Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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プラグキャップの制作・・・今度はデジカメが電池切れ(笑)

2013-03-19 18:55:58 | Bluebird 1933
今日の山陰は朝雨が降りましたが、その後天気が回復して良い天気になりました。
しかし・・・島根県に2つしかないPM2.5の計測器が日本で上限となる数値の2倍を示しているとの事、困ったものですね。
今まで島根は大気汚染が少なくてPM2.5を計測出来る観測器が2台しかないと言うのも如何に平和で空気が奇麗だったか証明する部分だったのですがそれが裏目に出て県全体でどうなのかほとんどわからない状態になっているのも困った部分ですね。
先日の新聞では県内の各市に1台づつ増設する予定らしいですけど・・・。

いつもの様に制作に・・・
本日のお題はプラグキャップの制作からエンジンに仮組して様子を見る事なのですが、写真を2枚撮っただけでデジカメの電池が無くなってしまいました。
私のデジカメは電池をカメラから取り外してからでないと充電が出来ないタイプなので充電しながら撮影は出来ませんので撮影を諦める事になりました・・・。
午前中の時点でこんな感じです。
塗料皿の中に3分割してますが一番手前側が削って修正したものですまだ6個しか整形し切れておりません・・・(汗)

3時の時点では・・・後3個ですね。
このプラグキャップはかなり細かなものなので、形状を揃えて整形しようとするとなかなか目が疲れます。
連続作業は2時間が限界かな~


この後エンジンに仮組して雰囲気を確かめましたがエキゾーストを付けるとほとんど見えない、さらにボディに搭載すると全然見えないのです。

本日電池をフル充電しましたので明日は画像たっぷりで(?)お伝えが出来るかと思います。

簡単そうで簡単でない事・・・

2013-03-18 20:46:30 | Bluebird 1933
本日は昨夜からの強風が雨になって3時頃からは曇りでしたね。
この雨で道路の凍結防止剤は流れたでしょうか??
そろそろアバルトを出してやりたいんですけどね~今週は休み無し(20日が春分の日なので営業します)なのでガレージから出すのはもう一週間先になりそうですね。

昨日はデスビが完成致しましたので本日の制作はプラグキャップとなりますね。
素材は外径0.8mm内径0.4mmの真鍮パイプをメインの部分にして側面に0.6mmの穴を開けてその穴に外径0.6mm内径0.2mmの真鍮パイプをハンダ付けする事にしました。
まずは太い方のパイプの側面に0.6mmの穴を開ける為に治具を作る事に致します。
どんな形状が良いのかいくつか考えられるのですが、一番単純なものを試してみました。
真鍮の丸棒の真ん中に0.8mmの穴を開けて真鍮パイプを固定出来る様にしました、そのセンターを狙って穴の0.6mmを開けるのですが0.6mmのキリではそう深く開ける事が出来ませんので外周を3mm程度に削っておきまして0.6mmの穴を開ける事になります。

いよいよテストで使ってみます。
中心に0.8mmの真鍮パイプを差し込みまして横から0.6mmのキリで穴を開けます。
パイプは貫通に穴を開ける訳では無く片側しか開けませんので手の感触で片側に穴が空いた事を確認出来ますから必要以上に押さえないで手の感触を優先で開口します。

穴が空いたらパイプを抜いてみますとこんな感じです。
光が穴の底まで真っすぐに入っていますのでよくわからないかもしれませんが上下の厚みは皮一枚残して穴が開いています。

先ほどの穴に外径0.6mm内径0.2mmのパイプを差し込んでハンダ付けをします。細い方のパイプをカットしてこんな状態になります。

先ほどの部品をヤスリとペーパーで整形します。
小さな部品ですから固定はピンバイスで固定して整形の作業をしております。

エンジンに取り付けるとこんな感じです・・・。

5個程取り付けて様子を見ましたが・・・コードの取り付けの部分は短い方が雰囲気が良いですね。
これにコードを付けたら多分コードとキャップの部分のメリハリが利くのは短い方であろうと考えます。

別の困った事も・・・プラグキャップを取り付けると冷却水のパイプの取り付けフランジのエッチングがほんの僅かながらキャップと干渉する様なのでフランジの取り付け部分を一段削って落としておいてフランジを付けた方が良いかもしれませんね~。
プラグキャップだって後19個も作らなければいけないし・・・。

