DaleのRN55Dでも良いのだが、暫く聴きこんでいくと、どうもすっきりしない。
そこで、昨日、都内に出かける機会があったので、秋葉の海神無線に寄って、抵抗1Ωx2本を2種類購入した。
ひとつはDaleのNS-2B(RS-2Bの無誘導タイプ)、もうひとつはVichay VSR(高級と言われる抵抗@1,000円)。
店員さんに、他にも1Ωで音の良さそうな抵抗は無いですか?と聞いて見たが、VSRより良いものは無いと言われた。そうだろうなと思う。聞くほど野暮だったかな。
実は、さらに上のクラスで同じくVishayのVAR、Z201というのがあるが、1Ωは無し。
何回も交換するのは大変なので、いきなりVSRを使って見ることにした。
これを使ったら、他の抵抗を使いたくなくなり、全交換に嵌まる禁断の抵抗だそうだ。。。。値段が高いだけに大変な事になる。 なにせ抵抗が1本1,000円ですよ。NS-2Bの倍以上ですね。
これがVSR。(オモテとウラ) 許容差は0.5%
そのまま基板に付けるにはピッチが合わないので、軽くフォーミングした。
そして、いざ実装。交換後の様子。
こ、これは、、! 音が出た瞬間に、違いがわかった。これは素晴しい!。
今までも色々と抵抗交換は行ってきたが、VSRを使うのは今回が初めてだが、抵抗1本の交換でこれだけの音質改善を経験できたのも初めてである。
音質改善効果は絶大である。目の前の靄が晴れた感じで、なんともクリアーで、素直な音である。どこから音が出ているのだろうという感覚もしたりする。奥行き感、スケール感が今までとは違う。値段が高いのでフラシボーも多少はあるかも知れないが、今までとは次元が違う。
音がクリアーになったからか、ボリュームが同じ位置でも音が大きく感じる。バックの小さい音もハッキリと聴き取れる。
今回は信号ラインに直接、そして出力最終段に入っている抵抗なので、その影響も大きいかもしれないが、それにしても、流石Vishay VSRって感じである。
いったいどの様に抵抗を作っているのだろう?どこで差が出ているのだろう?材料(無誘導金属箔)?作り方?エンジニアとしては興味が湧いてくる。
ほかの抵抗もVSRに換えたくなって来たぞ。どんどん嵌まっていきそうだ。
今日は、ついでに、このヘッドフォンアンプの回路図展開もしたが、この回路は入力段はOpAmpを使い(今はMUSES8920を使用)、出力段はSEPPだった。
抵抗交換をしたら、効果がありそうな箇所はいくらでもありそう。久々に嵌まってしまいそうで怖い。
そして、NS-2Bの出番はいつ来るのだろう、、、、?