内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

クリスマス・イヴの午後、シャルル・ド・ゴール空港に向かうTGVの中から

2018-12-24 15:48:28 | 雑感

 十五時一分ストラスブール駅発のTGV に先ほど乗り、今車中でこの記事を書いている。クリスマス・イブの午後に長距離の移動をしようとする人は少ないようで、一等車には数人しか乗っていない。もっとも、空港駅の手前に二つ停車駅があるからそこからの乗客もあることだろう。それにしても、ゆったりと快適な気分でストラスブールを出発できたのは嬉しい。時期・曜日・時間帯にもよるが、混雑期は、早めに乗車しないと荷物置き場がいっぱいでスーツケースを置く場所を見つけるのに苦労することさえある。
 今朝もいつものプールで泳いできた。東京滞在中もできるだけ泳ぎに行くつもりなので、まだ今日が今年の泳ぎ納めとはかぎらないが、今年は年間を通してコンスタントにプールに通うことができたことを幸いに思う。年間254回というのは、2009年にパリでプールに通い始めてから、「歴代二位」の記録。最高記録は2011年の265回。しかも、パリで暮らしていた頃は、毎回少なくとも2000メートルは泳いでいたから、1000メートルでさっさと切り上げる今とは違って、それだけ時間もかかったし、負荷も大きかった。今は、距離も時間も少なめ、とにかくコンスタントに泳ぎ続けることを目標としている。
 プールの後は、しばらく家を空けるときの「儀式」である家中の大掃除。年末かどうかは関係ない我が家のしきたりなのだが、やはり年の瀬、一年の汚れを落とすつもりで、家の隅々まで丁寧に拭き掃除する。こうしておくと、帰ってきたときにとても気持ちがよい。
 水道・ガスの元栓をすべて閉め、ガス暖房システムをオフにし、すべての鎧戸を下ろし、もう一度最終チェックをしてから家を後にする。
 ノエルの期間、市内路面電車は、ノエルのマルシェでごった返す中心街の二駅に停車しない。混雑と混乱を避ける安全対策の一つである。車窓から街の賑わいを眺めたが、先々週の乱射事件の影響であろう、昨年ほどの人出ではなさそうだ。といっても、2015年11月のパリでのテロの後ほど極端ではない。あのときは例年の半分以下の人出だった。ノエルのときくらい、たとえつかの間であったとしても、皆が幸せなひとときを過ごせるよう、心から願う。
 明日の記事から年末年始の半月間、東京からの記事発信になる。