KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

総理大臣は簡単になれるのか?

2008-09-03 21:54:12 | 日記・エッセイ・コラム

 少し古い話からですが、こども達に「将来の夢」を聞いたアンケートの結果がこちらにでておりまして、それによると、男の子の1位は「野球選手」、女の子の1位は「食べ物やさん」だそうです。その中で、「ケーキ屋さん」と答えたこども達については、作る側である「パティシエ」と「販売員」とにきっちり分かれていたという。子供は意外とモノをしっているんだな、と思わせる。

 昔はそれこそ、将来の夢に「総理大臣」と答えた子も多かったような気がする。それは自分の周りを見ている限りだが。今のアンケートでは総理大臣はおろか、政治家さえでてこない。ある年齢になって立候補さえすれば、政治家の道は開けるのだが、とかく勉強量も多いし、また多くの意見も聞き、その上で自分の政策、ビジョンももっていないといけない。なかなか普通の人が簡単に転職のつもりでできるものではない(ドラマとかはまったく別の話ですが)、大変な職業だなと思っている。

 そんな政治家、国会議員、代議員と呼ばれる人になったとしても、国会議員に選ばれた中から、国会で内閣総理大臣に指名されることで、はじめてなれる。しかしこれも最大与党の党首が総理大臣に指名されるパターンが多く、とくに福田氏、安倍氏については父、祖父が総理大臣を務めていたいわゆる「二世・三世議員」だったから、ふだんの生活から政治を意識していないはずもなく、それゆえ総理に近いと言えば近いのだが(ここで二世議員を批判しているわけではなく、ちょっとだけ「レール」が短いだけだ、ということです)。

 ただやっぱり一国の首相になるには、それなりの資質がないとやっぱりダメなんだろうな、と、先日の福田首相辞任の記者会見を見て思った。安倍前総理は改革路線継承にやる気はあったけど、体がついていかなかった。一方の福田総理はおそらく、表に立つことよりも裏方を好む、つまり首相を支える「参謀」のようなタイプだから、この1年も「しかたなく」総理を務めたというのが本音だったのかもしれない。いままた自民党は総裁選で大いに沸き立っているが、下馬評通り麻生氏になるのか、他の人になるのか?

 少しおさまったが原油高騰や、各地で起きている紛争など、政治家たちが世界の情勢に関心がいってなくても、日本という国に目立った混乱が起きていないことから、やっぱり国を動かしているのは政府でなく、各省庁の官僚達なんだろうなという思いも、ちょっとする。

 えっ、ぼくの子供の時の夢は・・・そのうち書きます、いや、どこかに書いたかも?

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総理大臣は簡単に辞められるものなのか?

2008-09-02 00:18:34 | ニュース

 家に帰ってニュース見ていたら、突然キャスターが急に慌ただしく動き出し、「福田総理辞任」の第一報と記者会見を中継していた。あまりに突然なことで、2時間近く経った今も、いろんな人が右往左往している様子ばかり映している。

 最近は連立与党の公明党ともぎくしゃくしだし、といって野党のいう「解散・総選挙」が使えない(今使うと確実に政権がひっくり返ってしまうからだろうと思う)。野党、あるいは連立与党との政治的駆け引きに疲れ、そのため審議もままならず、自分ではもはや政権を運営できない。それならばと内閣総辞職に踏みきり、新内閣のもとで今度の臨時国会で議論してもらおうというのが、ニュースから読みとれる総理辞任の趣旨だ。かなりの苦渋の決断だという雰囲気はあるけれど、政権投げだしと批判されても仕方ないのではとも思うが、そういう意図を持ったニュースの伝え方にも問題があるようにも思う。

 去年のほぼ同じ時期に、安倍前総理が突如辞任したニュースがあり、それを受けて福田氏が就任した際、「崖っぷち内閣、ひとつも手を誤るわけにはいかない」と所信表明をしていた。それからの1年は、生活面でも影響するほどの出来事が続いたのでこのへんは割愛するが、なんとか持ちこたえている感があった。ぼくから見れば、そんな内閣だからこそ、最後の最後、今回の1手はさすがに誤ったかも、とにらんでいる。もし辞任を決断するならもう少し早く、サミット終わった直後あたりがよかったのかもしれない。

 今後どうなるかがわからない。裏でなにかもっと大きなことが起きそうな予感さえする。

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