Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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本日は312T2を制作しましたが・・・

2013-07-05 20:29:29 | Rossoの休日
今日も蒸し暑い天気でしたね、降水確率もかなり高い数字が並んでいましたし遠くでは雷鳴も聞こえていたのですがアトリエの周りでは雨が降る事は無かったですね。

今日は朝からフェラーリ312T2を制作していまして夕方になって撮り貯めた画像をPCに取込んでこれからWebにアップという所でマウスが言う事を聞かなくなってしまいまして結局アップ出来ず。
明日にはまたトライをしてみますが・・・カメラの画像はすでに消去したのでマウスを何とかするしか無い訳です。
今日はたまたま撮り貯めておいたSAアペルタの製作をご紹介しておきます。
塗装をする前にはまだ気になる部分が少し有ります。
ドアの前側の上側角にチリが合わない部分が有りましてその部分を修正しておこうと思います。
ボディは599GTOを使っていますのでボディ側の材質はダイキャストですがドアはプラスチック製ですのでチリを合わせる為にパテを盛るかプラ板を貼る方法でチリを詰めてゆくしか無いですね、今回は強度から考えてパテよりもプラ板を貼り付ける事にいたしました。
貼付ける前にドアの接着面を広くする為に削っておく事が必要ですね。

この上側1/4くらいが少しクリアランスが広かったのですが、クリアランスはこんな感じになる様に削り合わせました。
この部分はヒンジよりも前側がボディ面よりも中に入る様に開きますので調整が少し面倒ですかね。

ドアを取付けると次はボディ面が凸凹にならない様に面を合わせる様に削っております。

左右のドアを同じ様に調整すると次はCピラーの部分のピンを打ちます。
位置関係を綺麗に決める為にはピンを2カ所以上打っておく必要が有ります後ろ側はこの位置に貫通で穴をあけておいて穴がずれない様にしなくてはなりません。

ピンを打ってから再び面を合わせる為にパテ盛りと整形を繰り返します。

再びパテを盛って・・・もちろんピン穴も一緒に消します。


次の水曜日には塗装に入れますでしょうか!?

日本で一番早く入荷!?

2013-07-04 21:23:55 | Lotus Seven S2
今日の山陰は高温多湿で外に出ると息苦しくなる程の湿度でしたよ。
なかなか夏は遠い感じですね(笑)

さてタイトルにも有りますが、多分日本で一番早くエスプリ43のフェラーリ375MMカレラパナメリカーナが入荷しました。
先ほど「新入荷商品のお知らせ」にも出しておきましたのでご興味のある方はご覧下さい、今回の仕様は今回予定されているエスプリ43の375MMの仕様の中で一番興味を持ってご覧になられる方が多い物ではないでしょうか?
元々数が少ない事やこの円安のおかげで国内ではなかなか入手が難しいキットになるかと思います。

さて制作はスーパーセブンですが今日は難しい物を作ります。
前回までの制作でボディの大部分が完成していましたが今まで制作したボディ以上に外観の印象を決定付けてしまう部品が今日の制作になります。
まずは旋盤で真鍮の丸棒を削っております中央の部分に4.0mmのキリで凹みを付けます。

中心に開けた2.0mmの真鍮線をハンダ付けします、この真鍮線を旋盤のチャックにくわえて反対側を加工します。

もう何だかわかりますね。
こちらの方は丸く砲弾型に削って・・・ヘッドライトケースの完成です。

2.0mmの真鍮線をバイスに固定して取り付けピンの為の穴を開けます。

ピンを取り付けました、取り付け高さの調節をしなければならないのでピンを長めにしてあります。

加工用の2.0mmのピンを外しました、中央部を4.0mmのドリルでさらってあるのは後でヘッドライトの反射板を落とし込む為です。

ヘッドライトのステーはフレームの上に載る様な感じで取り付けられます。
今回は左右を一直線にしたいので0.6mm洋白角線にキットのエッチング製のステーをハンダ付けして取り付けてあります。

フレームの上に0.6mmの洋白角線が出っ張りますのでノーズコーンが当然ながら当たりますね。
タミヤの1/24を見るとこのステーをかわす為の逃げが切ってありますのでレジン製のノーズコーンも逃げを切っておきました。
少し形状が違いますがノーズコーンの位置決めも兼ねますから仕方ないかもしれませんね。

ヘッドライトを取り付けてみました。

ノーズコーンも逃げを切ったおかげでピタリと収まります。

ボンネットをかぶせて雰囲気を確認します。
ヘッドライトの大きさや位置関係で全く似てない物になってしまう場合も有りますので調整が必要ですね。

横から見ると・・・。

なかなか良いかな~!

