男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

サンマごはん

2012年06月15日 | ご飯類

さんまご飯は、生姜ごはん・・谷中めしを炊き、ご飯が炊き上がったところへ、
塩焼きしたさんまを入れて蒸らすとできあがります。さんまご飯は、「吉兆味
ばなし」の第1巻にでてきます。さんまごはんと聞き、「ン?」と尻込みしまし
たが、かの湯木貞一さんの料理です。作り方を読んで、おいしそう!と思い
ました。湯木さんは、つくり方を、次のように口述しています。

・・・しょうがを入れ、昆布を入れ、日本酒を入れて、ごはんを炊きます。
しょうがは、はじめから入れたらよろしい。いわゆるしょうが飯を炊くわけです。
このしょうが飯は、谷中飯ともいいますね。むかしは、上野の谷中あたりで、
しょうがが出来たからでしょうね。・・中略・・ごはんが煮えてきます。もう火を
ひくというときに、焼いたさんまを入れてフタをして、いっときおくと、それで炊
き上がります・・(ママ)。

湯木さんはこのあと、さんまを横におき、ご飯を盛りつけて、さんまをご飯の
上にのせる・・と言っています。わたしのさんまご飯は、炊飯器の中でさんまを
ほぐし、中骨をとりのぞき、さんまの身は、ごはんにまぜこむ・・鯛めしとおなじ
やりかたで、作ってみました。これはこれでおいしいご飯ができて好評でした。

ジャガイモごはんは、ジャガイモを収穫するとき、小さな豆粒のようなものまで
丹念に拾いあつめたのを、ご飯に炊きこみました。普通は、こんな小さな芋は
畑に「置き去り」にされますが、小さいながらも折角稔ったのを捨て去るのは
忍びない・・これはご飯に炊くしかないと思いました。それで炊いたジャガイモ
ご飯です。小粒ながら種類が多く、色とりどりで、おいしいご飯ができました。

塩サンマを焼いて、しょうがごはんにまぜる「サンマごはん」です。レシピは「吉兆味ばなし・1」に書いてあるのを
参考にしました。この日、行きつけの魚屋さんの平台に「塩サンマ・1尾180円」とあります。時季外れと思いながら
実にみごとなサンマなので1尾買い求め、サンマごはんを作りました。それは間違いなしにおいしいごはんでした。

材 料 米 1.5カップ 225g
しょうが 1かけ 15g
サンマ 1/2尾 尾の身
日本酒 大さじ 3 30cc
水 1.5カップ 270cc
淡口 大さじ 1.5 15cc
木の芽 適宜

作り方 1.まず、しょうがごはんを炊く・・分量は2人分
しょうがと米の割合は、米1.5カップにしょうが15g。
水は、米と同量の1.5カップ270cc。日本酒大さじ3
30ccと、淡口大さじ1.5の15ccがベース・・水分の
合計は、315ccで、ころあいの水かげんです。
しょうがはマッチ軸より少し太め、長さ2~3cmに切り、
お米にまぜこんで炊飯にしかける。

2.サンマを焼く・・焼きサンマは冷めたものでよい
サンマは塩サンマ、小骨が少ない尻尾のほうを使う。
生サンマなら、強めの塩をして、しばらく置いて焼く。

米1.5カップのしょうがごはんなら、サンマは半身。
これは、昨日焼いた残りでじゅうぶん・・わざわざ
新たに焼かなくても、おいしくできあがります。
明日はサンマごはんを炊こう・・と言うとき、晩ごはんの
おかずに「サンマ」を多めに焼き、晩ごはんには上半身を
食べ、尻尾のほうをサンマごはん用にのこします。


3.ごはんが炊き上がる直前にサンマをいれる
ごはんが炊きあがって、水が引く直前に、焼きサンマを
ごはんの上にのせてそのまま蒸らす。

4.サンマの中骨をとり、菜箸でサンマとごはんをかき混ぜる
サンマの中骨に添い、菜箸を入れ中骨をとりだす・・これは
簡単です。残ったサンマとごはんを菜箸でグルグルかき混ぜ
ると、サンマの身が崩れ、サンマごはんのできあがりです。
今を盛りの、木の芽をたっぷり添えました。
コメント
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