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ソース・ハムカツ丼弁当/ソース・カツ丼の思い出

2015年12月12日 | 田舎生活の衣食住
 2015年12月10日の朝6時半前に、突如として窓がステンドグラスのように、オレンジから紫へとグラデーションを拵えながらキラキラし始めました。
 窓を開けると、見事な朝焼けだったので、家の中から写真を撮ってみたところ、木の枝の間に鳥の巣がありますよね。冬の風情を感じたってだけ。




 なのに、ぽっちゃんが盛大に拗ねて、朝ご飯を食べませんでした。昼も見ていると食べない。何だかなあ。気難し屋さんだなあ。

 今回は大好きな甘辛汁のとろとろ卵丼ではなく、敢えてソース・ハムカツ丼にしました。ハムカツの方が安いから。











 レシピを調べたら、中濃ソース、醤油、砂糖、ミリン、酒、水で煮込むとありましたが、中濃ソースがないから、ウスターソースとケチャップで良いや。これだけの手間ならいつものカツ丼の方が良かったか…。いやいや、今回はソースなのだ。何故かって。それはキャベツがあったから(笑)。
 これだけなら電子レンジで出来ないか? 出来ました。ウスターソースとケチャップと砂糖を溶いて、裏表にコーティングして電子レンジで2分。良い感じになりました。
 ついでに、セロリの葉のかき揚げ(セロリの葉100%ってえのが、「大丈夫感」が募りますが…)も一緒にソースに漬けて電子レンジでチン。写真の黒っぽい丸い物体がセロリのかき揚げです(見た目は、モズクの天ぷらみたいだ)。
 ほかには絹揚げ(揚げ出しの滑らかな奴)とセロリの辛し餡かけです。練り辛しと大醤油で煮込んで、弁当用に水溶片栗粉で汁を固めました。
 卵焼きも作ったのですが、入り切らなかったので、細かく刻んで、レタスとピーマンとで酢マヨネーズで和えてサラダにしました。
 心配でしたが、形にはなった。それどころか、地味だけど「滅茶、旨々」でした。ソース・ハムカツが信じられないくらい「美味しかった」のさ。カツならもっと旨い筈。明日にでもまた直ぐに食べたい味。ケチャップ効果だと思います。完全に近日リピート。
 心配のセロリの葉のソース・かき揚げは、これまた予想よりも苦味もなく(揚げたからだな)食べ易くて、おつでした。ほのかにセロリ臭さがあるので、嫌いな人には向かないと思いますが、タマネギやニンジンとのかき揚げにしたらもっと美味しいと思います。葉っぱを捨てないで良かったー。
 絹揚げも、噛み締めると出汁がしみ出す感じで、餡の具合も丁度良く、これまた明日にでも食べたい。

 カツ丼といったら、甘辛出汁に飴色になったタマネギ、そして仕上げにとろとろの溶き卵ですよね。
 初めて長野県に行った際、カツ丼をご馳走になりました。それが丼の蓋を開けて「びっくり」。ご飯に上には、千切りキャベツ。そして更にその上にソースで煮染めたような茶色いカツが乗っていたのです。
 脳も身体も前記のカツ丼を所望して、身悶えしていた折り、その落胆振りは筆舌にし難く、本当は美味しかったのかもしれませんが、ちょっぴり残念な食事となったのでした。
 月日は過ぎて、数年の後、再び長野県でカツ丼を食べる機会があったのですが、数年前のカツ丼事件のことはすっかり忘れ去っていたので、再び蓋を開けた瞬間にプーンと鼻腔をくすぐるソースの香りに、「そうだった。忘れていた」と、記憶が蘇ったのでした。
 その時のソース・カツ丼の味は、ちょっぴり涙の味がしました(嘘だけど)。蓋を開けて見たところまでは覚えているのですが、その前後はどうしても思い出せません。
 調べてみたら発祥は群馬県だそうです。長野県は隣の県なので、群馬県から伝わったのでしょう。




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