そう言えばラクーンさんのHPにフェニックスのキットが何種類か売りに出ていますね。
どうやらメールでニュース配信が有った様(私の所はしてないのですが)で何人かの方からキットの内容についてお電話を一斉に頂きました。
すぐにHPを拝見しましたが250GTOのマラネロコンセッショナリーズのマシンは既にその時売り切れ状態でしたね。
19800円と言う金額はこの場合非常に良心的な金額と言うもの、少々高価なと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それでもあるだけマシと言うものでしょう。どうやら数個ずつの入荷と言う事ですので全て売り切れるのは時間の問題でしょうね。
気になる方はアクセスしてみられたら如何でしょうか。


ブルーバードのエンジンも終盤戦です

2013-03-17 20:39:03 | Bluebird 1933
この所は穏やかな天気が続いている山陰です。
相変わらず花粉は飛んでいる様ですが・・・

さてエンジンの部品の製作もいよいよ終盤戦になりました。
後は
冷却パイプの左右連結管、デスビの仕上げとプラグキャップ、そして一旦分解後にはなりますがインテークマニホールドとスーパーチャージャーの間に有る水冷式のインタークーラーを作ればエンジンまわりも完了になりますね。

今日は左右の連結管から制作を開始したいと思います。
この左右連結間は2つのシリンダーの後部に有ってエンジン後部のファイヤーウォールとの間に有りますので少しでも前後がズレればどこなく干渉する事になりますから微調整は困難を極めそうな予感!
更に冷却水系統の一番高い場所に有りますので多分ここに冷却水の注入口を兼ねてラジエターキャップが付くはずでしょう、この辺りの干渉も気をつけなければ・・・
1.0mm(実寸では43mmになるので大体良い寸法かと思いますが)真鍮線を曲げてクランクケース後部を避ける様にU型に曲げています。

中央にはラジエターキャップを取り付ける為の受けをハンダ付けします。
もっとも後にこの位置ではファイヤーウォールと干渉してラジエターキャップが回せない事が判明してやり直しになりました・・・。

デスビが先かプラグが先か・・・少々迷いながらもプラグの穴を開けておきました。
一応寸法は0.6mmですがこの部分はプラグ自体が見える訳ではなくてプラグキャップが見えるので0.8mmでも良いのかもしれませんプラグの本体なら0.6mm(実寸で25mm程度)で良いかもしれませんがプラグ自体にカバーされているのですから、0.8mm(実寸34mm程)でもバランスはおかしく無いかもしれません後で大きくする事は出来ますが最初から大きく穴を開けてしまうと小さくするのは苦労しますから・・・取り敢えず0.6mmです。

昨日のプラグキャップに続いてデスビ本体とデスキャップのから出て来るコードをいかにも放射状にする為の蓋を作ってみました。
自動車用のデスキャップは真っすぐコードが出ているものが多いですがこの航空用のエンジンはデスキャップから放射状にコードが出ているのです・・・

組み合わせるとこんな感じ・・・
実施に蓋を付けるのはコードを取り付けてから蓋で押さえる様にして放射状にしたいと思っています。

デスビはこんな具合に取り付けます、固定はセンターに1.0mmの真鍮線を通して左右の位置関係が狂わない様にしてあります。

ウ~ンしかしこれじゃあ全然見えませんね~
ただ放射状にコードが出るのは真っすぐに出すとスペースの関係で外板やフレームに当たってしまうからで有ると言う事だけは良く理解出来ますね。


シリンダー脇のウォータラインの制作

2013-03-16 21:10:52 | Bluebird 1933
この所天気の良い日が続いています(今日はちょっと雲が多めでした)雨が降らないので畑が呼んでいますが、この所花粉症がひどいので外の作業は自粛しています。
鼻水、鼻づまりは当然の事ですが目もコロコロしてついつい擦ってしまいます、そうすると目の中ではないのですが目尻や目頭の部分の皮膚が傷付いてヒリヒリとして来ますし何やらかさぶた状になっている様子・・・目薬が無くなったので近くの大手ドラッグセンターに買いに行ったら娘の使っている目薬と同じ物を発見!それにしても高価な目薬を使っているな~と思いました・・・が!
娘から「この目薬は良く効くよ」と聞いていました、遺伝子は同じなので(多分!?笑)私にも良く効くのではないかと思い買ってみました。
いつも使う目薬よりも3倍くらいの値段ですが・・・やっぱり良く効きますね。
目だけはかなり楽になりました、仕事が仕事だけに目がヒリヒリ/ウルウルしていたら仕事にならないんですよね。
やはり高価な薬は良く効きますね・・・花粉のひどい方はロートアルガードクリアブロックEXをお試しください!(笑)

