本日の山陰は曇りでした。
雨は降りませんでしたが気温が低くて寒い一日でしたね。
数日前にいつも木製の展示ベースを作ってくれているN君から新しい展示ベースが届きました
この頃はアイドロンをお買い上げの方でもこの木製ベースに取り替えて欲しいというご希望が有ったりしますので使う数が多くなった様な気がします。
先日、N君に注文した時もまだどこかに忘れていないかな〜と散々探したのですが無いのです。
と言う事で40枚程届きました。
チーク材の木製ベースですね。
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まだそのまま使える訳では有りませんよ
掃除をしてオイルステンで若干着色してからウレタンクリアーを塗って中研ぎを入れて最後にセミグロスクリアーラッカーで仕上げます。
考えたら結構な手間がかかっているんですね〜。
ライトオークやチークなどの色々なタイプを作って置きましょう
ボディカラーによって展示ベースの色相も変えられますからね〜。
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オイルステンで着色してから乾燥機で数時間・・・
まあ塗ってすぐにウェスで拭き取りますのでそうベトベトしている訳ではないのですがそれでも乾燥時間を取ります。
手で触ってもベトツキが無ければウレタンクリアーを塗ります
と言っても裏表両方一度で塗る事は出来ません
まずは裏面から・・・
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そして温度をかけずに硬化待ちですね
ここで温度を掛けますとウレタンクリアーに泡が出てしまうのです・・・何故かと言えば木は自然の物なのでなかに水の管が通っております。
勿論完全に乾燥していますので水は有りませんが空気が入っているのです、ウレタン塗料で水の管の出入り口を止められてしまってから暖めますと中の空気が膨張して泡が出来るのです。
ウレタンクリアーを塗るのは何故かと言うご質問が有ると思います
これは水の管や木其の物に含まれる水分の出入りが出来ない様にする為なのです。
水分が出入りしますこれを繰り返しますと展示ベースに反りが出てきまして上に載っているモデルのタイヤが接地しなくなったり余計な負担がかかって壊れてしまう場合も出てきます、それを防止する為に塗装を施します。
大変前置きが長くなってしまって申し訳ないです(笑)
さて本業ですね。
ボディの塗装を剥離しましたが幸いにして大きな歪みは無かったです
ボディの表面に残ったサフや塗料をペーパーを使って剥がします
なるべく綺麗に剥がしたいのですが・・・剥離剤が強力でも1度で完璧に剥がす事は出来ないですね
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コクピットのカウルを塗装する前にもう一つ確認しておかなければならない事が有ります
それはロールバーとの干渉ですねカウルに一番近いのがこのロールバーなんですよね〜
最初は見事に干渉してしまいましたのであちらこちらを削っています・・・
まだ接着はしていませんが取り敢えずロールバーを差し込んでみます
何かが当たったらしくロールバーが少し変形していたのですが修正して念のためにハンダを付け直しておきました。
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これでどうかな〜??
と思いながらコクピットのカウルを被せました
入念なすり合せのお陰か・・・どこにも干渉する事も無く何とかなりました。
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そしてウレタンサフを塗っています
凹凸が有ると困りますからグレーのサフにしています。
ホワイトよりも圧倒的に見易いですからね〜
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サフが硬化するまでに・・・しておかなければならない事が有ります
今回、何故やり直しになったのかと言う事です。
まずこのキットのデカールは大部分をキット付属のデカールを使用していますが古いキットでもあるのでデカールが固くなっておりまして特にアジップのデカールの後側は全くボディ形状と合わなくなってしまいます。
無理して曲げますとデカールが割れます
そこで部分的にタメオの312Tのデカールを使いました
最初に使っていたのは以前制作した時に余った物を使っておりますが使いかけのデカールでしたので不足する部分が発生します。
そこで予備デカールを購入して貼ったのですが・・・クリアーコートをしますと何だか様子がおかしかったのです。
タメオのデカールの上だけクリアーを弾いてしまうのです。
と言っても部分的に使っただけなので一見は大丈夫なんですが・・・どうもタメオの部分だけそれも新しく購入したデカールを貼った部分だけ弾いているみたいなのです。クリアーはかかっていますがそこだけクリアーが薄く感じましたので塗装をやり直した訳なのです。
お客様の元で長く楽しんで頂きたいので万全を期す為にです。
下の写真で上側のデカール(デカール用紙のブルーが少し濃い方です)が今回購入した物、下の物は比較用にお借りした現在制作のご依頼を頂いているキットのデカールです。
緑色の点々はビニールが貼り付かない様にしておく為の加工がして有ります(お客様がされた物です)
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今回、新たに購入したデカールは2枚ですがその両方に問題が有るのかテストをしてみます。
余分な印刷の部分をカットしてアルミ板に貼ります。
同じ文字を貼ってテストしますとどちらかわからなくなりますからテストに使うデカールの部分は場所を変えてあります。
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乾燥機に掛けて乾かしてからクリアーを塗りました・・・
この写真ではわかり難いかな??
