Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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エンジンの塗装とボディの分解

2013-03-23 20:03:31 | Bluebird 1933
本日の山陰は大変良い天気で日射しが有る所では結構暖かく良い天気でしたね。
ただ風はちょっと冷たかったかも・・・

この春らしい天気に誘われてドライブを楽しまれた方も多く色々な車の方がいらっしゃいました。
スマートやMG-F、夕方にはロータスエランスプリントも・・・しかもフルオープンで(寒そう~!)
居ながらにして旧車鑑賞会と相成りました。

本日もブルーバードのエンジン部分を制作致します。
昨日サフを塗りましたら下地の凹凸がよく見える様になって来ました。
機械加工して作った部品なのでボールエンドミルが削りながら移動した後が筋になったりスキャン時に陰になった部分はデータがないのでそのままになり余分な物が付いている様な状態なのです。
仕方ないのでナイフやパーパーを使って削りますがどうしようも無い部分は改めて作り直しておいた方が良い場合も有ります。
例えばこのスーパーチャージャーの鋳物のケースの合わせ目ですがデータも不鮮明な部分ですし当初より小型化したい為に少し多めに削っていますのでこのフランジ部分が今一歩シャープでは有りません。
この部分は一層の事削り取ってしまいハンダ線を接着した方が見栄えが良くなりそうですね。
この様に削っておき替えた方が良い部分は結構有ったり致しますので考えながら制作を進めます。


再びサフを塗って部品形状を確認してからシリンダーブロックとクランクケースを組み立てます。
ほんの僅か隙間が出てしまう場合が有りますのでその場合にはサフをシンナーで溶かずに硬化剤を入れて溶きパテとして使用します。
隙間に筆で流し込んでゆきますと僅かな隙間を埋める事が出来ます。

この部品は苦労したプラグキャップです。
これもパイプの組み合わせですので先の方には小さな穴が空いております、この穴は不要ですので溶きパテを筆で流し込んでわずかに盛り上げる様にしておきますとゴムのキャップの様な少し柔らかいカーブを描いたキャップにする事が出来ます。


エンジンの目処がついたので今度はボディの仮組を解きます。
まず最初にクリアーボンドで止めているタイヤとかホイールをエナメルシンナーで接着剤を溶かして分解致します。
ネジは全て緩めて外しますがそれだけでは仮組を解く事は出来ません、それは僅かな瞬間接着剤で止めてある物も有るからです。
アセトンにつければ良いのですがいい加減な部分まで分解しないとアセトンのビンの中に入らないのでちょっと困っています。

やっとシャーシを抜く事が出来ました。

あとはアセトンに浸けて明日を待つだけですね。




Minichamps 1/43 Porsche bb 928/11/30 1978年 Buchmann

2013-03-23 07:40:18 | 最近手に入れたキットのご紹介
Porsche bbと聞いて「あの車か~!」とピンと来る方は一体どれだけいらっしゃるにでしょうか?
私がこの車の事を知ったのは確か古いカーグラフィック誌で見たのが最初ではないかと思います。
記憶に寄ればポルシェ928がデビューして少し時間が経った頃928のライトシステムを911にそのまま移した様な車が登場したのです、多分どこかのチューニングカーだったと思います、それがこの車だったのです。
確かBuchmannには他にもいくつかアイテムが有ったと思いますが記憶に有りません。
ケーニッヒやRufそしてゲンバラなどはポルシェのチューナーとして有名になりましたがBuchmannは余り有名でないかもしれませんね~それ以来余り名前を聞く事がなかったのです。

それが少し前のヤフオクにキットが出ていまして、少々ビックリ致しました。
そのオークションではシャーシの裏の画像が無かったしAMRの文字もルフ原型とも書いて無かったのでルフ氏の原型かどうか判断がつかなかったのです。
しかも画像があまり奇麗ではなくキャストの表面は何かバリが多く質が良さそうには見えなかったのです。
そのキットが本日届きました。

中身は・・・これだけです。
しかし、ボディの表面を見て確信致しました「ルフ氏の原型だと・・・」メタルの表面が奇麗で堂々たる造形・・・バリが多いのは型の傷みが有ったのか??

そしてボディを裏返してみると、そこにはAMRのマークが有りました。

それにしてもこのキットは色々な部分に文字が有りますね・・・。
エンジンフードの部分!

シャーシの内側フロントアクスル部分・・・

コクピット足元にはカーペットの文字を表現したのか・・・


この時期のミニチャンプスはルフ氏の原型を使っている事は知っていましたが、半年程前にミニチャンプスのキットを購入した時に裏板にAMRの文字は無く造形も自信の無い弱々しい物でとてもルフ作品じゃないと一目で理解出来る物だった事を思い出します。
そこそこの値段出したのに・・・これは自分の知恵に無さを悔やみましたね(笑)

今回のオークションは私が入札しただけで全くの無風状態で落札しました。
オークションの画像が余り奇麗な物じゃなくて助かったのかも・・・(笑)

「こちらは税務署ですが・・・」と言う電話に肝を冷やす(笑)

2013-03-22 21:44:06 | Bluebird 1933
本日の山陰は天気予報によれば暖かく気温は14~5度くらいまで上がると言う事でしたが、ウ~ンそんなに暖かかったですかね??
私のアトリエでは確かにエアコンを切っていましたがそれほど暖かかった訳じゃなくて足元が寒い感じがしましたよ。
風邪ひきか??

