Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日は修理の日です

2019-12-06 17:43:46 | ミニカー修理
本日の山陰は雨時々曇りの天気です
北の方から寒気がおりてきているらしいので結構寒いですね。
隣りの松江市では初雪を観測したらしいですが・・・すぐ隣りの私の住む安来市の平野部では全然降っていません。
昨日だったか車のウインドウには少し雪の粒が混ざった雨が当たりましたが・・・その後は普通の雨になってしまいました。
昨シーズンはほとんど雪を見なかったので雪が見られたら2年ぶりかな??
うっすらと積もっただけでは納得出来ませんから・・・除雪機が出動しないといけないくらい降って欲しいですね(笑)
昨日のAZワゴンに続いて本日は軽トラックも冬用タイヤに交換しました。
残るはスマートだけですが・・・スマートは雪が降ったらガレージの中でお休みして頂く予定なので・・・交換しなくても良いかなと思っています。

さて本日は修理の日ですね
本日、まずは初雪が降った隣町のUさんのご依頼ですね。
右のリアクゥオーターのサイドウインドウが浮いていますね。
ここは曲面で難しい形状になっていますので接着も大変なのかもしれませんね。

ボディが少し収縮して横からウインドウが押されてしまうのかもしれませんね。
変形し難いエッチングが盛大に持ち上がっています。

エッチングもウインドウ自体も一旦外して取付け直します
接着剤が硬化するまではマスキングテープの細切りで押さえておきます。

Uさんの修理のご依頼ですが・・・カウンタックは実はもう一台有りました。
同じ部位の窓が浮いているんですね〜偶然なのかそれとも貼った人が同じ人なのかよくわからないですが・・・
まあ貼る人によって癖が有るのかもしれません。
同じブルーだったので写真を撮ったつもりになって忘れてしまったのは僕のミスです(笑)

同じくUさんのブラバムです
発送時にビスが緩んでしまって中で回ってしまったみたいです
クリアーのカバーにタイヤがヒットしてタイヤの接着が外れてしまったらしい。
でも完全に外れた訳ではなくてぐらぐらしているという一番不安な状態です。
外れてくれると修理する僕は気が楽なのだけど・・・
何とか外れました・・・

一応メイクアップさんの物なのですが・・・誰が作られたのでしょう?
作った人のコメントをお待ちしております(笑)
元通りに接着して各部を確認しました
左側もヒットしている可能性が有るのですが・・・何とか大丈夫みたいです。

次は広島県廿日市市のIさんの物です
メイクアップさんの512BBケーニッヒホワイトです
フロントウインドウで修理に来たと思うのですが、少々時間が経過し過ぎで忘れてしまいました。
フロント以外に点検しますと右のサイドウインドウも浮いていますのでこちらから修理です。

反対側のサイドウインドウは大丈夫そうですね〜
でもフロントは上側が盛大に剥がれてしまっていますね〜。

一旦ウインドウを外します
古い接着剤を剥がしますと内装のエナメル塗料で塗られている部分も塗装が持って行かれますので・・・丁寧にタッチアップしておきましょう。
ウインドウを貼った時にこのはがれている部分が見えてしまうと汚い仕上がりになってしまいますからね。

そしてウインドウを再接着しました
接着剤が硬化するまではしばらくこのままですね。

次は同じクルマのダークブルーですね
こちらは左右ともサイドウインドウが外れています、フロントは当然の様にダメですね。

ホワイトと同じ様にタッチアップしてから再接着しました
なるべくボディやガラスを汚さない事がポイントですね〜。

次は以前修理したけどまたすぐに剥げてしまったフィアット500です
これが難しいのは外してしまう事が出来ない事ですね。
と言うのもフロントウインドウの上側ですがデカールが貼って有るのです。
まあレースカーではよく有る物なのですが・・・
このブルーはパソコンデカールでは再現が難しいカラーなのです。
なので剥がしてしまうと再生が不可能になってしまいます、なのでなるべくこのまま直したいのです。
仕方が無いので接着剤を替えて接着してみましょう
今まではゴム系の接着剤だったのですが今回はエポキシ系の接着剤を使っています。
外して曲げ直しをしますと大丈夫なんでしょうけど・・・デカールが無いのでそれが出来ないのです。

接着剤が硬化した様なのでマスキングテープを剥がしてみています
ホワイトのケーニッヒです・・・
大丈夫そうですね。

ダークブルーも・・・OKですね

フィアットも接着剤を変更していますから大丈夫ではないかと・・・(笑)

次が問題ですね
タメオの完成品なのですが誰かが趣味で作られた物らしく・・・
リア周りをクラッシュしている様です
タイヤは左右とも向きが変ですね

まずは分解致します
どこまで分解するのかと言いますと、部品が外れている部分は基本全て分解します
その他は外れた部品を取付けるのに邪魔な部品も外します。
リアの足回りだけでなくリアウイングやオイルクーラーも邪魔になってきますので取り外す事になります。

足回りの修理という事は仮組台に取付けて水平を確認しながら作業する必要が有りますのでシャーシの裏にビス穴を開ける事になりますがお客様には当然了解を取り付けます。
元々誰かが趣味で制作された物らしくピンバイスで穴を深くせずに接着剤で(無理矢理)取り付けられていますので強度が足りません。
仮組台に取付けて車高を決める為にスペーサーを作りますが無傷だったフロントのサスペンションを基準としておきます
そうしないとフロントも分解しなければならなくなってしまうのです。
まあお客様に余計なご負担をお願いするのも何ですから・・・

仮組台ではミニカーが前後にスライドする様に作ってありますから後に下げておいてリア周りを下面から組立てる事も出来ます
この様な場合は便利ですね。
最初に基準になるリアのロアアームを接着しますがデフの下側に接着しますので水平がきちんと出る様に下に板を入れて固定しておきましょう。


ウ〜〜ン思ったよりも時間がかかりますね〜。
明日はも修理しなければ・・・