3月8日の読売新聞に「ペンギン目線の南極」という記事が掲載されている。
第52次南極観測隊が野生のペンギンにビデオカメラを取り付け、解氷の下の行動を記録することに
世界で初めて成功した。とある。
アデリーペンギンの繁殖地で昨年末から2月上旬にかけて調査。
一五羽のアデリーペンギンの背中に小型の映像記録装置を取り付け、うち10台からデータを得たとある。
群れになって一斉に氷上から海に潜る瞬間が映っており、生態解明の進展に期待!との記事であった。
良く見るとアデリーペンギンの背中に埋め込んであるように見える。けっこう大きいカメラ装置である。
ベルトで固定するでなく埋め込み式ということなら成体にかなりの負担。
氷の海底に潜水して魚を捕獲して生きるペンギンに支障はないのか。
15羽にとりつけて10羽からのデータとはどうゆうことか。5羽は死亡したのでないか。
世界で初めて成功といっても他の世界の観測隊は「動物虐待の顰蹙を恐れて実施に移さなかっただけ。」
でないのか。
評価の影に何があるのか。報道はそこまで掘り下げて伝える義務もある。