近所のおばあさんが子牛の手入れをしていた。
子牛を競りに出すとのことで、良い値が付くようにと体を洗い、爪も磨いておめかしをしていた。
このあたりは繁殖農家で、半年ほど育てた後に肥育農家に渡って、2~3年かけて立派な飛騨牛になる。
いずれの飼育も年中無休の重労働なので、この仕事を引き継ぐ人が少なく、お年寄りだけが頑張っている。
私がここへ来てから、既に4軒の農家が高齢化などで飼育を止めてしまった。
残った3軒が頭数を減らしたりしながら、細々と続けている。
手塩にかけて育てた子牛との別れを惜しむように、手入れをしているおばあさんの表情は寂しげだ。
子牛との別れより、跡を継ぐ人がいない事の方が、こたえているのかもしれない。
子牛を競りに出すとのことで、良い値が付くようにと体を洗い、爪も磨いておめかしをしていた。
このあたりは繁殖農家で、半年ほど育てた後に肥育農家に渡って、2~3年かけて立派な飛騨牛になる。
いずれの飼育も年中無休の重労働なので、この仕事を引き継ぐ人が少なく、お年寄りだけが頑張っている。
私がここへ来てから、既に4軒の農家が高齢化などで飼育を止めてしまった。
残った3軒が頭数を減らしたりしながら、細々と続けている。

手塩にかけて育てた子牛との別れを惜しむように、手入れをしているおばあさんの表情は寂しげだ。
子牛との別れより、跡を継ぐ人がいない事の方が、こたえているのかもしれない。
