朝に紅顔ありて夕べに白骨となる

●朝に紅顔ありて夕べに白骨となる


朝何時ものように出勤して、会社の駐車場でこと切れる。
まさに人生は、蓮如上人の御文さんのごとく去っていった甥の葬儀に
驚きと哀れみを抱いた参列して来た。
あまりにも早いあまりにも突然の旅立ちにこの御文さんが真っ先に頭に浮かんだ。
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それ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　　我やさき、人やさき、きょうともしらず、あすともしらず、おくれ
　さきだつ人は、もとのしずく、すえの露よりもしげしといえり。され
　ば朝には紅顔ありて夕べには白骨となれる身なり。

　　すでに無常の風きたりぬれば、すなわちふたつのまなこたちまちに
　とじ、ひとつのいきながくたえぬれば、紅顔むなしく変じて、桃李の
　よそおいをうしないぬるときは、六親眷属あつまりてなげきかなしめ
　ども、更にその甲斐あるべからず。

　　されば、人間のはかなき事は、老少不定のさかいなれば、たれの人
　もはやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏をふかくたのみまいら
　せて、念仏もうすべきものなり。あなかしこ、あなかしこ。
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仏さんは、今をときめく大会社の現役の身だから非常に沢山の方たちに見送られて
旅立っていたが、最近ひっそりと家族だけで送る家族葬や直葬というのが都会を中心に

広がっているようですね。

直葬は病院から直接火葬場へ運ばれ荼毘に付されるものらしい。
以前から身寄りのない人はこのような形があったらしいが、現在は家族も資産もある方

達でも選択しているようだ。
枕経ぐらいはあげて貰う場合があるようだが、葬式仏教と言われる仏教にとっては
好ましくない世相のようですね。
因みに火葬にするには死亡判定後12時間は出来ないそうですね。