旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

オーデンセに到着の午後

2017-05-26 20:26:00 | デンマーク

オーフスを出たリムジンは海峡の橋をすいすいと渡り 一時間半ほどでオーデンセの町に入った。

オーフスはアンデルセンの故郷。家の壁に描かれた、お気に入りのシルクハットをかぶった横顔が迎えてくれた↓

宿泊は町の中心のここ↓アンデルセンの生家からもすぐ。入口でアンデルセンが座ってます(^.^)

自然光の入るあかるいロビー↓昼間は「無料のアイス」の入ったBOXがおいてあるんです(^.^)↓

このホテルはすべてアンデルセンのお話がテーマになっている。ホテルの廊下によって、ちがったお話の絵がかけられている。これは、「大きなクラウスと小さなクラウス」↓

これは「火打ち箱」↓に出てくる、銀の箱の上に座っている「目が水車ほどもある犬」ですね(^.^)↓

これらの絵のおかげで、似たようなホテルの廊下を迷わずに部屋に戻れた(^.^)

今回の旅のきっかけをつくってくださったTさんの友人オーネさんがご挨拶に来てくださった。日本から持ってきた富士山の写真をさしあげる⇒オーネさんは、明後日の朝にオーデンセの町を案内してくださることになっている。地元出迎えてくださる方があるのは嬉しいことですね。

陽が長いこの時期、夕食かねてオーデンセの古い街を散歩した↓今日オーフスで訪れた「デンマークの明治村」にあってもおかしくない古くて美しい低い屋根の家が夕陽に照らされている↓

あ、ここにもアンデルセン↓

彼はひょろっと背は高かったが、長い鼻の自分の顔にずっとコンプレックスを持ち続けていた↑

 マンホールのふたまでアンデルセン⇒

明日の夜にデンマークの友人たちとの会食に予約したレストラン↓なんと17世紀からなのだ↓

ガイドブックに載っていなくても↓ちょっと見てみたい博物館はある↓

オーデンセという町の名前は、北欧神話の神「オーデン」からきている。町の紋章↓

夕食に選んでくださったのは、「ナイト・ウォッチャー」がベースにしていた昔ながらのパブレストラン↓

メニューにあった「ナイト・ウォッチャーズ・シチュー」がこれ↓塩味はつよいけれど、美味↓

アスパラもあったので注文。野生のものらしく、こぶりです↓

明日も良いお天気だそうです(^.^)

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オーフスの「デン・ガムレ・ビュー」~ デンマークの「明治村」

2017-05-26 14:56:09 | デンマーク

●デン・ガムレ・ビューは、いわばデンマークの「明治村」だ。実際には明治よりも古い二百五十年以上前の建物も多数移築されている。今日は休日で、地元の家族連れも多い。オーフスの昔からの観光地である↓

当時の服装で当時の仕事の様子を再現しているスタッフも、今日はたくさん見られる。時折、馬車がやってくる↓

絵画の中にでてきそうな彼女は使用人↓昔ながらの黒パンに何か塗っております↓

塗っていたのはラルド。つまり豚の脂。バターよりもこういうものの方が一般的だったのか。けっこうおいしいです↓

「オーデンセでアンデルセンの住んでいた家の前にあった家です」なんてのもあった。「アンデルセンが子供のころ、この家に住むおばあちゃんのところへあそびにいっていた」という説明もあったが、どこまでホントかはわからない。アンデルセンは自分の出自についてはほとんど語りたがらない人だったから。18世紀末からの建物であります。

