ローヌ川沿いにあるヴィエンヌはリヨンと同じく古代ローマ時代の重要都市だった↓
事前に調べてその存在は知っていても、旧市街の広場に立ち続けている古代神殿が不意に現れると、歴史そのものに出会ってしまったかのような衝撃を感じる↓
かつて南仏のニームで見たメゾン・カレと同じ雰囲気がある↓
※↓2009年に訪れたニーム、メゾン・カレは半分が修復を終えて真っ白だったっけ↓
これら二つの神殿が建てられたのはともに紀元前一世紀。カエサルからアウグストゥスの時期にあたる。
アウグストゥスと皇后リヴィア名前が冠されていた古代の神殿はこんなだったと想像されている↓
そう思ってみれば、周囲の建物の痕跡がところどころに見られた。
神殿の建物だけが現代まで残されたのはなぜか?
それは教会として1840年まで使われていたから↓こんなふうに
ローマの遺構は街を歩くとあちこちで出会う↓
次回は詳しい地元ガイドさんと共に二三時間は歩いてみたい(^.^)
紀元前一世紀、ローマ支配の元でヴィエンヌは急速に拡大してローヌ川の向こう側にも市街がひろがり、石橋によってつながれていた。※その橋は1651年まで存在していたのだそうだ
↓ローマ時代と現代を重ね合わせた地図↓
少し上の斜面を利用して扇型のテアトロがある。今でもそれは見られる。
今回は先に行った修道院で時間を使ってしまったので、またの機会にて(いつ?)
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ヴィエンヌには十三世紀ゴシック様式の巨大な聖モーリス大聖堂もある↓
中世には古代より衰退していたヴィエンヌだが、この大聖堂をよりどころに最大六千人ほどの住民がいたと考えられている