休日は・・・忙しい(笑)

2013-07-03 23:37:07 | Rossoの休日
本日は朝からかなり蒸し暑く何時雨が降るの?と言う天気でした。
すぐに雨が降っても全くおかしくない空模様でして・・・
そんな中、中庭の先側に延長している造成地では土留めの工事が完了しましたので造成地に準備していた堆肥を広げました。
と言っても工事用の重機で馴して頂いたので縁の部分の手でなければ出来ない部分の馴しを行ったのです。
まあこんな気候の中で行えばフ~フ~言う程暑い訳でして・・・仕方ないですよね。
午前中を費やして馴し作業は完了しました。

少し遅めに昼食をとってからは製作を始めました。
本日はSAアペルタです。
一刻も早く塗装に入りたいですからね~当然の事です。
昨日盛ったパテを削って整形しております、ざっと削ってみておりますがどうやらピンを打たないと位置関係が決まらなくて形状を正確に決める事が出来ません、これは明日の宿題になりそうですね。

ルーフと後ろ側のCピラーの部品を合わせてみるとこんな感じです、シルエットは当然ながら599GTBの様ですね。

まだ作っていなかったのがCピラーの前側の小さなウインドのガラスを止める為の段です。
0.5mmのプラ板を切り貼りして作ります。

少し幅を大きめにしておいて内側を削って仕上げます。

この後、このモデルを仲介して頂いている大阪のKさんに途中経過のご連絡を入れておきました。
そろそろ塗装を始める事が出来る事をお伝えすると大変喜んで頂けました。
明日はピン打とドアのチリを調整して塗装に備えます。
そしてスーパーセブンの製作が出来るかと思います。

今日はキットやエッチング板の発送及び雑務が忙しく・・・(笑)

2013-07-02 21:40:41 | 最近手に入れたキットのご紹介
本日は大変忙しい一日でした。
昨日、ご紹介したキットやエッチング板の発送業務で一日中アタフタとしていました。
それ以外にも数々の打ち合わせがありましてどうも製作に集中している時間が全く有りませんでした。
明日は今日の振替の製作にしてスーパーセブンとSAアペルタの仮組を完成したい物です。

本日の更新は最近入手したキットのご紹介をしておきましょう。

まず最初はBAM/AMRのBMW3.0CSのレーシングカーになります。
インストが欠品でバキュームパーツが破損しているなど完品のキットじゃないですが珍しい物なので入手しておきました。
古いキットなので紙の筒に入っています。

ボディはこんな感じですね。
大柄な造形はルフ氏の物ですし少し荒いキャストはメリが行ったのかな?
後年の様に綺麗なキャストでは有りませんが致命的な傷や歪みは無いので製作には全く問題は無いですね。

リアからの眺めも当時の流麗なラインを又BMWらしい素直なラインを持っていますね。

ただしインストが無いのでどこのレースで走っていたのかわからないですし、デカールはどのように貼ったら良いのかな??
デカールには黄ばみや割れが無いのでもったいないですね・・・。
どなたか同じキットをお持ちならインストのコピーを頂けないでしょうか??(笑)


続いては

ルメッサンス1/43フェラーリ250TRです。
なんで今更?と思われるかもしれませんが今年の夏に3台の製作予定が入っていましてその内2つがこの仕様なのです。

同じキットはご依頼を頂いた方からも同じ物をお送り頂いていますのでデカールの準備が出来たと言う事なのです!?

つまり今回の製作のベースになるのはミネルバ43の右ハンドルの250TRでしてそれをベースにエンジン付きの250TR NARTを製作予定です。
このキットは直接これを使う訳ではないですがボディの形状はかねがね良好な形状ですね。
キットとしてはなかなか秀逸な物ですよ。

ちなみにミネルバのキット(ベースはフェニックスですが)とボディを比べてもライトの部分が少々小さめである以外はなかなか良いのでは無いでしょうか?

