Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ここはぐっと我慢ね!(笑)

2014-11-07 22:05:02 | Benz Tropfenwagen
今日は久々に何も雑用が無く一日制作に励む事が出来ました、ここ最近こんな事は少ないので何となく特をした気分ですね。
そんな所にまた悪魔の囁きが・・・
明日アトリエから4~50分の所にラリー日本に参加している車たちがやってくるらしい友人からメールが来ました。
何でも食事会場が有りまして比較的ゆっくり車が見れるらしい・・・ウ~!!行こうか行くまいかまだ迷っています。
多分、会場付近の駐車場は混雑するでしょうしね~混雑したら呼び出しが有ってもそうすぐに帰る事が出来ないはず・・・ベントレーやブガッティが頭の中を走馬灯の様に駆け巡っています。
こんな仕事をしていますと実車を見るチャンスはゼロじゃないけど・・・走っている所や音を聞く匂いを嗅ぐ(なんか表現が変ですが・・・笑)事が出来るチャンスはそう多くない。
しかも向こうからやって来る訳でして・・・。
どうしましょう!?

トロップフェンワーゲンも仮組最終段階でバランス的にちょっと難しい所にさしかかっていますし、本来なら昨日カテゴリーを追加したフェラーリF2008も手をつけたい所だけど・・・もう少し資料を漁ってからの方が良いのかな(笑)
ここはラリー日本もF2008も我慢かな・・・
それにしても我慢しないといけない事が多過ぎますね、1/43キットを買うのも我慢していますしね~。
我慢大会だよ・・・本当に!

さて微調整をしながらの仮組をしております。
ステアリングのシャフトの角度を再度調整致しましたこれで最終調整ですね。
現在のボディで最良の角度ですね。
これであの抱え込む様なスタイルで運転が出来ると思われます。
それとセンターモチーフ!?と言うかステアリングシャフトとステアリングホイールを結合するセンターの押さえを旋盤で削りました。
これもまたいくつか種類が有る様な気がします・・・実車画像が不鮮明な物が多い(昔のモノクロですから仕方が有りません)ので判断が難しい(笑)

ここに来て難しい部分の連続ですが・・・(笑)
今度はボディ内側に見えるはずの軽め穴を開けたフレームを作ってみましょう。
取合えず見える部分だけですが今のままですと余りにもあっさりしていましてね、少しメカニカルな感じにしょうかと・・・実車の画像では古い割りには軽め穴がかなり空いていてメカニカルな感じが強いですね。
1.5mm幅の真鍮帯金を2枚重ねてハンダ付けしそれをL型に曲げた真鍮板にさらにハンダ付けします。

フライスにバイスを固定して1.0mmの穴を空けてゆきます
旋盤の送りを使って正確に一列に空けられますから楽ですよね~。

ハンダを溶かして分解しまして余分なハンダを削り落とします。
そして上下に補強の真鍮板をハンダ付けしましてコの字型の断面を持つフレームを再現致します。
シートの両サイドにこれを接着する事でフレームがチラッと見えるのを再現出来たら良いですね。

0.8mmの洋白線をピンバイスにくわえてそれをさらに旋盤のチャックに固定します、これは0.8mmの洋白線は細すぎて旋盤のチャックに直接くわえる事が出来ないのですよ。
そして中央に0.4mm程度の凸部分が出来る様に削ります・・・何になるかはこの後のお楽しみです。

直径が4.8mm程の洋白リングを旋盤で削りまして片側を0.3mm程ザグりまして凹みを付けておきます、ここの凹みはライトレンズを嵌める部分になります。
そして両サイドに先程削った0.8mmの洋白線をハンダ付けします。
垂直には十分注意が必要ですね、私も何度もやり直しましたよ。
サラッと書くと一度で上手くいった様に見えますが・・・水面を泳ぐ白鳥と同じね!?(笑)一度でなど出来る訳が無い・・・!

余分な部分をカットしてこんな物を作りましたが、何か分りますかね~??
実はこれライトのリングですね。
普通なら両端の出っ張りは無いのですがこの車のライトリングは両端をボディ側にネジ止めになっているのです。
だから何やら眼鏡をかけた様な変な顔つきをしているのです。

先程のリングをバフ掛けして磨きます。
本来ならメッキなのですがシャープな感じも欲しいのでここはメッキではなく洋白の磨きで表現してみます。

先程書いた眼鏡をかけた様なファニーな顔つきになります・・・(笑)