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角度を変えて写真を写してみましょう・・・
光って見え難い・・・か
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小さな白い文字のデカールを使った1枚目のデカールも弾いていますね〜
アルミ板の上はウレタンクリアーが平均的に塗られていますがデカールの上だけは凸凹です。
これが弾きですね。
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黒い大きめの文字の部分を使った2枚目のデカールも失格ですね
弾きが出ています
弾いているのは黒とか白のインクの上だけではなく全体が弾いている様に見えますね
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これで今回購入した2枚のデカールは使えない事が確認出来ましたが・・・
それでも何とかならないか・・・試してみます
まずは脱脂剤で拭き取ってから使ってみましょう
脱脂と言いますとシンナーとかが思い出されますがシンナーでは拭けません。
デカールが溶けてしまうのです・・・
ブレーキクリーナーなどのアルコールで試してみています。
これでもダメですね・・・
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次は中性洗剤に浸けて洗っています(笑)
これでもやっぱりダメです・・・しっかり弾きます。
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このデカールは大きさや形状の確認程度にしか使えない事が判明しました
そして最後に気になったのは・・・
印刷時の問題なのか(つまり印刷屋さんの問題という事)・・・それともその後の流通過程で付いた物かと言う事なんですね・・・。
もし印刷時の問題なら同じロットで作られたデカールはクリアーコートが出来ないという事になります。
流通過程で付いたのなら仕入れ先を変更すれば良いかもしれません・・・。
と言う事でデカールに直接クリアーを塗ってみました・・・
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見えますか?
デカールのクリアーのニスの上だけ綺麗に弾いていますね〜
・・・と言う事は流通過程で付いた物ではなくデカールの印刷屋さんのクリアーのニスに問題が有ったという事になりますね。
タメオさんデカールの発注先を変更して下さいよ〜!!(笑)
クリアーコートが出来なくて困ります。
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と言ってもクリアーコートするのはほとんど日本だけ!?なのかもしれないですね。
なのでタメオさんに文句を言うのはちょっと違う様な気がします(笑)
デカールどうしましょうかね〜!!??
雨は降りませんでしたが気温が低くて寒い一日でしたね。
数日前にいつも木製の展示ベースを作ってくれているN君から新しい展示ベースが届きました
この頃はアイドロンをお買い上げの方でもこの木製ベースに取り替えて欲しいというご希望が有ったりしますので使う数が多くなった様な気がします。
先日、N君に注文した時もまだどこかに忘れていないかな〜と散々探したのですが無いのです。
と言う事で40枚程届きました。
チーク材の木製ベースですね。
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まだそのまま使える訳では有りませんよ
掃除をしてオイルステンで若干着色してからウレタンクリアーを塗って中研ぎを入れて最後にセミグロスクリアーラッカーで仕上げます。
考えたら結構な手間がかかっているんですね〜。
ライトオークやチークなどの色々なタイプを作って置きましょう
ボディカラーによって展示ベースの色相も変えられますからね〜。
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オイルステンで着色してから乾燥機で数時間・・・
まあ塗ってすぐにウェスで拭き取りますのでそうベトベトしている訳ではないのですがそれでも乾燥時間を取ります。
手で触ってもベトツキが無ければウレタンクリアーを塗ります
と言っても裏表両方一度で塗る事は出来ません
まずは裏面から・・・
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そして温度をかけずに硬化待ちですね
ここで温度を掛けますとウレタンクリアーに泡が出てしまうのです・・・何故かと言えば木は自然の物なのでなかに水の管が通っております。
勿論完全に乾燥していますので水は有りませんが空気が入っているのです、ウレタン塗料で水の管の出入り口を止められてしまってから暖めますと中の空気が膨張して泡が出来るのです。
ウレタンクリアーを塗るのは何故かと言うご質問が有ると思います
これは水の管や木其の物に含まれる水分の出入りが出来ない様にする為なのです。
水分が出入りしますこれを繰り返しますと展示ベースに反りが出てきまして上に載っているモデルのタイヤが接地しなくなったり余計な負担がかかって壊れてしまう場合も出てきます、それを防止する為に塗装を施します。
大変前置きが長くなってしまって申し訳ないです(笑)
さて本業ですね。
ボディの塗装を剥離しましたが幸いにして大きな歪みは無かったです
ボディの表面に残ったサフや塗料をペーパーを使って剥がします
なるべく綺麗に剥がしたいのですが・・・剥離剤が強力でも1度で完璧に剥がす事は出来ないですね
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コクピットのカウルを塗装する前にもう一つ確認しておかなければならない事が有ります
それはロールバーとの干渉ですねカウルに一番近いのがこのロールバーなんですよね〜
最初は見事に干渉してしまいましたのであちらこちらを削っています・・・
まだ接着はしていませんが取り敢えずロールバーを差し込んでみます
何かが当たったらしくロールバーが少し変形していたのですが修正して念のためにハンダを付け直しておきました。
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これでどうかな〜??
