釈迦様が悟りを開いたのが菩提樹の下だったのでボダイジュはお寺によく植わっているのですが、本当は悟りを開いたのはクワ科のインドボダイジュなのだそうです。中国ではインドボダイジュが育たず葉の形が似ているボダイジュ(シナノキ科)を菩提樹として育てていたのだそうです。それが日本に渡来しボダイジュとしてお寺によく植えられているのだとか・・・ヘラを持った種子が特徴的ですね(↑)
この冬芽を撮影した木も我が家のお墓がある不動寺の庭に植わっていたものです。木肌は縦に割れるのでシナノキやオオバボダイジュ、ヘラノキと区別できます。
枝の先端にあるのは仮頂芽で側芽よりも多少大きい程度です。同じ仲間のシナノキやオオバボダイジュよりも若干だけ球形かな・・・
仮頂芽・側芽とも軟毛が生えた2枚の芽鱗に包まれます。芽鱗は内側の1枚が大きくなっています。
葉痕は半円形~三角形で3個の維管束痕が見られます。葉痕の上側の縁には小さな托葉痕も見られます。
何となく悟りをひらいたお坊様に見えてきますね!
(冬芽と葉痕:198種類目)
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