Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ウ~ン、どこに行ったんでしょう?

2014-11-17 14:21:44 | Bugatti Type57SC Atlantic
昨夜から冷たい雨が降っています・・・ここ山陰です。
11月の雨と言うと濡れるとかよりも寒いのが気になりますね~まあもう半月で12月になりますからそう言う時期なんで仕方が無いのです。
この寒さが無いとダメな事も有りますからね、寒さが嫌いな方も少しだけ辛抱しましょうね。

今日のエントリーは昨日夜に少し時間が有ったので書きかけておいたのですが・・・見事に消えてしまいました。
きちんと保存しておいた様な気がするのですが・・・
いよいよフレームを切りはじめた部分だったのに・・・?
皆さんどこかに同じ様な文章が有っても知らないふりをしておいて下さいね(笑)

さてでは気を取り直してもう一度思い出しながら書きましょう。
フレームのカットは1/43にサイズを変更した図面をマスキングテープに書き写してカットの準備です。
この写真用紙は奇麗に印刷出来るのですがマスキングテープが剥がれなくなると言うアクシデントが待っていました、仕方が無いのでP.Pテープを先に一貼りしておいてからマスキングテープを貼って書き写しました。

0.5mmの真鍮板は金切りハサミで大体の大きさにカットしておきますが、そのままですとカットした時に真鍮板の縁が延びてしまってフニャフニャになってしまいます。
こんな事でお困りになった方もいらっしゃるかもしれませんね。
でもそんな時はロールに挟んで延ばしてやりますと真っすぐな板が出来上がります。

5枚ずつハンダ付けをしまして一体化しておきます。なぜ10枚じゃないのかって?10枚重ねたら0.5mmX10で5.0mmにもなってしまいますからとても糸鋸で切断出来る厚みじゃないですよね~。
だから5枚ずつなのです。

シャーシの外周と後部の穴の開いている部分にドリルで何個か穴を開けておきます、この穴で糸鋸の進む方向を変える訳です、刃を長持ちさせる為ですね。

後はひたすら切ってゆきます、五十肩が多少痛いですが・・・まだ負けられません(笑)
大体切り終えましたがまだまだガタガタな部分が多いですから今度はヤスリで削ります。
荒めのヤスリでガシガシ削りますがこれもまた五十肩が・・・

ヤスリでの整形が完了しました。
5枚重ねのフレームはなかなか格好が良いですね、本来なら断面がコ型になっていますからこんなに厚みは有りませんが・・・ブガッティの美しいのはエンジンやボディだけではないですね。

ヤスリでの修正が終わりましたので再びハンダゴテを当ててフレームを分解致します、その内の1枚をまだ切っていない重ねた真鍮板の上側にハンダ付けを致します、つまりこれをガイドにして切ろうかというお話なんですね。

そして残った4枚のフレームはこんな感じです。
両側にハンダが残っていますので今度はそれを奇麗にしなくてはなりません。

両サイドを木片に付けたペーパーで磨いてやりますとこの通りです、やっと奇麗なブレームの部品になりました、またフレームのごく一部ですからね・・・まだまだです。



さて加工しながらなのですが本日デモドリさんからもコメントを頂いておりますが、フレームの後半部の形状についても検討をしなければなりません。
一番鮮明な画像では今までこれを見ていたのですが後半は絞られていない感じがしますね。
理由はリーフスプリングとフレームが離れていない様に見えるのです。

もう一つの証拠写真・・・ホイールは普通の物がついていますので何の車なのかは判断が難しい所なのですがフレームを見るとT57SCである事が理解出来ますね。

そしてアトランティックのレストア中の画像です、これはボディが付いていますからよくわかりますがホイールのインナーと平行になっていますので絞り込みは無い様です。

もしもこの部分が図面の通りに絞り込まれているとこの位置にはガソリンタンクが有りますので小さなタンクしか載らない事になります、その分上にガソリンタンクを上げる事になりますがトランク容量の問題も出て来ますし重心が上がってしまう事にもつながりますからエンジニア側からみても得策じゃないですね。
しかもアトランティックはこの位置にスペアタイヤを乗せていますのでガソリンタンクを上げられないという事情も有ります。