旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

マウント・クック遊覧飛行でテカポからグレンタナーへ、飛行機から雪崩に遭遇

2023-12-02 07:14:48 | ニュージーランド
テカポ湖畔、10時発のマウント・クック遊覧飛行。
※こちらにyoutube動画をUPしました。マウント・クックの尾根を越えるとNZ西岸が見え、フランツ・ジョセフ氷河のクレバスの上を飛びました。
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↑テカポ湖畔のホテルから車で十分もかからない小さな空港↑

↑「ここらあたり上空まで飛びます」↑マウント・クックはニュージーランド南島を背骨のように縦断するサザン・アルプスの最高峰↑西海岸までの方が断然近い位置にある↑

簡単なインストラクションを終えると↑すぐに飛行機のそばへ移動し、乗り込んだ。

パイロットも含めて8人乗りなので↑小松は副操縦士席でこんな三点シートベルト↑

↑目の前の操縦桿にはさわらないこと(笑)

今日は風も穏やかで最高のコンディション。

離陸するとあっという間に世界が立体3Dに広がった

↑テカポ湖からまっすぐな水路がひかれている↑1970年代の水力発電プロジェクトで3つの湖を結び8つのダムを建設した↑
↑前出の地図を指さしている写真でも湖が並んでいるのがわかる↑

テカポ湖のエメラルドグリーンは格別↑人造湖ではないが水路工事の際にダムも建設されたのでその影響もあるかも。


水は氷河から流れ出していることが視覚でよくわかる

15分ほどで、もうサザン・アルプスの上を飛んでいる


マウントクックは標高3700mちょっと、富士山と同じぐらいなのだが独立峰ではないので、周囲の山並みと同じようにみえてしまう。

隣のパイロット席からマシューさんが突然「Avalanch!…日本語でどういうの?」と訊いてきた。
「『なだれ』だよ」というと、「『なだれ』ですね、これほんとにめずらしいコト」とアナウンス。
左後方、マウントクック頂上すぐ下で大きな雪煙がゆっくり斜面を落ちてゆくのが見えた。
※こちらに動画を載せています


深い谷に↑灰色のモレーン(氷河が削った砂)に埋もれた氷河↑
こんな風に埋もれている方がよい。
陽ざしがあたる氷河は溶けて縮み、その先端の氷河湖がどんどん大きくなっている。

↑NZ西海岸が見えた↑ミルフォードサウンドをはじめとして雨が多いのが西海岸。
サザン・アルプスが西からの雲を遮るから。

今回の旅の行程を考えるとき、西海岸の有名観光地ミルフォードサウンドはあえてはずした。
一般的な日本のNZツアーに入っているし、雨がとても多い場所だから。
西海岸から氷河を観光に行くルートも考えたが、かなり歩かなくてはならないので断念。
代わりに空から見ることができて幸運(^^)/


飛行機は旋回して東に戻る↑冒頭写真※右側のより白い湖はオハウ湖のようだ。
左側に見えているエメラルドグリーンが、我々の降りるグレンタナー飛行場があるプカキ湖。

本来は飛び立ったテカポ湖の飛行場に戻るのだが、今回は我々七名全員がグレンタナー飛行場を希望しているので降ろしてもらうことが可能になった。

45分ほどのフライトだがマウントクック、サザン・アルプスを堪能できた。

↑前方にグレンタナー飛行場の短い滑走路が見えてくる。高度を下げるといっきに2D世界に戻った気分。
無事着陸
マシューさんと記念写真(^^)/日本的にお辞儀をして見送ってくださいました

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グレンタナー飛行場で降りたのは、マウントクックヴィレッジまで近いから。
テカポから出発するより一時間以上短縮できた。
まだ、午前11時半。
コメント
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