↓ここは薬屋。正面壁真ん中の壁にかけられた毒薬の箱には骸骨が乗っている↓

看板も当時のスタイル。おや?これって何を売っているの?↓

ぐるぐる巻かれているように見えるのは、この入れ物か↓ウィンドウに飾られている

でも、これを見てもまだ何を売っているのかわからない。下の写真のモノをみてやっと分かった↓

「葉巻屋さん」ですね↑

店先に棺桶がおかれていてぎょっとする↓

ここは家具屋さん↑当時は指物師が葬儀屋も兼ねていたのだそうだ↑

デンマークは平たい国土で、北西部は特に風が強い。古いタイプの「箱型風車」が一基移築されている↓

それほど広くない園内(三十分もあればさっと一周できる)だが、川もながれている↓

 パン屋さんでは、現代の甘いパンがたくさん↓
 
****
一年ほど前に出来た19世紀ごろを再現したエリアでは、オーフスの歴史を展示した博物館セクションがある。ここ、オーフスの歴史が俯瞰で来てたいへんよくできている。
エレベーターで地下に降り、ドアが開くとバイキング時代の町が再現してある↓ここからスタート↓
大聖堂が、教会がどれだけ町で目立つ建物だったのか↓
 
★ドイツ占領時代のデンマークについてもひとつのコーナーになっている。デンマークは常に南のドイツ勢力と対立してきた。ドイツから地続きのユトランド半島では、ナチス・ドイツに占領された時代には15歳以上の市民すべてに特別のIDカードが発給された。仕事も調査され、ドイツに敵対的でないことをチェックされていたのである↓
 
戦時の灯火管制も行われ、「わざと暗い電球」まであった↓
モノも不足し、配給切符が配られた↓
ただ古いきれいな街並みを見せるだけでなく、こういう歴史的な展示もしっかりされている場所なのである↑
***
お昼ご飯、園内でかんたんに。オープンサンドにて↓
 
***庭園セクションには、養蜂所もあります↓
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オーフス~アイスベルグを見てからAROS現代美術館へ

2017-05-26 13:58:07 | デンマーク

デンマーク第二の街オーフスを観光する日本のグループは少ない。だから、「定番」はないので、小松なりの切り口で見学ルートを考えた。結果、いちばん見てもらいたかったのが、この「アイスベルグ」↓

旧市街から少し離れた、かつての港湾地区にある。地区の入口

近年再開発でたくさんのマンションが建設されている、そのひとつ。見えてきました↓

※こちらで訪問時の写真をブログでご覧いただけます

 ★アロス現代美術館 2004年に開館したこちらもぜひ見ていただきたかった。おもしろい虹色のリングが乗っている↓

入口をのぼって

中になにかおもしろいオブジェが見える↓

こ・これは?↓

すごい迫力・・・この作品はつい昨年からここに登場したものだった※こちらに制作の模様などがのっております。

 

衝撃的なのは、この巨大なBOY↓

★こちらからyoutube動画ごらんいただけます

 

いちばんうえまでのぼって、さっき見えていた虹色のリングへむかう↓

ううむ、目がおかしくなってくる・・・小松は普通の色で見る方がよいので、すぐに出た↓

もしかしたら、このレインボーは、普通の風景が充分素晴らしいことを逆説的に理解させるための展示なのかしらん?

****

マルガレーテ女王がサポートしているので胸像がある

いわゆるフツーの美術館の様な展示もあるのだが↓

前出のようなモノを見せられてしまうと、印象はそちらへ傾いてしまうのであります。

フツーの展示のなかで、小松の目を惹いたのは下記の額縁群↓

それぞれの中に入れられているのは、ホームレスが人々に物乞いするのに持っていたメッセージボードの切れ端。

「私は自分を変えたい。変えるための準備ができています。どうか、はじめるために助けてください」という文字があった。

アートを「表現」だと定義するのならば、このメッセージボードは、ぎりぎりの状態に追い込まれた人間の心からの表現だ。

 ****

こちらはロイヤルコペンハーゲンの伝統的シリーズ「フローラ・ダニカ」の元になった同名の植物図鑑↓

ほんとに幅広く、なんでも展示している美術館であります。

カフェでひとやすみ

午後はオーデンセに向かいます・・・

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