しかし、外的要因で外に出なければいけない事も有ります(笑)
本日は知り合いの森林組合さんから桜の切ったものが有るからと頂きました。

そして午前中にも近所の方から桜を切った枝が有るので使われませんか?と言われたので頂いて来ました。

頂く時は一度に頂いたりするものですね・・・まあ片付けも一度に出来ますから丁度良いかもしれません。
来週にでも平日に切って割りましょう、来年の為にね。

さて制作を始めましょうか
こんな感じで作り始めました、中心になっているのは1.0mmの真鍮線で内径1.0mm外径1.4mmの真鍮パイプを2.0mmに切ったものに通してハンダ付けしております。
そしてそれを2本並べてハンダ付けしました、ハンダ付けをした理由はこの後わかります。

ハンダ付けした部分の中心に1.0mmの穴を開けます。
こんな場合にもフライス盤が役に立ちますね、バイスさえきちんと取り付けられていればきちんと中央に穴を空ける事が出来ます。

2本の部品をハンダ付けしたのはこの部品の3ヶ所に半円形の切り欠きをしたかったんですよそれも左右同じ位置にしたかったのでハンダ付けで仮組しておいた訳です。
その凹みに1.0mmの真鍮線をハンダ付けしておきました。
この真鍮線が取り付けピンになります、実車ではこの部分を冷却水が通り片側6気筒の長いシリンダーヘッドを均等に冷やしてくれるのです。

実際にエンジンに取り付けるには前側をゆるいRで曲げてやる必要が有ります、取り付けるとこんな感じになります。


そして行なっておかなければならないのがエキゾーストとの干渉ですね。
干渉してしまったら何もならないですから・・・


そして車体に搭載したら・・・個の上にエキゾーストが付くとほとんど見えないかも・・・(笑)


そして次はデスビです。
1/43モデルの自動車ではプラグコードを再現しているものは結構多いと思いますが1/32モデルの飛行機ではデスビやプラグコードをキットの状態から再現してあるものは余り見ませんね~
プラグコードを再現する為にはプラグ側は差し込めば何とかなりますがその反対側の接続と言いますとデスビを作らないといけなくなりますね。
このスピットファイヤーのエンジンにもデスビが無い様なので作ってみましょう。
正しいのか間違いなのかよくわからないですけどブルーバードの透し図を見るとプラグはツインプラグでデスビは12本出しのものが2個付いている様なのでその線で部品を準備してゆきます。
まずはデスキャップですが、以前フェラーリ12気筒だったかなデスビを作った時に真鍮パイプを寄せ集めて作った物を探し出しました。
これは中央に内径が1.4mmの真鍮線のまわりに内径0.2mm外径0.6mmの真鍮パイプを12本並べてハンダ付けしたものです。
これを輪切りにする事で12本のプラグコードを差し込めるキャップを作る事が出来ます。

輪切りにしたものに外径1.4mmの真鍮パイプを差し込んで瞬間接着剤で固定してリューターにくわえて切断面を整形します

まだまだ完成しませんよ!
外側に並んでいるのは内径0.2mmのパイプですがプラグコードは0.3mm程のものが多く0.2mmを切るサイズの物は数が少なく自由度が低いので0.2mmの穴を0.3mmに拡大します。
この作業には近道は有りません、ピンバイスに固定した0.3mmのキリでひたすら広げます。
1ヶ所だけ広げた所ですがどこかわかりますでしょうか?この作業昔は裸眼で行なっていましたがさすがに今はレンズを使っています。
裸眼でも出来ますが間違ってキリを折ってしまうと最初からやり直しになってしまうからです。
折れ込んだキリはもう取れませんからね~。

やっと片側12本の穴を拡大する事が出来ました・・・。

続きはまた明日の更新でお伝え出来ると思います。

商品発送からエンジンの製作まで

2013-03-15 23:04:11 | Bluebird 1933
今日もいい天気でしたね、相変わらず風は冷たいですけど山陰らしく無い程天気が良い気持ちのよい一日でしたね~。