ちなみに3台製作の内残りの1台は仕様がまだ未定なのでこの後製作開始までにご相談をする事になっています。もう一台自分用を作りたい気持ちも有りますね。
今回は3人の方に1台ずつのご依頼を頂いておりますがまとめて作る事で少し安くなっています、タイヤとか部品を作る場合に同時に作る事でコストを切り詰める事にしました。
しかし何か見せるポイントは一つだけ盛り込もうとは思っていますよ(笑)

次は少し前になりますけど・・・
、まだご紹介していなかったキットになります。

フィーリング43製のフェラーリ250Pです。
このキットはかなり古いキットの様で箱が初代のフェラーリ365GT4デイトナと同じストライプの入った物になっていますこの箱のキットは同じくフェラーリ410Sなどの物と同じくらい古いものですね。

中身は新品同様で開封した形跡は一つもありません。


次は同じくフィーリング43製のフェラーリF40LMです
このキットはもう何の説明もいらない程の有名なキットでしょう
・・・作れるのか作れないのかはわかりませんけど・・・今でもヤフオクでたまに見かけますね。

インストは冊子になっています・・・

中身はこんな感じです、個人的にはアイドロンのF40LMの方が良いと思いますね、この形状はBBRがベースなのかな?それに雰囲気が似ているような気がしますね。

他にもF40LMパイロットも持っていますが、あちらはUS仕様がベースになっている様で余分なゴム製のモールが付いていますのでこっちの方が格好良いですね。

一番最後は古いキットでレコードのフェラーリ365Pです

206ディノのデザインベースとなった車ですね、この当時としては珍しい(もちろん今でも珍しい)並列3人乗りになっています。
全体のデザインは横幅の広い206ディノですが365ですから12気筒なのでしょうか??
シート配置はマクラーレンF-1GTRですね。

斜め前から見ると何となく格好良いですね。


最近余りキットを買わない様にしているのですが・・・少しずつ増えて来ますね(笑)

今日は欲を出しても意外と巧くまとまった・・・様な気がしますね(笑)

2013-07-01 19:25:26 | Rossoの休日
今日は朝から真夏の様な日が射しまして・・・奄美大島地方は梅雨明けをした様なのですが山陰はまだでしょうか?
とても青い空を見るともう夏の空だね・・・なんて勝手に思っています。

さて今日は朝からセブンか?
とか考えていましたがもうすぐ塗装に入れるSAアペルタを見るとどうもこれを進めておかないと段取りが狂ってしまうな~と思い・・・これで先日はがっかりしてしまったのですが・・・。
今日はこれをやっつけてしまう事に致しました。

まず先日がっかりしたハードトップという大物が残っていた事は書きましたが、その制作に付いてあの時点で余り考えてなくて余計にがっかりしたのも事実でした。
それ以降気になって気になって・・・早くこいつをやっつけておかないと喉に骨が立っている様などうも嫌な気分(ご依頼者の方申し訳有りません)でしたからそれ以降どうやって作るかずっと考えていました。
一番良いのは切ったルーフを使う方法ですが素材がダイキャストなのでハンダが効かないから真鍮板で叩いた方が良いのか・・・色々と検討の上元のミニカーの切ったルーフを使ってみる事に致しました。
出来なかったら真鍮板を叩けば良いだけの話ですね。

ボディにあてがってロールバーの干渉する部分をリューターで削っています、どうやら巧く収まりそうですね。
ミニカーの場合実車よりも厚みが有りますからこんな場合寸法が非常にタイトになって来ますから調整がかなり面倒な事になります。

後ろ側の構造物を付けて実車画像と比べるとかなり寸法が短い事がわかりますね。
599GTBはかなりルーフの後ろ側が短い事になりますね。

前側は糸鋸でカットしていますが切り代の部分はどうしても短くなってしまっていますので1.0mmのプラ板を断面に貼って延長しておきます。
同じ幅を簡単に再現出来る様に1.0mmの厚みの部分を使って延長しています。

厚みの部分を上手に使えばこの通り簡単に均等に延ばす事が出来ますね。
しかし最近は接着剤も良くなっていましてこんなにきちんと接着する事が出来ますよ、昔とは違いますね。

問題はこの部分で、実車ではこの部分に小さなウインドが追加されています。
しかしBピラーは強度の点でこのまま使いたいのでこの後ろ側に延長して窓を付けたいと思います。
このGTBのリアウインドを取り付ける部分をマジックの部分でカットしてからですかね~!?

