前回ご紹介した極北の島々は、多くはヴァイキング(Viking)に係り合いが
あります。Vikingは8世紀から300年以上にわたり、西ヨーロッパ沿海部を
侵略したスカンディナヴィアの武装集団の呼称ですが、その後の研究で、
同時代に、スカンディナヴィア半島に住んだ人々を指すようになりました。
Vikingの歴史には謎が多く、8世紀末イングランドの修道院を略奪したのが
最古の記録です。以降300年の間Vikingの全盛時代が続きます。部族は
北欧のデンマーク、ノルウェー、スウェーデンが主力。彼らは、ロンドンや
パリなど諸都市を蹂躙しロシア、フランス、イギリスなどに王朝を築きます。
アイスランド、グリーンランド、アメリカのほか極北の島を発見したのも彼ら
です。その版図はポルトガル、シチリアに及ぶ広大な地域でした。グリーン
ランド発見は西暦982年、その後アメリカ・今のニューファンドランドを発見
しました。ロシアの語源ルーシは、船に由来しVikingにつながります。
話題を料理のヴァイキングに移します。帝国ホテルが「ヴァイキングレスト
ラン」と名づけ、食べ放題ビュッフェを始めたのは’58年です。当時の帝国
ホテル支配人犬丸徹三氏が、北欧デンマークのビュッフェをみて、後の帝国
ホテル料理長「ムッシュ村上」こと、村上信夫氏に研究させ導入しました。
現地の料理名は「スモーガスボード」ですが、親しみやすい名前の「ヴァイ
キング」にします。北欧といえば「ヴァイキング」というのが一番の理由。
その2は、当時海賊映画「ヴァイキング」が上映中、船上で食べ放題、
飲み放題のシーンを見たのがヒントになりました。ヴァイキングは和製英語
です。料理を提供する側も、食べる側もムダの少ない料理と思います。
ご参考
ヴァイキング・・Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0
ヴァイキングの歴史
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~konokatu/uchida(05-1-30)
東京・銀座に「とりごぼうめし」の弁当を作るお店がある・・ネット検索していて見つけました。
この上にうなぎの蒲焼をのせると、レシピ440「ごぼうめしのひつまぶし風」になります。実は
ごぼうめしを検索して、銀座の「とりごぼうめし」を見つけました。おいしい炊き込みご飯です。
材 料 米 2カップ 300g
田舎鶏もも肉 1/2枚 90g
老夫婦二人・しかも2食分です。鶏肉は90gにしましたが、若い
人なら倍量にする・・しかも1食分が足りるか・・といった分量です。
ごぼう 1/2本 80g
水 2カップ 360cc
日本酒 1/4カップ 45cc
淡口 小さじ 2 5cc
こぶ出汁の素 1パック 4g
作り方 何の変哲もない鶏とごぼうの炊き込みご飯です。
鶏肉は、田舎地鶏のもも肉をつかいました。
黄色い脂がのって、実においしそうな鶏肉でした。
これを細かく刻んで、ごぼうと一緒にご飯に炊く。
ごぼうは、マッチの軸の太さに、3cm長さに切る。
この二つをお米にまぜて炊くだけ・・シンプルな
炊き込みご飯です。
シンプルなだけに、材料は吟味する・・といっても
肉がかたい田舎地鶏は、値段が安くておいしい・・
今回の地鶏もも肉は、1パック170円ほどでした。