ロサンゼルス弾丸視察、二日目朝は定番のダウンタウンを目指す。むこうのビル街がそこ ロサンゼルスは1871年にできたエル・プエブロ・デ・ヌエストラ・セニョーラ・ラ・レイナ・デ・ロス・アンヘロス村(日本語にするなら「天使たちの女王・我々の聖母の村」とでもなりましょう)が起源となっている。あのビル街の近くオリベラ街にその名前が書かれた十字架がある⇒スペイン人たちがやってきた時、最初につくるのは教会。今もその流れをくむ教会がある⇒ ここにヨーロッパの旧市街のような場所はない。今は観光客が集まるお土産とメキシコ料理の軽食がならぶ。そこで朝食にした マチャカ・ブリトー⇒ となりに「ロサンゼルスでいちばん古い家」がある※ここについてはまた別に書きます。
最近出来たという騎馬像誰だか分からなかったが、あとでしらべて理解した。開拓時代のなんかじゃ、まったくありませんでした⇒こちらからお読みください。
**そのままユニオン・ステーションの駅へあるいてゆく。1939年に建設されたもの 飛行機ではなく列車が主要な長距離移動の手段だった時の雰囲気が感じられる。
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丘を上がったところにあるディズニー・コンサート・ホール。スペイン北部ビルバオの街にある有名グッゲンハイム美術館と同じく、建築家フランク・ゲイリーの設計。なるほどぉ↓
6月の《手造の旅》でご一緒するドライバー・ガイドさんと共に⇒
**ダウンタウンの端にあるリトル東京へも久しぶりに行ってみた。二十年ぐらいまでのLA観光では定番の訪問地でDFS(デューティ・フリー・ショッパーズ)やいろんなお土産屋が並んでいた場所。一時期治安が悪くなって、観光客がいかなくなり寂れたときいていたのだが・・・「今はぜんぜんそんなことないですよ。むしろ地元の人たちが好んで出かけていくおしゃれな場所になっています」との事。
・・・やぐらはそのままだが、歩行者エリアにはいってゆくと、アメリカ人の好みそうな日本的食堂がならび、以前の「おみやげ物街」の雰囲気はまったくなくなっている。DFSももうないのだそうだ。 いちばんびっくりしたのは、このアーケードができていたこと→そうか、こういう場所の存在が大きいのですね。いわゆるアキハバラ的オタクショップが何軒もはいっているちょうど開店時間で、アメリカ人たちが何人も待っていた。
すぐ近くにある「日系人博物館」は、日本人なら訪れておく価値がある。いつでも、日系人の方が待機していて求めれば説明してくださる。太平洋戦争中の収容所の事がいちばん大きくとりあげられている。ここは、過ぎ去った過去の説明をしているのではない。今も続いている日系人をつなぐ場所として活動している。そのことを知らしめてくれる場所もある→こちらに書きました。
←日系人博物館
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LAには、きのう訪れたゲティ・センターのほかにもいくつも見るべき美術館がある。お勧めいただいたけれど、中まで見学する時間がなかった美術館、庭だけ→
★サイモン・ノートン美術館は、ずいぶんまえに一度だけ入ったことがあったが、今回やっとその真価を理解できた。道路に面して「考える人」の、オリジナルブロンズの一体がある→ ロダン作品はほかにも「洗礼者ヨハネ」や「カレーの市民」「バルザック」といった、超有名作が入り口に並べられている。その展示環境は、作品が生きるようにしっかり考えられている。小さくとも散歩したくなる庭園にも、そのセンスが生かされている
館内一階の所蔵品は19世紀フランスモノが多い。ドガの踊り子のブロンズ像もオルセーにあるのと同じものがあった 一点だけをあげるのは難しいが、やはりゴッホの「プロバンスの百姓」は見ておく価値がある 地下にはアジアの遺跡からの石造がたっぷり→
ううん・・・六月はゲティ・センターよりもここをお見せしようか知らん。