●100円であった、と記載されている。とまあ、酒見賢一氏の『後宮小説』の冒頭文風に書き始めたが、「100円」というのはショックである。
●迷わず、購入。
●迷うとしたら購入後、プリンターを持っていない家庭(我が家のことだ、我が家の)の場合、コンビニでの印刷で表紙をカラーにすべきかで迷うくらいであろう。
●第3回厚川昌男賞受賞クリエイターである谷英樹氏(検索すればわかるから本名を表記しても良いですよね)の作品で100円はありえない。
●とまあ、100円に拘るのは置いといてである。
●必要なものはデック一組(枚数がそろっていなくてもかまわない)、とダイスが二個である。これは観客に空想上のダイスを二うというパターンは厳禁である。二個用意しような。
●解説書としては、観客のコントロールのための注意点まで書いてあって親切。実践的である。
●使われている技法はヘタレな私でもできる程度の易しいもの。
●しかし、この技法と賢い手順(2段目がある)によって数理マジック感=なるようになる感が激減している。
というか、ない。
●このような二段構えでくるとマニアでも追えないのでは。
というか、追う見方はやめような。野暮だ。自戒、自戒。
●個人的には実演でも映像を見ずに、解説書を見ながらされるのが、良いと愚考する。不思議であるよ、不思議で。
●<備考>のオープニングについてにあるようなことを実際にやると効果は高いだろう。そこまで配慮してあって、100円かあ。
また、話題はそこ(100円)に戻るということになってしまう。専門用語でいう「まそも(またそこに戻るのの略)」である。
100円で200円の価値はあると本人は謙遜されているが、下手なマジックDVDやら本を買うよりこれを買うべきである。
追記
<あとがき>必読。
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