本日の山陰は朝から雲の多い天気でしたね。
午後からは雨の降る予想でしたが・・・何とか夜までは雨が降らずに持ちこたえた感じでした。
この所雨が降っていませんので少し位降っても良いかな〜などと勝手な事を書いております。
今日で恐らく花見の桜も終わりでしょうからね・・・
皆さん花見をされましたか?
私はアトリエのまわりに色々な花が咲きますからこれで十分ですね。
もし可能なら今度のお休みにアトリエの外に出てテラスでお昼ご飯の時に一人で花見でもしようかと思っています(笑)
さて昨日から直していましたムルシエラゴですが
フロントのウインドウを仮止めしていたマスキングテープを剥がしました
そしてウインドウの掃除をしまして・・・ただいまこんな状態です
なるべくウインドウには触らないようにしておりますけど絶対に触らないというのは無理なお話です、さわれば必ず汚れがつきますから掃除は必要なんですよ。
続きましてワイパーの取り付けです
エッチングの部品を折ってブレードとアームの再現をしてあります
なかなか上手く作っていますが、塗装をしてから折り曲げたらしく折った部分は金属色だったのは昨日書きましたね
その部分をタッチアップして取り付けています。
金属色の折り目の部分が見えないだけでも感じが良いですね。
もし量産の中でこれをやりたいなら作業手順を変える必要があります
エッチングの縁についた状態でブレードを折り曲げましてその後に塗装をしたら折り目は見えないでしょう。
手順を変える事で精度が上がりますし同じ手間でいいものが作れると思うのだけど・・・まあ僕が書くくらいで中国の工場の手順が変わる事はないのでしょうけどね(笑)
細かなことの積み上げで良い物が出来る様になるのは間違い無いと思います。
このミニカーのベースにはレザーを止めている様なピンの頭が取り付けられているのですが・・・
このピンは頭の部分をレザーに接着してあるだけで実際には何も役に立っていません。
荷物を開封した時に右前側のこの部品が半分はげて取れかかっていましたので一旦外しまして再接着しておきました。
接着が取れたのではなくレザーの表面ごとはげていますので場所が少しでもずれますと剥げた部分が見えてしまうので・・・場所をキッチリ合わせておきました。
元どおりに箱に収めれば作業完了ですね。
これでまた何年か楽しんでいただけるはずです。
次の患者さんはこちらです
イグニッションモデルのマツダサバンナGTですね
RX-7が出る前のモデルなので昭和51年くらいかな・・・懐かしいですね。
このモデルは何の問題もないのですが・・・このモデルの車高を上げることボディの筋彫りに入れられた墨入れを消す事が仕事になります。
まずは墨消しの作業をします
イグニッションモデルのミニカーには墨入れがかなり強めに入っていますのでこれを嫌われる方も多いかと思います。
特にボディカラーが白系の明るいものですとかなり気になるのです。
さて墨を消してゆきますが
問題はこの墨の塗料の種類ですね・・・使うシンナーも違ってきますしあまり強いものを使いますとボディの塗装を痛めかねないのです
まずはエナメルシンナーで試します・・・
どうやらエナメル塗料で間違い無いみたいですね使い捨ての小筆につけて筋彫りを掃除します、下側にはティッシュを受けておきまして流れ落ちるシンナーを受け止めましょう。
例えば給油口の蓋ですが墨入れがある場合にはこんな感じです
かなり筋彫りが強調されていますね・・・
まあ好みが色々ですから私の考えを押し付けるわけではありませんがちょっと線が強すぎるかもしれませんね。
こちらが墨消し後の同じ部分ですね
筋彫りが強調されずナチュラルな感じですね
これで十分な気がするのは私だけでしょうか?
これでも完全に墨を取り去れたわけではなく薄墨は残っています・・・。
ボディ全体の墨を消したところです・・・
いかがでしょう・・・?
全体にず〜っとナチュラルな仕上がりになったと思いませんか?
