分承知のことであります。
それでも、母を好いてくれる多くの心ある人たちの支えで、
その、天然な率直さと人好きと、おじょうさんっぽい育ちの素質を失わずに来ました。
晩年は孫やひ孫を可愛がりつつ、慕われもして、その素質を発揮したようです。
最終の生活舞台であったホームのスタッフの方達も本当によくしてくれました。、
母の天然な素質を充分に引き出してくれ、仕事以上の好意もたくさん寄せてくれました。
感謝この上ないことです。

葬儀は、そういった好意ある人たちのしめやかにも賑わいのある集まりとなって、
私達家族は「ああ、母はこんなにもみんなに好かれていたのか。」と感激したのでした。


20日、道々時折りの雪やみぞれを突き抜けて夕方広島へ戻ってきました。
そして夜は雪が激しく降っていたようでありました。


しばらくは、また、長崎との往復が続くことになるようです。

(合掌)

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうです (なべさん)
2017-01-25 22:24:06
お悔やみありがとうございます。それにしても相変わらずお忙しそうですね。杖突きながらあちこちとよく頑張っています。もっとも引っ込んでしまったら老化も一挙に進むでしょうから、忙しくしておく方がよいのかもしれませんけど。ともあれご自愛下さいませ。
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そうでした (yaasan)
2017-01-25 05:17:19
久しぶりにブログを覗いたら訃報に接し、驚きました。私も鵜飼さんと同じ、40数年前にお伺いした時にお会いしたのでした。長崎へはもう一度行きたいな、と思っているのですが、なかなか重い腰が上がりません(外国へは直ぐに行くくせに (笑))。いつか、なべさんのお母さんの故郷・福江に行きたいなと思います。
95歳でしたか。天寿を全うされたのですね。 合掌

東宝相変わらずバタバタで昨日から、四日市―津―大宰府―京都と4日で移動の旅です。太宰府の帰りにヒロシマによる案も検討したのですが、翌日朝一が某私大での試験なので諦めました。ナベ夫妻が関西を去ってから、気が抜けたのか、忙しいからなのか、忘年会も新年会もまだしていません。
やっぱりナベ嫁がおらんといけませんね。(笑)
お悔やみなのに笑ってばかりの不謹慎なコメントお許し下さい。
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ありがとう (なべさん)
2017-01-24 21:25:38
そういえば、そういうこともありましたね。あの家もすでに解体してしまいましたが。葬儀のことも、何だかね、スルーしたまま鳥見の記事に入れないような感じでしたので記事にしてしまいましたが、お悔やみの言葉、ありがとうです。
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Unknown (鵜飼勤)
2017-01-24 18:38:32
ご実家にお邪魔したのは40数年前になりますか。その折には大変お世話になりました。こんなところを見に行ったらいいと、長崎の名所をいろいろと教えていただきました。
謹んでお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げます。
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