しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

英雄「福島50」

2011年03月19日 | ニュース

オバマ大統領が17日の声明で「日本の作業員らの英雄的努力」を称える声明を出した。

地震発生後800人いた福島原発の作業員は750人が撤退。監視などのために残った作業員は50人だった。

「自発的に多大な危険を冒して残った作業員」と米ABCテレビは報道。「顔の見えない無名の作業員が50人残っている」とした。

最前線で危険な作業を担うのは、東京電力のほか、東電工業、東電環境エンジニアリング、東芝、日立、などの社員。その後、新潟県の柏崎刈羽原発かたの応援も加わり、交代しながら作業、送電線を引く電源確保の作業員も加わり、18日朝の段階で総勢約580人の体制となっている。現地対策本部は、原子炉の山側にある、免震重要棟での寝泊りとしている。東京の本社の緊急対策室とやりとりして指示を仰いで作業を進めている。原子力安全.保安院は別室だ。

福島原発の使用済み核燃料貯蔵プールには全体で4546本の核燃料集合体がある。4号機の燃料は738本の使用済み燃料のほか、まだ使用を終えていない燃料が548本保管されている。冷却装置が稼動しなければ、単純計算で4号機の貯蔵プールは1時間あたり約2度温度があがる。完全に干上がるまでに10日の計算だった。

このため放水が空中からと地上から行われた。放水車は「東京消防庁」の精鋭部隊が投入された。ハイパーレスキュー部隊139名と作業車両30台。放射能を測定できる特殊車両、40メートル級のはしご車なども含まれた。米軍の消防車1台、自衛隊の5台も加わり体制は強化されている。被爆の危険な中、交代をきっちり行いながら英雄的な任務を全うしていただきたい。


ブログランキング

人気ブログランキングへ