
昨夜の雨が止んで、早朝から青空が広がっていた。

雨上がりの白川公園は空気が爽やかで気持ちが良い。

お天気に誘われて「稲沢あじさいまつり」へ行ってきた。


性海寺歴史公園・性海寺を中心に毎年開かれる恒例行事で、
6月16日までの日程で行われる。


園内には約90種1万株が植栽され、一帯は見頃を迎えていた。



性海寺は1200年前、弘法大師が開基し、境内には本堂をはじめ多宝搭、宝塔など、
貴重な文化財が多く残されている。


境内の一角にある墳墓は、古墳時代中頃の豪族の墓と推定されている。

性海寺を後に、同じ稲沢市の西のはずれにある祖父江善光寺へ向かった。

この寺は善光寺東海別院とも言われ、信州善光寺の本堂の三分の一の
大きさの大伽藍。

本殿前には、7年に一度の御開帳のシンボル「回向柱」が建っている。

回向柱に結ばれた紐は本堂に伸び、本尊阿弥陀如来の右手中指に
繋がっている。
回向柱に触れると阿弥陀如来と縁が結ばれると言われる。

最後に「極楽戒壇めぐり」を体験した。
本堂地下の暗黒の戒壇を巡り、たどり着いた先に極楽浄土が
燦然と輝いている。

極楽をこの世で拝めるのはありがたいが、金ぴかに輝く極楽より
燦燦と陽光が降り注ぐこの世の方が居心地が良さそう。