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レシピは卵の目玉焼き・・熱したフライパンにバターを入れ、卵を割り入れて焼くだけの
単純な料理です。単純なだけに、見栄え良くおいしくつくるには、熟練を要します。私は
目玉焼きが好物でよくつくりますが、これは!という会心の作はなかなかできません。
私たちが作る目玉焼きは片面焼きですが、グローバルには両面焼きが一般的と言い
ます。長女宅は昨年、米領ヴァージン諸島から留学生を受け入れました。同志社大生
の「ビコ」は朝食を自分で作ります。メニューは両面焼きの目玉焼きを食パンに乗せ
タバスコを振りかけるだけと言うシンプルなものです。ビコは目玉焼きのことを「フライド
エッグ」と呼ぶ・・と聞き、「おや?」とおもいました。
フライドエッグと言えば、熱した揚げ油に卵を割り込み、白身を寄せながら黄身を包ん
で揚げる料理を言いますが、英語では「目玉焼き」を指すとは知りませんでした。
漱石の「吾輩は猫である」の中に「卵のフライ」が出てきます。真夏の昼、熱く焼けた
屋根瓦に卵を割り落としてフライを作ろうとして失敗します。この箇所の頭注には、
「卵の目玉焼きのことだろう」とあり、フライは漱石の勘ちがいかと思っておりました。
あらためて調べると、目玉焼きの英語はfried egg とありました。文部省の命で英国
留学した漱石は、目玉焼きをfried egg と呼ぶのを知っていて、前記の著述になった
のでしょう。文部省から支給される留学費が少なく、漱石はずいぶん苦労します。
それがもとで神経衰弱・・ノイローゼになり、契約の2年を経ずして帰国します。
目玉焼きの英語を知らなかった私は、ビコの朝食→目玉焼き=fried egg →漱石の
「猫」につながり、目からウロコの想いでした。
「吾輩は猫である・6」を下記URLに置きます。興味ある方、お暇な折にご一読下さい。
件の箇所は、始めの導入部が終わり、会話文(大文字)のはじめから24行目です。
吾輩は猫である・6
http://www.konekono-heya.com/books/wagahai6.html
今から63年前の昭和25年、サラリーマンの平均月給が1万3千円、卵1この値段は13~20円(当時散髪代は90円)
でした。今回レシピで使った卵は1こ13円、卵が物価の優等生と言われる所以です。爾来、卵の値段は今日まで多少
の変動はあるものの安定価格で推移しています。目玉焼きを作りながら、60年不変の卵価をありがたい思いました。
材 料 鶏卵 2こ
バター 小さじ 1
水 小さじ 1
作り方 片面焼き・・サニーサイドアップ
卵を冷蔵庫から出して常温に戻し、ボールに割りいれる。
・・できるだけ、低い位置から割りいれる・・
熱したフライパンにオイルを引き、卵を流しいれる。
・・卵をいれたら、火力は中火よりやや弱め・・
周りの白身が固まりだたら、水を加えてふたをする。
1分ほどして火を止め、しばらくして温めた器に移す。
・・以上は、卵の白身は分厚くしっとりと、黄身は半熟に
する焼き方で、固焼きが好みなら2~3分ほど焼く。
丸くきれいに焼くには「目玉焼きリング」を使うと便利・・
1こ用と2こ用があり、2こ用はホットケーキを焼く時に
使うと、分厚いホットケーキが焼けます。
・・リングは「キッチンストア」に置いていて、形状は丸い
以外にハート型など様々なものがあります。
両面焼き・・ターンオーバー
片面が焼けたらフライ返しで裏返し、両面を焼く目玉焼き、
そのままでも食べますが、サンドイッチやホットドックの具に
使うこともあります。
サルモネラ菌などの細菌による食中毒の危険を避けるには
両面焼きか、しっかりと焼く固焼きが望ましいといいます。
弁当に入れたり、すぐに食べず作り置きする時は、固焼きか
