Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Le Phoenix 1/43 Ferrari275GTS 1965

2016-12-13 18:26:46 | 最近手に入れたキットのご紹介

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本日の山陰は一日中冷たい雨が降っていました。
夕方の気温は10度ですから凄く寒いという状況では有りませんが外はけっこう寒いですね。
本日は定休日の1日目ですから午前中はCafeの買い出しに行って来ました、今週末は安来市文化協会の文化協会祭りへの出店の為にテイクアウト商品の準備が大変そうですね。

そして午後からは細々した雑用を片付けていました。
まずは友人がダルマセリカを買ったのですがリアスポイラーに付くTOYOTAのカッティングシートを作ってくれと言っていましたのでそのデータを作っておきました。
イラストレーターで書き起こしてゆきますが当時の正確なロゴがわかり難いのでかなり時間がかかってしまいました。
多分基本的にカムカバーの上の浮き出し文字になっているTOYOTAの字体で良いと思うのですが・・・如何でしょうか?
取合えずそれでカッティングシートを作ってみました。

そして休日で無いと出来ない作業をしましたよ。
それはこの所出てこない1/12フェアレディZ432R計画ですね。
本日はタイヤのキャスト準備をしていました。
エンジンはすでに関東方面で整形中のはずなのでこちらもタイヤのキャストをしておかなければなりません。
そんな事をしていたら直ぐに夕方になってしまいました。

と言う事で本日の更新は先日購入したLe Phoenix 1/43 Ferrari275GTS 1965をご紹介しておきましょう。
Ferrari275GTSと聞いて車の姿をすぐに想像出来る方はいったい何人いらっしゃるでしょう・・・?
少なくとも日本では余り知られた車では無いと思います。
多分スティーブマックイーンのこの車を連想される方は多いのではないかと思うのです。
ちなみに私も関東にお住まいの御客様の為にコチラを作った事が有りますよね、覚えていらっしゃいますか?

今回ご紹介するのは Ferrari275GTS 1965の方なのです。
このキットは何年か前に1個購入していまして今でも自宅のキット棚の中で制作されるのを待っているのですが、先日の275GTBの消防車を買ったセカンドハンズに出ていたのを記憶していたのです。
最初はもう少し高価だったのですが何日か前に少し値段が下がりました・・・それも記憶の中にインプットされていました。
どうせ消防車を買って送料や代引き手数料を払うなら一緒に買った方が良いかもしれないと思った訳です・・・その後の事は消防車の方のブログに書いた通りですね。
少し安くなったとは言っても25000円ですからなかなか私のお小遣いでサラッと買える様な物では有りません(笑)
コチラも少し考えました。

早速開封してみました。
箱は少し傷みが有りますが幸いにしてボディは綺麗ですね、ボディ表面も酸化していなくてピカピカの状態です。
AMR系の場合このフェニックス時代が一番ボディのキャストが綺麗な気がします、まあこれは個人的な見解です。
この車は275GTBなどのスポーツ系のボディデザインと違ってストリートユースを考慮したデザインになっています。
この時代のフェラーリは同じ様なモチーフを使った車が多いですね例えばこれに似た330GT2+2の後期型は同じ様な感じですね。
ちなみにコチラの330GT2+2もエンジン付きで以前作っています
上記のギャラリーで下側の紹介文をご覧頂くとわかりますがベースモデルになったのは今回ご紹介するFerrari275GTSのエンジン付きでないキットですね、確かエンジンはフィーリング43の410エンジンを使ってエアクリーナーケースを自作したはずです。

細かなパーツ類はエンジン無しのキットと同じ物です
ホイールをご覧になりますとわかりますがこの当時珍しかった軽合金ホイールを再現していますね。
確かオプションでワイヤーホイールも選べたとどこかに書いて有りました。

コチラがシャーシです、250GTOのエンジン付きと同じくエンジンオイルパンの部分はシャーシに穴をあけてあります。

コチラがエンジン付きキットの特徴である真鍮プレスのボンネットです。
このボンネットですが、実は作るのが大変なんですよね。
中央にプレスした凸の部分が有ります、一つや二つなら手で叩いても作れますが量産のキットでこれをまとまった数作るのはプレス型を作らなければならない方です。
しかもボンネット表面には手仕上げをした細かな傷が有るのでプレスした部品を丁寧に処理していたのがわかりますね。

そしてこれがエンジンの部品です。
基本は250GTOと同じパーツ類かもしれません。

違うのは250GTOが6連のツインチョークダウンドラフトキャブとファネルに変わって3連のダウンドラフトキャブとエアクリーナーケースに変えられている事でしょうか?
このエアクリーナーケースは330GT2+2の時には自作しましたがなかなか大変んですよ。
この時代のフェラーリには多いデザインなのでこれが有るのは有り難いですね。

インストはこんな感じです。
気を付けて欲しいのはエンジン付きのモデルはエンジン以外にもラジエターなどのパーツが付属している事ですね。
確かにエンジン付きと言っても他のパーツもなければエンジン付きが成立しませんから・・・

裏側はエンジン周りとボンネット関連の組み立て説明が書かれています。
バルクヘッドやホイールハウスインナーの部品も付いていますから有り難いですね。