名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

おじいさんの稲刈り

2007年09月20日 | セカンドルーム
85歳になるおじいさんが、ひとりで稲刈りをしていたので、はさ干しを手伝った。
一昨年までは、おばあさんと二人でやっていたけど、介護の手を借りるようになってからはすべて一人でこなしている。
元気な頃のおばあさんは義理堅く、何か手伝ったりすると自家製の味噌や梅干をくれた。
昨日貰ったのに、今日会うと又くれたりするような事があって、しばらく経ったらおじいさんの手伝いも難しくなってしまった。
ひとりで黙々と農作業に励むおじいさんは、相棒がいなくなって寂しそうだ。

機械が使えない山里の稲作は手間が掛かるので、ひとりになると諦めて止めてしまう人が多い。
そんな廃田がすすきヶ原となって、秋風に揺れている姿がおばあさんと重なって切ない。
コメント (4)
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