と思いながらコクピットのカウルを被せました
入念なすり合せのお陰か・・・どこにも干渉する事も無く何とかなりました。
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そしてウレタンサフを塗っています
凹凸が有ると困りますからグレーのサフにしています。
ホワイトよりも圧倒的に見易いですからね〜
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サフが硬化するまでに・・・しておかなければならない事が有ります
今回、何故やり直しになったのかと言う事です。
まずこのキットのデカールは大部分をキット付属のデカールを使用していますが古いキットでもあるのでデカールが固くなっておりまして特にアジップのデカールの後側は全くボディ形状と合わなくなってしまいます。
無理して曲げますとデカールが割れます
そこで部分的にタメオの312Tのデカールを使いました
最初に使っていたのは以前制作した時に余った物を使っておりますが使いかけのデカールでしたので不足する部分が発生します。
そこで予備デカールを購入して貼ったのですが・・・クリアーコートをしますと何だか様子がおかしかったのです。
タメオのデカールの上だけクリアーを弾いてしまうのです。
と言っても部分的に使っただけなので一見は大丈夫なんですが・・・どうもタメオの部分だけそれも新しく購入したデカールを貼った部分だけ弾いているみたいなのです。クリアーはかかっていますがそこだけクリアーが薄く感じましたので塗装をやり直した訳なのです。
お客様の元で長く楽しんで頂きたいので万全を期す為にです。
下の写真で上側のデカール(デカール用紙のブルーが少し濃い方です)が今回購入した物、下の物は比較用にお借りした現在制作のご依頼を頂いているキットのデカールです。
緑色の点々はビニールが貼り付かない様にしておく為の加工がして有ります(お客様がされた物です)
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今回、新たに購入したデカールは2枚ですがその両方に問題が有るのかテストをしてみます。
余分な印刷の部分をカットしてアルミ板に貼ります。
同じ文字を貼ってテストしますとどちらかわからなくなりますからテストに使うデカールの部分は場所を変えてあります。
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乾燥機に掛けて乾かしてからクリアーを塗りました・・・
この写真ではわかり難いかな??
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角度を変えて写真を写してみましょう・・・
光って見え難い・・・か
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小さな白い文字のデカールを使った1枚目のデカールも弾いていますね〜
アルミ板の上はウレタンクリアーが平均的に塗られていますがデカールの上だけは凸凹です。
これが弾きですね。
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黒い大きめの文字の部分を使った2枚目のデカールも失格ですね
弾きが出ています
弾いているのは黒とか白のインクの上だけではなく全体が弾いている様に見えますね
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これで今回購入した2枚のデカールは使えない事が確認出来ましたが・・・
それでも何とかならないか・・・試してみます
まずは脱脂剤で拭き取ってから使ってみましょう
脱脂と言いますとシンナーとかが思い出されますがシンナーでは拭けません。
デカールが溶けてしまうのです・・・
ブレーキクリーナーなどのアルコールで試してみています。
これでもダメですね・・・
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次は中性洗剤に浸けて洗っています(笑)
これでもやっぱりダメです・・・しっかり弾きます。
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このデカールは大きさや形状の確認程度にしか使えない事が判明しました
そして最後に気になったのは・・・
印刷時の問題なのか(つまり印刷屋さんの問題という事)・・・それともその後の流通過程で付いた物かと言う事なんですね・・・。
もし印刷時の問題なら同じロットで作られたデカールはクリアーコートが出来ないという事になります。
流通過程で付いたのなら仕入れ先を変更すれば良いかもしれません・・・。
と言う事でデカールに直接クリアーを塗ってみました・・・
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見えますか?
デカールのクリアーのニスの上だけ綺麗に弾いていますね〜
・・・と言う事は流通過程で付いた物ではなくデカールの印刷屋さんのクリアーのニスに問題が有ったという事になりますね。
タメオさんデカールの発注先を変更して下さいよ〜!!(笑)
クリアーコートが出来なくて困ります。
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と言ってもクリアーコートするのはほとんど日本だけ!?なのかもしれないですね。
なのでタメオさんに文句を言うのはちょっと違う様な気がします(笑)
デカールどうしましょうかね〜!!??