両面焼きが安全です。
単純な料理です。単純なだけに、見栄え良くおいしくつくるには、熟練を要します。私は
目玉焼きが好物でよくつくりますが、これは!という会心の作はなかなかできません。
私たちが作る目玉焼きは片面焼きですが、グローバルには両面焼きが一般的と言い
ます。長女宅は昨年、米領ヴァージン諸島から留学生を受け入れました。同志社大生
の「ビコ」は朝食を自分で作ります。メニューは両面焼きの目玉焼きを食パンに乗せ
タバスコを振りかけるだけと言うシンプルなものです。ビコは目玉焼きのことを「フライド
エッグ」と呼ぶ・・と聞き、「おや?」とおもいました。
フライドエッグと言えば、熱した揚げ油に卵を割り込み、白身を寄せながら黄身を包ん
で揚げる料理を言いますが、英語では「目玉焼き」を指すとは知りませんでした。
漱石の「吾輩は猫である」の中に「卵のフライ」が出てきます。真夏の昼、熱く焼けた
屋根瓦に卵を割り落としてフライを作ろうとして失敗します。この箇所の頭注には、
「卵の目玉焼きのことだろう」とあり、フライは漱石の勘ちがいかと思っておりました。
あらためて調べると、目玉焼きの英語はfried egg とありました。文部省の命で英国
留学した漱石は、目玉焼きをfried egg と呼ぶのを知っていて、前記の著述になった
のでしょう。文部省から支給される留学費が少なく、漱石はずいぶん苦労します。
それがもとで神経衰弱・・ノイローゼになり、契約の2年を経ずして帰国します。
目玉焼きの英語を知らなかった私は、ビコの朝食→目玉焼き=fried egg →漱石の
「猫」につながり、目からウロコの想いでした。
「吾輩は猫である・6」を下記URLに置きます。興味ある方、お暇な折にご一読下さい。
件の箇所は、始めの導入部が終わり、会話文(大文字)のはじめから24行目です。
吾輩は猫である・6
http://www.konekono-heya.com/books/wagahai6.html
今から63年前の昭和25年、サラリーマンの平均月給が1万3千円、卵1この値段は13~20円(当時散髪代は90円)
でした。今回レシピで使った卵は1こ13円、卵が物価の優等生と言われる所以です。爾来、卵の値段は今日まで多少
の変動はあるものの安定価格で推移しています。目玉焼きを作りながら、60年不変の卵価をありがたい思いました。
材 料 鶏卵 2こ
バター 小さじ 1
水 小さじ 1
作り方 片面焼き・・サニーサイドアップ
卵を冷蔵庫から出して常温に戻し、ボールに割りいれる。
・・できるだけ、低い位置から割りいれる・・
熱したフライパンにオイルを引き、卵を流しいれる。
・・卵をいれたら、火力は中火よりやや弱め・・
周りの白身が固まりだたら、水を加えてふたをする。
1分ほどして火を止め、しばらくして温めた器に移す。
・・以上は、卵の白身は分厚くしっとりと、黄身は半熟に
する焼き方で、固焼きが好みなら2~3分ほど焼く。
丸くきれいに焼くには「目玉焼きリング」を使うと便利・・
1こ用と2こ用があり、2こ用はホットケーキを焼く時に
使うと、分厚いホットケーキが焼けます。
・・リングは「キッチンストア」に置いていて、形状は丸い
以外にハート型など様々なものがあります。
両面焼き・・ターンオーバー
片面が焼けたらフライ返しで裏返し、両面を焼く目玉焼き、
そのままでも食べますが、サンドイッチやホットドックの具に
使うこともあります。
サルモネラ菌などの細菌による食中毒の危険を避けるには
両面焼きか、しっかりと焼く固焼きが望ましいといいます。
弁当に入れたり、すぐに食べず作り置きする時は、固焼きか
両面焼きが安全です。
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