Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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デカールの制作

2016-12-30 23:48:00 |  Stratos JeansChicago

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今夜は親戚や知人を集めての忘年会でした。
毎年12月30日の夜はこの忘年会で盛り上がります。
そう言えばこのお店を開店してから7年になりますが今年は7回目ですね、毎年ビンゴゲームをするのですが1等は現金です(笑)
今年は家内の実家の姪のNちゃんに大当たりです、来年が良い年になると良いですね。

さてストラトスの制作も進めております。
年末年始で他の人が仕事をしていない時に頑張らなければいけませんよね・・・仕事ですからね(笑)
本日はデカールを作る部分からです。
本来ならイラストレーターを使ってデータを書き直した方が良いのですが余りにも特殊な字体でして書き直しをしていると本日の仕事が全くできない事態に陥りそうだったのでフォトショップを使ってデータを作りました。

それでもそのままデカールが完成すると言う事は有りません。
いくつか試し刷りをしてどの感じが良いのか確認しながら印刷回数を決めてゆきます。
アルプスプリンターはインクリボンを使って印刷しますが色の濃さは何度重ねて印刷すると目標の色になるのかはある程度試して見ないとわかりません。
色見本である程度の推測は出来ますが、線の幅とか長さとかデカールの位置とかで違いが出てくる事も有ります。
ちなみに上側の横1列は薄いグレーをベースにして上側にシアンを印刷しています。
下の3段はホワイトをベースに上側に1〜3回のシアンを印刷しています。

上記の結果を受けて作ったのが下のデカールです。
上側の横1列は濃いグレーの上にシアンを印刷したもの、下の3列はホワイトをベースにシアンを4回印刷した物です。
このデカールのどちらかにしたいと思っています。

資料画像を見ますとこの部分の紺色はかなり濃い色相なので上の物を使う結論を出しました。
しかし一番上の横1列は印刷ヘッドが移動する時に出来る擦り傷が出ていますのでもう一度濃いグレーをベースにシアンを4回印刷でデカールを作り直しました。
これでやっと完成です。

一つのデカールを作り直すだけでもデータを作ってから大きさを確認してから何度も色を確認し使える様になるまでにはかなりの手間暇が必要になります。
良い事も有りますが、デメリットも存在するのです。

次は不足していたドアのゼッケンですね。
本来は不足していた物だけを作れば良いと考えがちですが、左右のデカールの印刷品質が違っていると困りますのでこんな場合は左右とも作らなければなりません。
作ったデータで印刷してみました・・・。

データはホワイトの上に文字を並べる事になります、印刷した物を検討しますと数字の「4」の文字の線が幅が狭い事やベースになったホワイトも2回程重ねて印刷していますがどことなく透けている様に見えますので3回重ねて印刷した方が良い様な気がします。
そして作り直したデカールが一番右側の物です。

作ったデカールを貼ってみました。
まずはフロントフードの部分です。
大きさや色は大体思った通りに表現出来ました。

この勢いに乗ってデカールを貼ろうと思ったのですが・・・ここで気が付きました。
CHICAGOの水色の文字のデカールが3枚付属しますがリアカウルの左右に1枚ずつリアスポイラーの後ろ側に面した部分に1枚、フロントの補助灯のカバーに1つと全部で4枚必要なんですが3枚しか付属していません・・・
1枚作らなければならないのですがこんな場合は水色の色調が揃いませんから4枚とも全て作り直した方が良いと思います。
文字デカールのデータを作ってからホワイト1回/シアンを重ねて1回で作れそうですね。

本日制作したドアのゼッケンのデカールを貼ってみました。
これで作り直したデカールには見えないのではないでしょうか・・・(笑)
左右とも同じ品質であれば自作デカールとは思えないと思います。

ナンバープレートはアルミ板に貼っておきました。
後でこれを切り取ってクリアーコートをしてナンバープレートを作ります。

ボディの整形及び内装の変更

2016-12-30 19:29:34 | Benz 280SE

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本日は朝は少し雨が残っていましたがその後は夕方まで曇りでした。
気温はかなり低めで寒いです。
いよいよ冬と言う感じですね。
今年も残す所、今日を入れても2日になりました。
巡回先のブログを拝見しても年末のご挨拶をされている所が多くなりましたね。
私の所は超急ぎの仕事が入っていますから多分年末年始も更新をすると思います、ずっ〜と仕事ですね。
それが終わったら少しお休みを頂くかもしれません・・・。

本日は朝一番で町内会の仕事に出掛けてきました、町内会の歳神神社の掃除と新年の飾り付けをしてきました。
私が住んでいるのは街中なので町内会で軽トラックを持っているのは私と材木屋さんが1件有るだけなので今年は私の軽トラックに出動のお願いが有りました。軽トラックはこんな時にはなかなか重宝しますね。
町内会の組長さんが仕事の手順がうまく決められていたので思ったよりも時間がかからず早めにアトリエに戻れました。