次は車高の調整です
車高を上げるという普通の作業と全く逆な作業(普通は落として格好良くしてくれと言われる方が多いです)をすることになるのですが・・・
シャーシを分解するためにビスを外そうと探しましたらこんなリーフスプリングの奥にありました
リーフスプリングをはずさなければ取れません・・・
また気がついたのはこのリーフスプリングの付け根の部分に細い糸の様な物が付いています・・・これはあのグルーじゃ無いでしょうか?
取り付けにグルーガンを使ったんですね〜。
イグニッションモデルさんは得意だからな〜(笑)
リアのタイヤはこんな感じで取り付けられています
ネガティブキャンバーを付けるための特別製の足回りですね
一本のシャフトじゃ無いんだ・・・・
この足回りの構造で2mm程度車高を上げるためにこんなスペーサーを作りました
オマケにネガティブキャンバーを補正するために片側だけ厚みを変えています。
このRX-3ですが実車はリアは固定軸でして普通にデフのホーシングがついていますので絶対にハの字はかかないのです。
実車の構造を知っていたら絶対のこんな作り方はしないでしょうね・・・(笑)
フロント側は一本の車軸が左右貫通していますので2.0mmのスペーサーを作りまして車軸が付く部分に取り付けています
このままで普通にタイヤを取り付けてバランスを確認致します
バランスを見たところもう少しフロントが高い方がバランスがいいのでもう0.5mm上げるためにプラ板を追加しました
こんな感じですね〜。
まだシャーシは取り付けていませんが前後のバランスを確認させていただいています。
少し前が上を向いている様に見えますが実物を見る限りこれでちょうどいい感じですね。
シャーシを取り付けてみました
なかなかいい感じじゃないかと・・・・
この車高でも実車と比べますとまだ少し低い感じですね
しかしこれくらいが一番格好が良いのではないかと思いますね。
Nさんこれで如何でしょう?
車高は上がって格好が良くなったでしょ??
明日も続き行います!
午後からは雨の降る予想でしたが・・・何とか夜までは雨が降らずに持ちこたえた感じでした。
この所雨が降っていませんので少し位降っても良いかな〜などと勝手な事を書いております。
今日で恐らく花見の桜も終わりでしょうからね・・・
皆さん花見をされましたか?
私はアトリエのまわりに色々な花が咲きますからこれで十分ですね。
もし可能なら今度のお休みにアトリエの外に出てテラスでお昼ご飯の時に一人で花見でもしようかと思っています(笑)
さて昨日から直していましたムルシエラゴですが
フロントのウインドウを仮止めしていたマスキングテープを剥がしました
そしてウインドウの掃除をしまして・・・ただいまこんな状態です
なるべくウインドウには触らないようにしておりますけど絶対に触らないというのは無理なお話です、さわれば必ず汚れがつきますから掃除は必要なんですよ。
続きましてワイパーの取り付けです
エッチングの部品を折ってブレードとアームの再現をしてあります
なかなか上手く作っていますが、塗装をしてから折り曲げたらしく折った部分は金属色だったのは昨日書きましたね
その部分をタッチアップして取り付けています。
金属色の折り目の部分が見えないだけでも感じが良いですね。
もし量産の中でこれをやりたいなら作業手順を変える必要があります
エッチングの縁についた状態でブレードを折り曲げましてその後に塗装をしたら折り目は見えないでしょう。
手順を変える事で精度が上がりますし同じ手間でいいものが作れると思うのだけど・・・まあ僕が書くくらいで中国の工場の手順が変わる事はないのでしょうけどね(笑)
細かなことの積み上げで良い物が出来る様になるのは間違い無いと思います。
このミニカーのベースにはレザーを止めている様なピンの頭が取り付けられているのですが・・・
このピンは頭の部分をレザーに接着してあるだけで実際には何も役に立っていません。
