5/24からのデンマークへの旅に熊本からご参加の方があり、説明に参上。直前に、アメリカ在住だった方が熊本に戻られているのを知って、天の配剤を感謝して訪問。さらに、2018年に予定している熊本から鹿児島への《手造の旅》の準備もすべく、天草へ向かった。
今回の一泊二日に同行してくださる熊本出身のTさん、ご出身が偶然にも天草。まったく予期していなかった出会いもいただけた。
国内添乗をみっちりやっていた1986年からの一年半に、このあたりを何度も訪れている。この海岸線から雲仙へのフェリーに乗り遅れたハプニングも鮮明に思い出した。しかし、当時はその地域の歴史や文化にたいして興味を持っていなかった。バスガイドさんはきっと面白い話をたくさんしてくださっていただろうに、ほとんど覚えていない。覚える気がなかった。三十年してから実にもったいない事をしていたと思う。
今日は、そんな後悔のないように、なんでもしっかり観察していこう。
この山、右側のところが段々になっているのはなぜ?↓
「天草陶土」とよばれる磁器の生成に必要なカオリンなどの石は、今でも採掘されている。※全国の八割と書かれたサイトもあった 陶土は下天草が中心だそうだが、この上天草でも上質の砥石をはじめ、石の採掘はまだまだ行われているようだった。写真に見える緑に覆われた段々は、18世紀ごろから続けられている採掘の跡だと思って間違いないだろう。
↓天草五橋が開通したのは1966年。半世紀を経て老朽化。そばに新しい橋の建設が進められている↓
この橋を使う高速路線が開通すると、今の道路沿いの村々は静かになるだろう。商売への影響を懸念する人もあるだろう。
「天草四郎記念館」の印象的な建物↓※上天草市の案内サイトから
「天空の船」というホテルがあるときき、電話して訪問。もともと展望台だった場所につくられただけある↓
レストランは、あの「七つ星」のお客様が昼食に来られるのだそうな↓
部屋数が少ないのでパッケージツアーで使うのは難しいけれど、《手造の旅》ならば是非泊まってみたい。早めの予約が必須でしょうね。来年の事とはいえ、今年秋には予約していかなくては
Tさんは、ひなびた漁村の路地に車を乗り入れる。なんと、生まれ故郷なのだそうだ。今でもお兄さん夫婦が暮らしておられるとのことで、突然訪問(^.^)びっくりしながらも歓待してくださいました
さらに、別のお兄さんがやっておられるお店へも…
地元の方々をこうしてご紹介くださることで、来年の《手造の旅》は、一般ツアーとは一味ちがうものになります。
熊本市内へ戻る途中↓対岸には雲仙岳↓浅瀬では海苔の養殖や潮干狩り?の様子…?いや、もしかすると「まじゃく」を捕っていたのかもしれませぬ↓それって?
シャコではなく、ヤドカリみたいなやつなんだそうです。筆をつかって捕る話、ネット検索でやっと理解した※こちらが分かりやすかったです
「赤酒」というのもはじめて知った↓
かなり甘い。正月にはお屠蘇に使うのだそうな。当地では伝統的なのはこの酒で、透明な酒を「白酒」と呼ぶ。なるほど※こちらに酒造会社の解説がありました