Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日から内装を始めます

2021-06-26 20:25:48 | Wさんの1/18 AMG6.0SL
本日の山陰は曇りです。
朝出勤時に遠くの山々を見ますとどちら方面を見ましても白く霞んでいました。
雨が近い事がよくわかりますね〜。

出勤してすぐに畑のゴミを焼きました。
と言うのも最近は朝結構風が有りまして焚けなかったんですよね〜。
先日片付けたスナップエンドウやその前に切ったシュロの木の葉っぱなどなど・・・乾燥して丁度良い感じだったので燃やしてしまいましたよ。
もちろん消防署に届け出はきちんとしておきました。
まあ例え面倒でも決まりは決まりなのです、社会人として当然の事です。

そして少し早めにアトリエに戻ってコレクション展の準備を少し・・・
7月1日よりアトリエの隣のレンタルギャラリーで「合羅敏夫ミニカーコレクション展」を開催します。
合羅敏夫さんは趣味でクラシックカーのミニカーをコレクションしていらっしゃいました。
残念ながら少し早めにお亡くなりになってしまいましたが、ご縁があってそのミニカーコレクションを私がお譲りいただきました。
送っていただいたミニカーを見ますと
生前にお会いできていたらさぞかし楽しかったのではないかと・・・思える車種が揃っていました。
残念ながら生前にお会いすることはできませんでしたが、山陰の皆様にこの機会にご覧いただこうと企画いたしました。
修理が必要なモデルも有りますから一つずつ箱から取り出して確認作業です。


そしてお昼はいつもの様に厨房係・・・今日は土曜としては暇だったかな・・・まだ体に余裕が有ります(笑)

午後からは本業開始ですね。
エンジン全開で・・・とゆきたい所ですが・・・そうだプラ板がまだ到着しないですね。
あの本物かどうかよくわからない郵便局からのラインでは今日配達の予定だったのですが・・・どうなんでしょうね?
ゆうパックかな?それともポストインかな??
追跡番号で調べてみますと一応、本日13:41に安来郵便局に到着して持ち出し中になっていますね。
もうちょっとかも・・・

まあ仕方が無いのでコクピットを進めましょう。
大きく違うのはシートですね。
これは560SECの時に大失敗して・・・(笑)
大阪のメカニックの方が教えて下さいました。
今度はシートもきちんと写真が届いていますので気が付かないはずは無いですよね。
と言う事でシートの部品をバラバラに分解しました。
組立てたままですと作業がやり辛いのです
例えばパテを盛ったら硬化するまでの時間手が空いてしまいます。
分解してあれば全部の部品に一度にパテを盛る事はまずないので・・・パテ以外の作業なら部分的に進める事が出来ます。
作業の効率化ですね・・・一方塗装とかは一緒にやった方が良いのでどういう手順がいいのか考えながら作業を進めます。

ヘッドレストは形状が変わっている訳では有りませんが、切り離しました。
理由はドイツの人よりも日本人は小柄だからです。
実車の写真を見ますとヘッドレストはいっぱいに下げてありましたので同様の加工をします。

ここからはシートバックのステッチの変更です。
多分ですが・・・
この6.0SLのシートは560SECと違って純正のシートを加工して作られているのではないかと思われます。
それはシートの外側につくヘッドレストを支えるフレームが純正品と同じ事からその様に想像されます。
恐らくこの部分を加工するとサイドインパクト(真横から車同士がぶつかった状態の事)の時の安全性に問題が出るのであろうと判断します。
(560SECの時はまだそんな安全基準が厳しくない時代の物なのでレカロシートに交換したのであろうと思っています)
お話が横道に逸れてしまいましたが・・・元に戻します
シートバックの部分は腰のサポート部分が張り出している様なのでパテを盛りたい所なんですね所なんですね。
他の部分に付きますと後で面倒なのでマスキングテープを貼ってマスクしておいてからパテを盛りました。
この時に腰の張り出しが左右同じ位になる様にマスキングテープを同じR(左右対称になる様に)にカットしておきまして腰のラインが少し張り出す感じにしておきました。
この後この部分にパテを盛りましたが・・・写真を撮り忘れています(本人は写したつもりだったのですが・・・笑)

パテが硬化するまで他の仕事をします。
500SLではリアには+2のシートが付けられていまして、その為のシートベルトなども準備されています。
AMG6.0SLではどうやらシートは取り払われていましてカーペットが敷かれているみたいです。
ひょっとしたらこのカーペットの下は物入れになっているのかもしれません。
なので座面にはプラ板を貼って・・・この時点では1.0mmのプラ板は届いていなかったので0.5mmの板を2枚重ねて接着して1.0mmを作りました。
(接着して作ったプラ板は曲げ加工には適さないのでエンジンルームは明日に順延ですね)
リアシートの背面もステッチは無くてただの板なので縫い目を消しておきましょう・・・
何だかパテだらけなんですが・・・ちょっと不細工ですね。

パテが硬化したら早速削ります
要らない部分を削りますとこんなにスッキリしますよ
まだ足ら無いモールドが有りますから取り敢えずベースの形状が出来たと言う感じですね。
加工はまだまだ続きます。

いよいよ問題のフロントシートの背面のパテを整形します。
難しいのですよ・・・このシート座面の加工は
ハリが有る様に削らないといけないのです、多分一度では無理だと思います。
しかも下側の座面が邪魔でペーパーが入らないのですよね。
まだまだ盛ったり削ったリが必要なのでちょっと考えなければならないかもしれません。

今度は背面の上側にパテを盛ります
この部分の中央にはステッチがないので溝になっている部分を消す様にパテを盛りました。
形状が複雑なので一度でパテが終わらないのが難点ですね(笑)

盛ったパテを削っていたらどうしても削り難いのです。

で考えました。
座面と背面を切り離しました
こうする事でパテの削りはかなり楽になりますね。
組立て時は下側と後側をカバーする部品が別に有りますから先に座面を取付けて背面を取付ければ位置が狂う事も無さそうなのです。


次は座面のステッチなんです
座面もステッチが変更されていまして苦労します(笑)
まず筋彫りを入れる為にプラスチック板の余りの部分でガイドを作ってみました。
しかしこれが今一歩なんですよね
プラスチックなのでシートの上に当ててケガキ線を入れようとしますと滑るのです。
しかもタガネで擦る度に少しづつ削れるんですよね〜。

ちょっと考えて他の部分は0.5mmアルミ板を使いました。
アルミ板は簡単にシートの形状に変形させる事が出来ますので少しは滑り難い訳です
シートの前側の部分は途中でステッチのカーブが変わって来ますのでガイドの板も2種類必要です
まずは1枚目です
座面の前の角まではこのカーブの物を使います。

前角からその下側まではこちらのガイドです
最終的に作った物は一番下側を折り曲げて前後方向にガイドがズレない様にしています
作ってゆきますと少しずつガイドの作り方も進化してゆきます・・・これでまた作り方の引き出しが一つ増えました(笑)


明日はエンジンルームのバルクヘッドの仕上げとコクピットの続きかな・・・
そろそろ修理もしないといけませんしね・・・。
なかなか時間がないのです。