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今日は降水確率が有ったと思いましたが、降らずに済んだ様ですね。
本日は午後から安来市文化協会の理事会なので午後から数時間は制作が出来ませんので午前中からピッチを上げて制作を進めましょう。
昨日4本のタイヤ/ホイールを組み付けましたので今日からは仮組台に固定して作業が進められますね。
繊細な部品が多いので仮組台に固定して組立てられるのは大きなメリットが有ります。
本日最初の作業はナンバープレートの取り付けボルトを付けます、まずは穴を開けます。
デカールには何も目印を付けていないのですが目で見て適当に空けると左右で位置が狂ってしまいますからマスキングテープを貼付けて位置合わせをしておきましてからドリルを当てます。
取り付けビスは00番のインセクトピンをリューターで研磨した物を使っています。
リューターで研磨するのは形状を整える為ですね、インセクトピンと言えども頭の形状は色々バラツキが有ります。
ホイールナットを外径0.8mmのアルミパイプで作りまして取り付けました。
スマートの場合はホイールのクリップボルトは1本のホイールに付き3個でして国産の車で一般的な4本とか5本とかと比べますと見た目に不自然に見えるかもしれませんがフランス系の車には3本の物も多々有りますから強度的には問題が無いらしいですよ。
例えばパナールやルノー/シトロエンなども3本のホイールクリップボルトを採用していますね。
そしてセンターには黒いセンターキャップが付いていますのでABS樹脂の丸棒を旋盤で削ってキャップを作ってみました。
これでスチールホイールに見えますかね〜!?
次にまた何やらわかり難い部品を作っています。
この部品はリアのトランクフードのカギ穴ですね。
中央にはカギが入る穴も有ります。
何故こんな部品を作ったのかと言いますと、この車ドアにはカギ穴が無いのです。
車体の中でカギ穴が有るのはシフトレーバーの後側に有るイグニッションキーの部分とこのリアフードのカギ穴だけです。
なのでこのカギ穴は作っておきたかったのです(笑)
付く位置はこんな部分です・・・
リアのスマートのステッカーのすぐ上側ですね。
実車でも意外と大きくて目立つのです・・・1/43でもオーバースケールなんですがそれでも作っておきたかったです。
無い場合は後ろから見た雰囲気が違ってくるのです。
テールランプの作り込みをします
ミニカーのテールランプはダイキャストのボディの一体整形でレンズとおぼしき部分にレッドとオレンジのペイントが塗られているだけです。
これではレンズの透明感が違うので、ダイキャストのボディをリューターで掘っておきました。
ボディの塗装が終わった後でその凹みにシルバーを塗っています。
塗料が硬化するまでこの作業はストップしておきます。
フロントのワイパーは今回かなり悩みました。
ウインドガラスに穴が有るのでミニカーの標準部品を使わざるをえないと思っていましたが、その形状が余りにも酷いので今回作り直しをしてみる事にしました。
ワイパーブレードはいつもの様に潰した洋白線をハンダ付けで組立てます。
ワイパーアームの方はこの車の場合かなり複雑な曲がりかたをしていますので実車の写真を見ながら曲げてゆきます。
アームとブレードをハンダ付けしますとこんな感じになります。
右側のワイパーアームなんですが結構複雑な形状ですよね。
左側のワイパーアームもこんな複雑な形状です・・・。
リアのワイパーも同時に作ってみました
リアのワイパーはミニカーには付いていませんでしたので一から作っております。
フロントのワイパーを取り付けますとこんな感じになります
左右から中央を向いてワイパーアームが出ているのがわかりますよね。
ちょっと特殊な取り回しのフロントワイパーなのです。
ウインドウの穴はワイパーの下側に隠しておきます、こうすれば穴はほとんど目立ちません。
ミニカーの標準のワイパーはこんな部品なんですよね・・・使う気になれますか?
僕はダメですね。
テールランプの部分にエポキシ系の樹脂を盛って硬化させます。
その上からクリアーレッドとクリアーオレンジのカラーを塗っております。
たったこれだけでレンズの様に見えるから不思議ですね。
次は展示ベースに固定する為のスペーサーを作りました。
フロント側は完全にスペーサーですがリアはこの様に凸型をしていまして位置決めだけの為のスペーサーになります。
中央の穴の部分に2Mのネジを切っています、このネジで展示ベースに止める訳です。
実際に展示ベースに付けてみますとこんな感じです。
車体の向きを表している文字も入れておきましょう。
一応展示ベースに固定してみました
しかしまだまだ完成では有りません。
この2本の細い線で何を作るのでしょうか?
太い方は0.2mmの洋白線、細い方は0.1mmのメッキ銅線ですね。
太い方の0.2mmの洋白線に0.1mmのメッキ銅線を巻き付けてゆきます。
こんな場合は何処か端の方を1ヶ所だけハンダ付けしておくと巻きやすいですね。
実車のオーナーの方ならどんな部品を作っているのかわかると思いますが・・・わかりますか?I子さん??
完成しますとこんな部品になります。
上側にはエポキシ系の接着剤を玉の様に盛っておきます。
クリップにつかんでいるのは0.5mmX0.2mmの真鍮帯金をU型にしておいてハンダ付けして作った持ち手ですね。
接着時のピンにもなります・・・。
はい!アンテナになります。
スマートのアンテナは普通のアンテナが棒だけなのですが線が巻付けてある様な形状なんですね。
ここまで作ったらさすがにこのアンテナも作らなければなりませんよね。
接着剤が硬化するまでマスキングテープで押さえておきましょう。
と言う事でスマートの完成です。
明日は完成写真を撮っておきましょう。
そして皆さんが楽しみにしていらっしゃるストラトスも進めなければなりません。