日本のラジオ体操に影響を与えたデンマーク体操。それを継承する総本山がこのオレロップ。エキジビションの準備体操をする姿を見て、ほんとに似ていると感じた↓
***今日は年に一度の同窓会、1920年創立だから様々な年代の同窓生が集まる。
我々を迎えてくれたステファンさんは現役教師最古参組。「おひさしぶりです」と、多くの卒業生が挨拶にやってくる。カフェテリアの昼食には子供たちもたくさん。卒業生が家族とやってきている。和やかな晴れた土曜日↓
★国旗の入場からはじまり、全員が起立。客席の年長組も、多くはかつて演じる側の一人だったのか↓
オレロップ体操アカデミーは、デンマーク国民学校のひとつとして1920年に創立。国を代表する体操教育機関である。
びっくりするような演技が次々に披露されるが、競技体操ではない。個々人の能力に合った発表がされている↓
第一部、卒業生の発表が終わり、我々はかつての校長執務室で休憩。今日は天気が良いからデンマーク人は屋外の太陽の下を好む。日本人は屋内を好む。★この執務室の初代の主、創立者のニルス・ブックの肖像画がかけてある↓
彼は学校の敷地内に住んでいたから、人生すべてを捧げていたと言っていいだろう。明るい部屋には、ここにもクリントのデザインしたライトが吊り下げられている↓
過去を記憶する品々も展示されている↓これは?指揮棒ですね。ムチじゃありません(笑)
たくさんの蔵書の中に、つながりの深い日本のものもあった↓
ここでニルス・ブックと出会った小原國芳の言葉が、一冊の本に寄せられているのを見つけた。昭和五年に日本に招聘した想いがつづられている↓体操だけでなくスキーの教育・普及にも尽力されていた↓
ニルス・ブック、小原國芳、二人の想いは確実に現代にも継がれている。
※玉川学園のホームページに、二人のつながりを解説したページがあります
校内には創立当時からの場所も多く残っている。この、今となっては少し小さめの体育館↓
どこかブダペストの温泉を思い出させる温水プール↓時代を感じさせるデザインです↓
留学していた二十代のTさんは、このプールで10キロメートル遠泳を完遂したのだそうな。
現在の校長先生があいさつに来てくださった。記念の額をプレゼント学校の運営にはお金がかかる。それを捻出する手腕が求められる立場。彼の代になって、企業からのサポートも増えたのだそうな。庭にたつモニュメントもその代わりに設置されたとか⇒
大きな、現在の体育館にはすばらしい最新設備が用意されている。トランポリンで遊ぶ子供を前に、かつての卒業生だろうお母さんは、昔を思い出してついつい演技?↓
****第二部、エリートチームのモダンダンス↓演劇的・美術的要素が強いのもデンマーク体操の魅力↓
最後は屋外プールで高飛び込みの、ちょっとしたショー。ほんとに晴れてよかった↓