先月末に渓流釣りに行った帰りの山道で採集したシラキメタマフシの写真です。直径1.5cmほどの緑白色の球形で、虫えい(虫こぶ)の壁は厚く、中心部に小さな部屋があって1尾の幼虫が入っています。これがシラキメタマバエの幼虫でハリオタマバエの仲間に属しています。
この虫こぶを最初に見たのは伊香保森林公園、次は赤城山の不動の滝、そして今回の場所などで標高1000m近辺が多いような気がします。
成虫は5月下旬~6月に羽化脱出しますが、羽化後にどのような生活史を行うのかは不明です。以前この虫えい(虫こぶ)を6月中旬に採集して切断してみたところ肉厚の虫えい壁に脱出用の横穴が開いていて空っぽだったことがありました。今回の虫えい(虫こぶ)には蛹になったものが入っていましたので今頃は成虫になって脱出している頃でしょうね。
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