家にある古いベータ(β)版ビデオテープの整理のために、中古のベータ・ビデオ・デッキ動作品を調達しました。
出来るだけ発売開始年の新しいものをと思い、ソニー製品で最終モデルのひとつ前の1990年発売開始の物を入手しました。
下段が、この度調達したベータ・ビデオ・デッキです。
上段は、デジタル化するためのDVDレコーダーです。外部入力を使ってデジタル化します。
今のデジタル時代に育った年代の人には、「ビデオテープって何?」「ベータって何?」って感じでしょうね。
一方で、ビデオデッキをご存じの方は、VHSとベータ戦争があった事をよーくご存じでしょう。
VHS陣営はビクター、松下、一方β(ベータ)陣営はソニー、三洋ですね。しかし、後にソニーもVHSを販売し、VHSに統一されました。
何故ソニーは負けた?のでしょう。ソニーは技術力で優っていても、ユーザーフレンドリーの仕様じゃないですね。どちらかと言うとマニア向け。
しかし、一度でもソニー製品を使うと、それにハマってしまいます。オーディオもそのひとつ。
1970、80年代のオーディオ全盛期のソニーの製品なんか凄い技術と物量の投入です。使い勝手よりも基本性能重視です。ESシリーズはその代表作です。ソニー信者も多かった事でしょう。
横道に逸れましたが、私が長年保管していたベータ版でも貴重なテープが見つかりました。
「We are the world」 これは当時レンタル落ちを買った様です。
当時、6,800円だったのですね。高価です。
この映像は何回見ても感動しますね。参加者が豪華で、これだけの人が一堂に会し一曲を歌い上げた事は後にも先にも有りません。
豪華なメンバーの心を込めた精一杯の歌声は鳥肌ものです。永遠の名曲です。
今ではDVD+CDでお安く買えるようですね。
何故か、音声のみのFM放送を録音したものも見つかりました。当時、カセットテープよりも音が良くて、長時間録音が出来るという事で使っていたのでしょう。確かに、音が良い。これはカセットテープよりもテープの幅が広いのと相対速度が圧倒的に速いのでより多くの情報が記録できたからだと思う。
それにしても、VHS、ベータ共、再生時のメカ(モーター)の動作音が凄く大きい。SNの良い今のデジタルの時代では煩く感じる。とても静寂の中から音が浮かび上がってくる感じはしないです。当時は気にならなかったのでしょうかね。今の時代ならとても受け入れられないでしょう。
ともかく、保管していたテープのなかで永久保存したい映像は、デジタル化していきます。