本日は大変寒いと言うか冷や汗が出る様な話が有りました。
当店も納税は青色申告をしていますが確定申告も無事終わり安心していたのですが本日午後から1本の電話が・・・
『こちらは松江市の松江税務署ですが・・・』と電話を頂いたのです。
別に後ろめたい事は何もないのですが自営業になって何年か経過すると税務署が査察に来ると言うのを聞いた事が有りましてどっきりしましたよ(笑)
で何の電話だったかと言うと還付金の振込先口座が書き間違っていたらしいのです。その一年前の口座も相手の方がご存知でしたので還付金詐欺でもないでしょうし・・・。
どうやら申告書を家内が書く時にミスしちゃった様です・・・。
その事を家内に言ったら『ごめん!ごめん!!』だって、こっちは冷や汗が出たのに・・・(笑)

まあ良いですけどね。
今日はちょっと修理の話題からBBR製のアルファロメオSZのドアハンドルが取れてしまったので修理をして欲しいと送って来られました。
反対側の取れてない部分を良く観察すると、エッチングのドアハンドルとキーホールを一体にした物を「へ」の字に曲げてゴム系の接着剤で付けただけなのでそりゃあ外れますわ~!
ご依頼者の方と相談をしてハンドルは洋白で作り直し、キーホールはトロンの別売りエッチングパーツを使って直しました。

修理後に箱に納めようとしたら貼り箱の紙が剥げてしまっています

・・・よく見ると角の処理が良く無かったらしくケースの出し入れで剥がれた物と推測しました。
糊を使って貼り直しておきました、こんな部分もきちんとしておくと気持ちだけでもすっきりしますね。



少しショップらしく・・・と言う事で店頭のショーケースに入れてあるアイドロンの値札を作りました。
様式は今までと同じ物です、この所少しずつですが商品が入れ替わっていますので値札作りが少し遅れていましたのでこの際にまとめて作りました。



そろそろ制作に移らなきゃ時間が無くなってしまいますね。
一昨日制作したインテークマニホールドとスーパーチャージャーの間のインタークーラーですが本日旋盤に固定し直しまして切断致しました。フライスで作っていますのでさすがに角度が奇麗に出ていますのでズレる事もなかったですね。

早速インテークマニホールドに取り付ける為に0.8mmのピンを植えました、固定してみるとこんな感じです。
この時点ではまだスーパーチャージャーは外しております。

インタークーラーの位置が決まりましたのでスーパーチャージャーを取り付けます。
インタークーラーとスーパーチャージャーの角度が少し不自然なのであいだに1.2mmのプラ板を挟んで角度を調整しております。
勿論ですが、連結には0.8mm真鍮線を使って固定をしております。

インタークーラーの配置が決まったのでインタークーラー自体を小加工します。
飛行機の物には斜めに補強が有りますので私の物にも補強を入れておきましょう。
糸鋸で斜めに切り込みを入れておきます。

ついでに反対側にも・・・

0.2mmX1.2mmの真鍮帯金に切れ込みを入れてX型に組み合わせて先ほどの切れ込みの中に入れてハンダ付けします。

ハンダ付けをした真鍮帯板を削って面一にすると補強が完成致します。

インテークマニホールドとの接続パイプをハンダ付けしました。
ここは接着剤でも良いかもしれませんが、せっかくここまでしたのですからハンダ付けで接続します。

全ての作業を終えて再び仮組をします、こんな感じで良いのかな??

最後に仮組が終了しましたので再び分解してサフを塗ります。
サフを塗ってみないとこれで良いのか良く無いのか判断が出来ないんですね~。



本日ご依頼者の方に打ち合わせを兼ねて電話を入れたらブログを楽しみにして下さっている様で少しパワーを頂いた様な気がして嬉しかったですね。


思った様に進まないですね~

2013-03-21 19:32:05 | Mercedes Benz E350
本日は気温が低いけど黄砂もなく穏やかな天気でしたね。
風は冷たかったですが日があたるとそれなりに暖かく日射しの有り難さを痛感致しました。

この頃Cafeの方のご来店が結構多くまたパートのK子さんが忙しくお昼以外はCafeが手薄になるので渡しが応援をしない訳にはいかなくなったり致します、まあそれも今日までの辛抱なんですが(笑)
本日午後からは安来市文化協会の理事会でした、そんな訳で遅刻して参加致しました。
それ以外にも結構固形に興味が有る方がいらっしゃったりと、まあついつい時間がおして来る訳ですね(笑)
こんなに田舎のお店に沢山のご来店を頂きまして大変有り難い事ですね。

