その日の朝は、晴れてるでも涙雨でもなく、どっちつかずの曇り空。
じいさんの家に着くと、叔父と、すでにお骨になって骨壺に収まったじいさんが待っていた。
四十九日の法要は、この家ではなく、葬式を行った、セレモニーホールで行うことになっているので、礼服に着替えたのち、じいさんも一緒に、2台の車に分乗する。法要の始まる1時間前には式場に着いた。三々五々、参列者があつまってくる。
久しぶりに会う叔父に叔母、祖母が亡くなったとき以来の(自分にとっては)遠い親戚がほぼ一堂にそろう。
その中に、はじめて会う若い女性がいた。
従弟の奥さんと、4か月前に生まれたばかりの彼らの愛娘だった。従弟はこの時間仕事で来られないとのこと。夕方会うことになっている。
やがてお坊さんが来たところで、法要がはじまる。
無事に終えたのち、いよいよお墓に入れるため、いったん式場を後にする。
墓は、もとのじいさんの家から目と鼻の先にある、小山を登った墓地の一角にある。
けもの道のようなところを、足元滑りそうになりながらも、親族みんなでのぼっていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/c2/29dc247514c5f24876968e0e54144442_s.jpg)
お墓の前に着くと、しばらく来ていなかったためか、雑草むしりや生花の準備を進め、いざ、お骨を納めようとしたところで、誰かが「あっ!」と声を上げた。
お骨を入れる場所(石棺・納骨棺)は、ふつう地中にあり、蓋の役割もする排石を動かして開けるのだが、じいさんの家の墓は、この石棺が地上に出ていて、裏手にある石の扉を開けて納骨するものだが、そこに南京錠がかかっており、開かないという事態に。
以前来たときは、祖母の納骨の時で、そのときにじいさんが鍵をしていたのだそうだが、その鍵がどこにあるか、誰にもわからない。知っている人はお骨になってしまったものだから聞くに聞けない。
叔父と弟が、鍵を探しにいったん家に帰り、十数分ほどして戻ってきたが、南京錠の鍵は、けっきょく見つからず、最終的に鍵ではなく、脆くなっていた留め金具を壊し、どうにか無事に開けることができ、読経を上げてもらい、無事納骨を済ませることができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0a/01/05c295336bec69a8eca1e0607f228902_s.jpg)
ほっと一安心。
今回はここまで。続きは次回。
じいさんの家に着くと、叔父と、すでにお骨になって骨壺に収まったじいさんが待っていた。
四十九日の法要は、この家ではなく、葬式を行った、セレモニーホールで行うことになっているので、礼服に着替えたのち、じいさんも一緒に、2台の車に分乗する。法要の始まる1時間前には式場に着いた。三々五々、参列者があつまってくる。
久しぶりに会う叔父に叔母、祖母が亡くなったとき以来の(自分にとっては)遠い親戚がほぼ一堂にそろう。
その中に、はじめて会う若い女性がいた。
従弟の奥さんと、4か月前に生まれたばかりの彼らの愛娘だった。従弟はこの時間仕事で来られないとのこと。夕方会うことになっている。
やがてお坊さんが来たところで、法要がはじまる。
無事に終えたのち、いよいよお墓に入れるため、いったん式場を後にする。
墓は、もとのじいさんの家から目と鼻の先にある、小山を登った墓地の一角にある。
けもの道のようなところを、足元滑りそうになりながらも、親族みんなでのぼっていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/61/c2/29dc247514c5f24876968e0e54144442_s.jpg)
お墓の前に着くと、しばらく来ていなかったためか、雑草むしりや生花の準備を進め、いざ、お骨を納めようとしたところで、誰かが「あっ!」と声を上げた。
お骨を入れる場所(石棺・納骨棺)は、ふつう地中にあり、蓋の役割もする排石を動かして開けるのだが、じいさんの家の墓は、この石棺が地上に出ていて、裏手にある石の扉を開けて納骨するものだが、そこに南京錠がかかっており、開かないという事態に。
以前来たときは、祖母の納骨の時で、そのときにじいさんが鍵をしていたのだそうだが、その鍵がどこにあるか、誰にもわからない。知っている人はお骨になってしまったものだから聞くに聞けない。
叔父と弟が、鍵を探しにいったん家に帰り、十数分ほどして戻ってきたが、南京錠の鍵は、けっきょく見つからず、最終的に鍵ではなく、脆くなっていた留め金具を壊し、どうにか無事に開けることができ、読経を上げてもらい、無事納骨を済ませることができた。
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ほっと一安心。
今回はここまで。続きは次回。