僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

肉塊ウノ(虎ノ門)

2022年03月15日 | いろいろいただく

ローストビーフプレートを
ビーフ増しで頂く。

なんとビックリ
ランチはこちらのプレート一本勝負。
しかも米なんてついてこない。
本当に肉のみ。

分厚いビーフを切っては口に運び
切っては口に運び
の作業にしばし没頭する。
甘味の肉でうまい。
さらにスープも甘味があって大層うまい。
このスープだけでお金の取れるレベル。
さらにさらに
ビーフの下に埋もれた
(埋めるだけのビーフの量にまずビックリだけど)
チキンが素晴らしくうまい。

うまい焼き鳥屋の1串に匹敵する。
卓上の塩と胡椒のみで味付けしながら
文字通りお腹だけで満腹になる幸せ。

13階段(高野和明)

2022年03月13日 | よむ

設定から流れから
懐かしさすら感じる作りの
2000年代初頭のミステリー。
東野圭吾といい宮部みゆきといい
あぁこういうの流行ったなぁ!
というのが率直な感想。
突飛な設定を最初にドンッ!
と卓上に置いて
あとは手品のように
意外性のある事実をチラつかせ
上手にミスリードさせておいて
こんなんどうでしょ!
とばかりに種明かし。
冷静に読み直すと
そんな杜撰な証拠でそうはならないでしょ!
といいたくなるものばかりなんだけど、
いや懐かしや懐かしや。

鬼金棒(神田)

2022年03月12日 | 麺をいただく

辛さマシシビマシを頂く。
トップに載る山椒の神々しさよ...。

確かに辛い。
そしてしびれるぅ!
けどまぁそれだけってかんじで
生卵でも入ってると美味しそうだけど。
いかつめのパッケージとくらべて
量はあまり多くない。
女子でも安心。

あ、角煮サイズのよく炙られたチャーシューはうまい!
八角が奥まできいているので
好みは分かれそうだが。
しかしなかなかの行列ぷり。


鳥酎(虎ノ門)

2022年03月10日 | 揚げものをいただく
やってきましたサラリーマン天国、西新橋。
鶏唐揚定食を頂く。
ご飯大盛無料は脊髄反射で頂くとして
唐揚げ7個と10個どちらしますか?
の問いかけに思わず思考が止まってしまう。
なるほど、
唐揚げの大盛も無料という解釈でよろしいのね。
で、当然10個で頂く。
濃い目にしっかり下味のついた唐揚げは
熱々で大振りで
味もサイズも豪放磊落な仕上がり。
ご飯お代わり自由じゃなかったら
暴動が起きるんじゃなかろうか。
というくらいうまい。


廃墟に乞う(佐々木譲)

2022年03月09日 | よむ

警官の血以来の佐々木譲。
今回の主役も警官ではあるが
休職中の警官。
なのでどちらかというと探偵小説に近い。
北海道が舞台ということもあって
なんなら探偵はバーにいるそっくりな作風。
連作短編集で
かなりご都合主義。
チョコチョコってききこみをしただけで
次の場面では
えっ?!
ていうくらいもう真実が考察されてしまう。
どこにそんな伏線があったかしら?と
何度読み返しても
気づきポイントに思い当たらない。
そんな中、街の描写、
特に表題作章でもある廃墟に乞うの
廃墟の描写はよかった。
ちなみに直木賞受賞作。