そんな中、アイドロンコレクションのアストンマーチンDB4ザガートの発送準備をいたします。
展示ベースを木製に交換するご希望を頂いていましたので展示ベース交換の手順をご紹介致しましょう。
まず商品のアクリルの展示ベースからプレートとエッチング製のエンブレムを外します。
と言ってもこの作業はプレートを曲げてしまわないように気をつけなければなりません、プレートを外すにはプレート(エッチング製のエンブレムも)と展示ベースの間にタミヤのエナメルシンナーを流し込んで1時間程放置します。
プレートは両面テープで付けられていますので粘着を緩めてやる訳です。
エンブレムはクリアーボンドで付いていますのでこれもエナメルシンナーなら溶けて緩みます。
この時に間違えないで欲しいのはクレオスなどのラッカーシンナーを付けない事です、ラッカーシンナーではプレートの文字が全て溶けて消えてしまいます。

プレートとエンブレムの間に0.1mmのステンレス線を差し込んで糸鋸の様にスライドさせてやるとプレートを曲げる事無く取り外す事が出来ます。

アクリルの展示ベースはエナメルシンナーで掃除をしてご依頼者様にお返し致します。

木製ベースはアクリルのベースと同じ位置に穴をあけて車を取付ける前に裏面に4カ所フェルトのクッションを取付けます、展示ベースが摩れる事によって下側の素材に傷を付けないようにとの配慮です。
以前のものには有りませんが今回から取付けておく事にいたしました。

プレートやエッチングを貼り付けて完成致しました。この後お客様の元に旅立ちました。


ところが・・・・
このアストンを何気なく見ていて気が付いた事が有ります・・・なんて冷静に言ってられない程驚いた事が有ります。
皆さんはお気づきですか?
恐らくアイドロン史上初めての試みが有る事に気が付きました。


上の2枚の画像でわかりますか?



今までアイドロンの完成品では筋彫りの上のデカールはカットされず、その部分だけデカールが繋がっていたのですがこのアストンからはデカールをカットして筋彫りに沈めて有るのです。
つまり私達が作るハンドメイドモデルと同じ手法をとっているのです。
一見簡単そうに見えますが中国工場の人たちに取ってはなかなか難しい事の様でその苦労が忍ばれますね。
このモデルが気合いの入ったモデルだと感じたのはこのせいかな~!?

この続きは11時15分頃に再度更新致します、お楽しみに!

はい、11時15分になりました再開致します(笑)
何故途中で更新したのかわかる方は群馬県に一人だけいらっしゃるはず・・・(笑)
ブルーバード編をご紹介致しましょう。
定休日前までにボディのエクステリアの大部分の仮組が完了致しました。
いよいよ残りはエンジン部分になりました、本日から当分の間はエンジン編になります。
エンジンは瞬間接着剤で仮組していましたが、このままでは強度上問題が出てしまいます。
なのでピンを打って強度を保つ事にいたします。

このエンジンはV12型です、外側にエキゾーストが有ると言う事は2つのシリンダーの内側にはインテークマニホールドが付いていますがこの辺りはプラモデルのエンジンからスキャンしたものが有りますから有り難いですね。

エンジンルームはギリギリ一杯なので何か付けるとエンジンルームに納めてエンジンフードを付けてみないといけません。
後で干渉するとどこが干渉するのかわかり難い事になるのです、手間はかかりますが一つ一つ確認しながら組み合立てる事になります。

エンジン周りは透し図とエンジンの元キットになったタミヤのスピットファイヤーのインストが最良の・・・と言うか唯一の参考書となります。
エンジンの右下のクランクケースの脇に何やら円筒形の部品が付いていますので旋盤で削って作りました/
この様な形状の部品はスキャンで作るよりも寸法を測って旋盤で削った方が綺麗に制作出来ます。

エンジンに取付けてボディに仮組してみますとこんなに下の方になってしまいますね、これでエキゾーストを付ければほとんど見えないかもしれませんね・・・。

次はエンジンのシリンダーヘッドの下側に付く冷却水のラインを作らなければなりませんが、どうやって作るのが効率的かまた感じが良いのか少し考えてみないといけませんね~。
エキゾーストの様に苦労をしなくても良いと思いますがそう簡単に出来るものでは無い・・・まあ何時もですが(笑)
こんな感じになるんですがね~