と言う事で制作に入りましょう。
本日は昨日メルセデスベンツのルーフに盛ったファイバーパテを研ぎます。
このファイバーパテはかなり硬くなりますので削るのにも時間と力が必要になります。
かなり荒い(120番くらいか・・・)のペーパーを木片に取付けてザクザク削っています。
といっても結構硬いので削るのには時間が必要ですね。
この時点で一番大切なのは面を出す事ですね、凸凹が残ったり歪んでしまいますと後での修正が大変なのです。
ザクザク削りますが面出しと回りの面へのつながり方には注意を必要とします。

ボディカラーを剥がしますとこんな部分に金型の継ぎ目が有るのを発見します。
ミニカーは塗料を厚く塗っている物が多いのでこの程度の凸部分は塗料の中に沈んでしまうのです。
しかし塗り直しではそこまで厚くならない様に塗りますからこんな部分は修正をしておかなければなりません。

修正をする理由ですが後で塗料を研いだ時にここの部分が出っ張っていますと下地を出してしまう恐れが大きくなるのです。
出来るだけ下地を出したく無いですからね今の時点で出来る事はしておかなければなりません。

このミニカーは良く出来ていますが資料写真と比較して一番気になるのがこの部分なのです。
フェンダーの出っ張りが途中で消えています、何だか取って付けた様な形状になっているのがわかりますね。
同じベンツでもガルウイングの300SLなどでもこの様なデザイン処理は有りますが280SEにはこの形状は有りません。
よって直します。
マスキングテープを使ってガイドを作りました。

ルーフに使ったファイバーパテを使ってフェンダーを盛り上げます。
使い易いのはポリパテなんですが、ポリパテをこの様な厚みで盛りますと比較的強度が無くて弱いのです。
ですから強度を考えてファイバーパテを使います。

ファイバーパテを加熱して硬化促進してやりますと比較的早く硬化してくれますから削ってフェンダーの形状を直してゆきます。
こちら側は最低限の加工で理想の形状になりました。

反対側も直しました。
こちら側は削るのに少し時間がかかりましたが・・・形状は十分納得のゆく物です。

次は目の細かなポリパテを使って荒いペーパーの傷を埋めておきます。
このパテは強度が無いので厚く盛る訳にはゆきません、ヘラを使ってしごく様に盛って最低限の厚みで仕上げます。

フェンダーの修正した部分にも盛っておきましょう。
細かなペーパー傷はこの時点で消します。

そしてまた硬化促進の為の加熱をします。
数時間おいて硬化したら今度は中目のペーパー(400〜600番程度)を使って余分なパテを削っています。

ルーフの部分もパテを削っています。
出っ張った部分は下地が出ていますね。
サンルーフの左側の端が少し持ち上がっているのでしょう、その部分が下地が出ています。
これは中央部分をピンで潰してサンルーフを取付けた為にサンルーフの部品が曲がってしまったのです。
でもサンルーフの部品を手で曲げて元に戻してはいけません。
ダイキャストは非常に脆いので曲げ直しますと折れてしまう危険性があるのです。
ですからこの様な場合は削るしか無いのです。

ルーフの部分を拡大しますとファイバーパテを研ぐ時に付いた荒いペーパー傷に粒子の細かなポリパテが入り込んでいるのがわかりますね。
これが普通のポリパテと目の細かなパテの違いですね。
通常目の細かなパテはラッカーパテ(タミヤ製のグレーの物とかがこれにあたります)で代用される事が多いのですがラッカーパテはヒケが出るし硬化も時間がかかりますそして上に塗装をしますとシンナーを吸って一旦溶けてしまいますそれがまたヒケの原因になってしまいますので私は使いません。


さてボディは塗装の準備が完了しましたので次は内装を加工します。
いくつか実車と違う部分が有りますのでせっかく内装を塗り替えるなら気になる部分も直しておきましょう。
まずはヘッドレストの取り外しです。
ミニカーは年式の新しい物かUS仕様を参考にして作られたのかシートにヘッドレストが取り付けらています。
目標とする実車にはこれが無いので取り外します・・・と言っても簡単には取れません。
鋸を出して来て切り飛ばしました。
ラッキーだったのはこの部分が無垢だった事ですね、もしも空洞ならパテを詰めたりして穴を塞ぐ事から始めなければなりませんでした。

切った部分をペーパーで削ります。
ここは何となく柔らかいラインでまとめる様にします。
プラスチックの色が左右で違うのはこのミニカーの生まれがわかる部分かな(笑)

シートバックと座面は別部品になっています。
瞬間接着剤で接着されていますので一旦分解し差し込み用のピンを1.2mmの真鍮線で作り直します。
今回のシートはシートバックの方は無垢なので結構な重量が有るのです、接着剤だけで保たせるのはお客様の事を考えればやってはならない事でしょう。

ヘッドレストを切り飛ばした部分のステッチを掘っておきます。
切って削っただけでは途中まで有るステッチが不自然ですからね、当然これも直しておかなければなりません。
この様な場合は彫刻刀で掘ってから溝の周りを丸く柔らかな面に仕上げる事が必要になりますね。

室内の床とリアシートです
この部分はどの様に料理しようか・・・検討中です。
取り敢えずリアもヘッドレストを取り外しました。
ここは2本のピンで差し込んで接着してあるだけだったので簡単に取れました。