本日は朝からエッチングのデータの検証です。
このエッチングデータを作るのって結構時間がかかってしまうんですね。
ですから本来量産の物には効率が良いかもしれませんがハンドメイドで1点しか作らない物ですと精密にはなりますが効率としては余り良く無いですし、表現が若干平面的になってしまうのは致し方がないのかもしれません、但し一点物でも同じ寸法の表現が何度も出て来る場合にはやはり便利な物であります。
内容はメルセデスE350の部品やアルファロメオディスコボランテの部品(ステアリングやエンブレム・・・グリルはどうだっけ??)そして制作途中のマイバッハの部品まで一気に作ってしまいます。

メルセデスベンツE350のウインド周りのモールも作っていますのでそのウインドも大きさを確認しておかなければ生けませんね~と言う事はボディのウインドの仕上げもある程度の所まで仕上げておかないと前に進めません。
と言う訳でウインドの部分のパテを削っております。
ミニカーがベースの場合ウインドを接着する段が無いのでプラ板を接着してあるのです。
このままキャストして最終的にはウインドの分だけ穴をあけてやれば段が出来てウインドを貼る事が出来るのです。

データは紙に印刷して切り出し、ボディに当てて大きさを確認致します。
まずはフロントウインド

次はリアウインド

もちろんサイドウインドも・・・
但しこのままでは輪郭しか有りませんので細かな部分は書き加える事になります。

ウインド周りの大きさが決まりましたのでボディのウインドに細目のパテを盛っておきます。
今の時点でここまでしなくても良いのですが・・・最終的にサフまで塗っておかないと型取りのシリコンが硬化不良を起してしまいます、サフを入れるなら下地をなるべく綺麗にしておきたいのです。


ウ~ンどうも良く無いですね

2013-03-20 21:21:21 | Bluebird 1933
今日も黄砂とPM2.5が飛んで来ているようですね。
遠くはもちろん近くの山までも霞んで見えません。
夕方には雨も降って来まして・・・余り気分の良い天気では無いですね。
それでも雨の間をぬって畑と苗床の様子を見に行ったり中庭のブルーベリーの植え替えもしておきました、この時期でないと出来ない事が有りますからね黄砂やPM2.5に負けていられ無いですね・・・夜は少々苦しいですけどね。詳細はこちらです

デジカメもフル充電完了と思ったら・・・どうも電池が寿命なようでして余り沢山入っていない見たいですね。
何枚も撮らないうちに半分くらいになってしまいました。
結局使える写真は4枚だけとなってしまいました。
電池を交換しないとダメみたいですが専用電池の様なのでメーカーに注文しないと無いみたいですね。
新しい電池が来るまで今の電池が保てば良いのですが・・・。

さて今日はエンジンの塗装の準備のかかっています。
エンジン本体に付けている金属部品を全て取り外してアセトンに浸けて接着剤を溶かしておきます、金属地の仕上げをする部分はクリアー仕上げをしますので磨きをかけておきます。
レジンの部品は一緒に塗装をするべき物は再度接着剤で取り付けをいたします。
下の画像は冷却水のパイプが付く部分でフランジの部分だけ超硬タガネでフランジの板厚の分だけ掘ってフランジを下げておきます。

何枚か写真を撮ったらこの時点ですでに1/2の電池を消耗しております。
塗装までに何とかしておきたいのはインタークーラーでしょうか、これはエンジンのインテークマニホールドからその前側のスーパーチャージャーまでの間に有る四角い箱の様な物でこの中に冷却水を通して圧縮する事で温度の上がった給気を冷やしてからエンジンに供給する訳ですがこれだけは部品を自作しなければなりません。
こんな時にエッチングでもあれば箱組をして完成となるのですがそんな物は有るはずも無い・・・
そこで真鍮の丸棒から削って作ります。
まずは大まかに削って四角い箱状の物を作ります、若干長めに作っておいて後で大きさを微調整出来るようにしておきます。
予定の大きさは9mmX5.0mmX6.0mmの予定です、ここまでならまだ比較的簡単に作る事が出来ますね・・・。

問題は上側になる部分に補強の為の凹凸を作らなければならない事でしょうか・・・エンドミルを1.5mmに交換して
縁取り以外の部分を残して他の部分を0.4mm程掘り込みます。
下の画像ではキリコが上側に残っていて良く見えませんが・・・

こんな感じで掘り込んでゆきます。1.5mmのエンドミルを使っていますので角の部分が丸く残ってしまうのですがこの後斜めに2本補強を入れてX状に補強を入れますので角の部分はそう目立たなくなる・・・はずです。

考えながらの製作では一つの部品を作るにしても時間がかかりますね。