男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

ピペラード・・夏野菜入りのオムレツ

2014年08月09日 | 肉類・たまご

レシピは、パプリカやなす、玉ねぎ、トマトなどの野菜で作る煮込み料理「ラタトゥイユ」
を玉子でとじた料理・・または「ラタトゥイユ入りのオムレツ」風なおいしい料理です。
名付けて、「ピペラード」と言う、フランス・バスク地方の有名な惣菜料理です。

この料理を知ったのは「タルト・タタンノ夢」という創元社出版の文庫本を読んでから・・
本は、先輩「M」さんから「料理好きなお前さんにピッタリの本・・」と送って頂きました。
著者は近藤史恵・・大阪市出身の推理作家です。

「タルト・・・」の内容は、下町にある小さなフランス料理のビストロ≒定食屋のこと・・で
ここを舞台に色んな物語が展開します。語りの主人公はこの店のギャルソン=boyです。
エッセイ風な洒落た語り口が魅力ですが、一番の魅力は、推理小説にありがちな殺人
が皆無なのが良い・・作品通じて、他人を思いやる愛があるのも気に入りました。

今、料理をテーマにしたシリーズもの文庫本を5冊読んでいます。和田はつ子の「料理
人季蔵捕物帳」、小早川涼の「包丁人侍事件帖」、倉坂鬼一郎の「小料理のどかや人
情帖」、高田郁の「みおつくし料理帖」、今井絵美子の「立場茶屋おりき」などです。
全て日本料理がテーマですが、いくつかは殺人が絡んでいて重たい作品があります。

「タルト・タタンの夢」は料理がテーマ・・フランス料理で殺人がなくて愛があるのがよい
と思いました。この人に喜んで食べて貰おう・・と思う料理人の心意気が伝わる本です。
前記5作品にも、料理人に共通する思いが述べられていて、中でも「みおつくし料理帖」
「立場茶屋おりき」などは、愛情過多と思えるほど・・女性作家ならではと思います。

話をレシピに戻します。玉ねぎと赤、黄、緑のパプリカを1cmに角切してバターで炒め
溶き玉子に混ぜたオムレツは、私の得好きな料理で良くつくります。ピペラード・・と、
料理名はハイカラですが、野菜入りオムレツか、煮込み野菜の玉子とじ・・くらいに思い、
気楽に作ってください。できあがりは、思った以上においしい料理です。

ピぺラードは、フランス・バスク地方の伝統的な家庭料理です。夏野菜の煮込み料理ラタトゥイユ
に溶き卵を流し入れ、半熟状に火を通した料理です。この料理を知ったのは「タルト・タタンの夢」と
という本を読んでから。タルト・タタンはりんごとキャラメルで作るタルト・・フランス菓子の名前です。

    ・・右下の写真がタルトタタンです・・
材 料
パプリカ・赤 1/2こ 60g ・・1㎝の角切り
パプリカ・黄 1/2こ 60g ・・1㎝の角切り
ピーマン 2こ 60g ・・1㎝の角切り
マシュルーム 1パック 60g ・・3~4mmの薄切り
なす 1こ 70g ・・1㎝のダイスカット
トマト 3こ 300g ・・湯剥きしてタネを除きザク切り
玉ねぎ 1/2こ 120g ・・1㎝の角切り
ソーセージ 5~6本 70g ・・3~4mmの薄切り
ニンニク 1かけ 15g ・・みじん切り
オリーブオイル 大さじ 2 20cc
ローリエ 2枚
クレイジーソルト 少々
玉子 3こ 170g ・・割りほぐす

作り方
オリーブオイルとニンニクをフライパンに入れて
中火で炒め、香りが立ったら玉ねぎを加える。
玉ねぎが透明になったらパプリカとピーマンを
加えて炒め、マシュルーム、なす、ソーセージ
トマトの順に加え、クレイジーソルトを振る。
全体をざっくり混ぜて4~5分煮る。
水気が出たらローリエを加え弱火で20分煮る。

煮込んだ野菜を適量フライパンに入れ、溶き卵
を流し入れ、玉子が半熟になったらできあがり。


オムレツ風に作っても美味しい
煮込んだ野菜と溶き卵を混ぜてフライパンに流し
弱火でゆっくり焼き、玉子に火が通ったらでき上り。
オムレツ状に、半熟の頃二つ折りにしてもよい。



「タルト・タタンの夢」という本を先輩のMさんから頂きました。東京下町のフランス料理店を舞台に
した推理小説ですが、フランス料理の作り方・食材のことが一杯書いてあります。レシピはその中
に出てくる一つの料理を試作しました。書名タルトタタンはりんごのタルト、右下の写真がそうです。



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