東日本大震災の被害の全貌がいまだ明らかとなっていない制約の中、エコノミストからは、地震による被害総額は阪神淡路大震災の10兆円規模を上回るとの試算が出ている。政府もこの金額に見合う財政出動を念頭において対策を進めているようだ。
財政再建は遠のくが致し方ない。資金が枯渇すれば金利も上昇し株価も低落の一途だ。加えて、東京電力が14日から実施に踏み切った「計画停電」による経済損失は年間GDPを1%押し下げるという試算まで出てきた。本日16日からは東北電力も18日までの3日間の計画停電を実施する。恐らく18日以降も調整後継続される予測である。
東京電力の管轄は一都8県(東京都,茨城県,栃木県,群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、静岡県の一部)と広大だ。
全国のGDPの40%を占めるエリアである。3時間停電を4月末まで続けた場合のGDP損失は5.4兆円としている。
東北電力のGDP損失予測は出ていないが年間GDPを更に押し下げる要因であることは間違いない。
小生の家でも「避難袋」を開封した。懐中電灯、ラジオ、乾パン、断熱シート、ロープ、収納バケツ、収納コップセット、携帯電話充電器,等々の器具を点検した。
小生の拙宅はオール電化住宅です。ガスがない。電気が来ないと暖房が止まる。エリア確認をして電気の絶える時間帯の暖房対策をしなければならない。石油ストーブ(電気を使わない)を1台使用することにした。昨晩スタンドに子どもが出向くと長蛇の列だった由。
やっとポリタンク2つの灯油を確保できました。計画停電の間一部屋に集まり1台の石油ストーブに依存するつもりです。
久々にラジオを聴いて被災者のご苦労の一端を共有したい。