しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

空気が読めないと

2011年03月23日 | ニュース

小生が参画している地域イベント「早川掘り通りつつじ祭り」が中止となった。5月15日(日)が開催予定日だった。

東日本大震災で連日の被災者の窮状が報道されている。福島原発の放射能寡から逃れようと避難する人達。

未曾有の被害規模。

このような状況下で開催を行うことが可能かどうか実行委員会で協議があった。

 

実行委員の中で主に設営企画を中心的に行ってきた人な熱意は高く、なんとしても開催したい意向だった。

時期的にも開催の有無を決定する時期を先延ばしできないリミットもあった。

実行委員各人の意見を求めた。反対が過半数を上回った。実は予想外の結果だった。

規模を縮小して、募金もしないで、「お祭りと言う言葉は使わず」「地域イベント&交流の場」

「被災者にも楽しんでいただく場の提供を」いろいろと開催できる条件面での妥協点も探った。

 

結果は「モチベーションが下がった」「絶対に中止すべき」「被災者救済の活動に転稼する」「他のイベントも中止している」

等で半数以上が開催を中止する意向であった。実施できると読んでいた事務局にとっては意外な結果だったようだ。

予想以上に災害に対するお見舞いとイベント自粛の気持ちが委員の中で大きなウエイトを占めていたようだ。

決定を先延ばしできないために賛否を取って「中止がきまった」代わりにどんな活動がこれからできるのか。

課題だけ先送りできた。

 

多くの思いがそれぞれにある。一つの目的に向ってその思いが重なってこそ力となる。組織は力だ。

ばらばらな意見、思いが分かれると組織は機能しない。「中止」いたしかたない。

思いが重なる目的を探っていきたい。と次につながる閉会宣言があった。


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