はい、糸鋸でカットしましたよ。
意外と簡単ですね、この後ヤスリで仕上げておきます。
この部分はウインドガラスを固定する為に使いたい部分ですね。

屋根の部分からサイドの部分まで一体で延長しました。
これは強度を上げる為でもあります、バラバラで作ると著しく強度が低下しますからね~なるべく一体ですね。

ウインドが入る部分を糸鋸で切り取りまして整形します、ここは想像がつくと思いますが強度が無いので無理な力をかけると分解してしまいますから細心の注意が必要です。

ボディをよく見るとレジン製のSAアペルタのボディをダイキャスト製のボディにつないだ前の部分ひび割れて来ていました、無理な力をかけてしまったのかレジンが縮んだのかわかりませんが修理しておきます。
ちなみに割れはここだけです。
こんな場合は斜めに削いでファイバーパテを使います。
斜めに削ぐのは接着面積を大きく取る為でして他の部分はそうしてあるのですがこの部分は構造上難しかったので真っすぐにつないでいました。やはりきちんとしておかないといけないという事ですね。

ファイバーパテを盛っています
マスキングテープでダムの様にしておきまして一度で済む様にしていますちなみに接合面は角のなる様にしてありましてこれなら仮にヒビが入っても目立たないのです。
もしもを考えて置くのも大切な仕事なんですよ。

パテが硬化するまで少しの間時間が出来ましたら丁度アイドロンのカウンタックアニバーサリーをご注文頂いていたお客様がいらっしゃいましてパールホワイトを購入されましたイエローか少し迷っていらっしゃったのでどちらも取り置きしておいたのです。
結局はイエローが残りましたのでこちらは店頭で販売する事に致しました。
しかし、良く出来ていますね・・・。
プロが作ってもなかなかこうは行かないんですけどね~。

ウ~ン、重箱の隅を突く気持ちで一言言えばタイヤが違いますね。
この時期にはピレリP7やP7RじゃなくてPゼロのパターンになっていたはずです。
既にP7シリーズの時代じゃなかった・・・せっかく作ったのですからタイヤもしっかりと変更してほしかったですが・・・これは私達プロが作る時の為に切り札として取っておくのも悪くないかも・・・(笑)
しかしカウンタックが如何に長い時間に渡って作られていたのかタイヤだけでもわかりますね・・・。

さて休憩は終わりにして製作に戻りましょう。
先程の補修部分は完全に硬化しましたので削ります・・・。

リアのディフューザー部分にボディとシャーシをとめる為のビスを治める穴が有りましてリアから見る時にかなり目立ってしまうのです、ここをパテ埋めしておきました。
例えばこの部分は599GTBなのですが後期型のGTOではこの穴は無くてリアホイールの後ろ側でとめる様に変更されていますのでミニカーメーカーでもこの位置は余り良くないと思っていたのでしょう・・・。

ファイバーパテを研いでみてから余り面が出ていないようならポリパテを塗ってみる事にいたします。

ハードトップの後部とCピラーとでも言うのでしょうかその後ろの部分の面が上手く合いません、 BBRの商品は元々ハードトップの事は考えていないでしょうからこの辺りの形状は少しいい加減なのかもしれませんねプラ板でガイドを付けてポリパテを盛ります。

滑らかな面に仕上げなければいけませんので峰の部分にもガイドとしてプラ板を張り付けています。
この板に反ってポリパテを盛ります。

先程の板はボディの凸部に沿って接着するのですが(線状に盛り上がっているのがわかりますでしょうか?)

その位置関係が少し曖昧でルーフのラインと角度がずれてしまします。
凸部を削り取って接着する事にいたしましょう。

ハードトップも難しい部分は何とか越えたような気がします。
後はハードトップの後ろ側のウインドの枠を少し薄いプラ板で作れば塗装に入る事が出来ます。

ついでにハードトップにポリパテを盛っておきました、今夜のうちに硬化すれば次は研ぐ所から始められます。


今日は長い文章になりましたね、今までで一番長いんじゃないかな?(笑)
本日アップしたアルファロメオディスコボランテのキットは完売になってしまいました、お買い上げ頂いた皆さんありがとうございました。
ディスコボランテ用のエッチング板も現時点で残り2枚になりました。
完売間近ですね・・・。