荷物を開封した時に右前側のこの部品が半分はげて取れかかっていましたので一旦外しまして再接着しておきました。
接着が取れたのではなくレザーの表面ごとはげていますので場所が少しでもずれますと剥げた部分が見えてしまうので・・・場所をキッチリ合わせておきました。
元どおりに箱に収めれば作業完了ですね。
これでまた何年か楽しんでいただけるはずです。
次の患者さんはこちらです
イグニッションモデルのマツダサバンナGTですね
RX-7が出る前のモデルなので昭和51年くらいかな・・・懐かしいですね。
このモデルは何の問題もないのですが・・・このモデルの車高を上げることボディの筋彫りに入れられた墨入れを消す事が仕事になります。
まずは墨消しの作業をします
イグニッションモデルのミニカーには墨入れがかなり強めに入っていますのでこれを嫌われる方も多いかと思います。
特にボディカラーが白系の明るいものですとかなり気になるのです。
さて墨を消してゆきますが
問題はこの墨の塗料の種類ですね・・・使うシンナーも違ってきますしあまり強いものを使いますとボディの塗装を痛めかねないのです
まずはエナメルシンナーで試します・・・
どうやらエナメル塗料で間違い無いみたいですね使い捨ての小筆につけて筋彫りを掃除します、下側にはティッシュを受けておきまして流れ落ちるシンナーを受け止めましょう。
例えば給油口の蓋ですが墨入れがある場合にはこんな感じです
かなり筋彫りが強調されていますね・・・
まあ好みが色々ですから私の考えを押し付けるわけではありませんがちょっと線が強すぎるかもしれませんね。
こちらが墨消し後の同じ部分ですね
筋彫りが強調されずナチュラルな感じですね
これで十分な気がするのは私だけでしょうか?
これでも完全に墨を取り去れたわけではなく薄墨は残っています・・・。
ボディ全体の墨を消したところです・・・
いかがでしょう・・・?
全体にず〜っとナチュラルな仕上がりになったと思いませんか?
次は車高の調整です
車高を上げるという普通の作業と全く逆な作業(普通は落として格好良くしてくれと言われる方が多いです)をすることになるのですが・・・
シャーシを分解するためにビスを外そうと探しましたらこんなリーフスプリングの奥にありました
リーフスプリングをはずさなければ取れません・・・
また気がついたのはこのリーフスプリングの付け根の部分に細い糸の様な物が付いています・・・これはあのグルーじゃ無いでしょうか?
取り付けにグルーガンを使ったんですね〜。
イグニッションモデルさんは得意だからな〜(笑)
リアのタイヤはこんな感じで取り付けられています
ネガティブキャンバーを付けるための特別製の足回りですね
一本のシャフトじゃ無いんだ・・・・
この足回りの構造で2mm程度車高を上げるためにこんなスペーサーを作りました
オマケにネガティブキャンバーを補正するために片側だけ厚みを変えています。
このRX-3ですが実車はリアは固定軸でして普通にデフのホーシングがついていますので絶対にハの字はかかないのです。
実車の構造を知っていたら絶対のこんな作り方はしないでしょうね・・・(笑)
フロント側は一本の車軸が左右貫通していますので2.0mmのスペーサーを作りまして車軸が付く部分に取り付けています
このままで普通にタイヤを取り付けてバランスを確認致します
バランスを見たところもう少しフロントが高い方がバランスがいいのでもう0.5mm上げるためにプラ板を追加しました
こんな感じですね〜。
まだシャーシは取り付けていませんが前後のバランスを確認させていただいています。
少し前が上を向いている様に見えますが実物を見る限りこれでちょうどいい感じですね。
シャーシを取り付けてみました
なかなかいい感じじゃないかと・・・・
この車高でも実車と比べますとまだ少し低い感じですね
しかしこれくらいが一番格好が良いのではないかと思いますね。
Nさんこれで如何でしょう?
車高は上がって格好が良くなったでしょ??
明日も続き行います!