熊本熊的日常

日常生活についての雑記

588枚

2008年12月26日 | Weblog

好天だが寒さの厳しい日だった。英国は今日もBoxing Dayという祝日である。引き続き地下鉄Jubilee Lineは運休だが、バスとDLR(Dock Land Railway)は運行されているので、それらを乗り継いで出勤することもできるのだが、天気が良いので、少し遠回りをしてグリニッチ公園の中を突っ切って歩いた。

公園で写真を撮っていたら、メモリーの容量がなくなってしまった。今年の1月26日に前のカードと交換したので、ほぼ1年で1GBを使い切ったことになる。撮影済みの画像を見て、2枚消去して2枚撮影した。これで579枚撮影したことになるので、1GBで577枚ということのようだ。写真を撮ることが特別好きなわけではないのだが、カメラを毎日持ち歩いている。今年はカード交換前、1月に9枚撮影しているので、今日までに588枚撮影したことになる。去年は198枚しか撮影していないので、やはりこちらに来て目新しいことが多かったということなのだろう。

使っているのはリコーのGR DIGITALというコンパクトカメラである。このカメラを選んだ理由は、普段持ち歩くのにコンパクトである必要があること、シャッターを切ってから画像が記録されるまでの時間差が短いこと、持った感じがよいこと、の3つが主なものだ。デジタルカメラは便利だとは思うのだが、シャッターを切ってから画像が記録されるまでの間に、フィルムカメラには無い時間差があるのが不満だった。最初に登場したコンパクトデジタルはカシオのQV10という機種だろう。当時はCCDが高価だったこともあり、記録画素数が25万程度で、カメラというよりは玩具の領域に入る商品だった。これが発売されたのが1995年3月だ。以来、世に流通するコンパクトデジタルの画素数は増えて画質は玩具からカメラの領域に入ったのに、シャッターを切ってから画像が記録されるまでの時間差がどうしても縮まらない。それがどうにも不満に感じていたし、今でも不満である。

去年、離婚してから離れて暮らす子供に、クリスマスプレゼント代わりに、自分で撮影した写真を使って壁掛けカレンダーを作って送っている。去年は気に入った写真が少なくて、カレンダーにする写真を選ぶのに難渋したが、今年は枚数が増えたので、去年よりは楽だった。選択肢が増えたので、今年送ったものは、原則として、その月に撮影した写真を各月の写真にして、季節感が出るようにしたつもりである。作成したのが11月下旬だったので、12月の写真だけは去年の12月に撮影したものを使ったが、他は今年撮影したものだ。実物は見たことがないので、どの程度の大きさに仕上がるのか、その時に写真の画質がどの程度のものなのか、あまり見当がつかない。実物のサンプルは、以前、銀座のアップルストアで見せてもらったことがあるのだが、当時はまさか自分がそんなものを作るようになるとは考えてもいなかったので、真剣に見ていなかった。手元のノートパソコンの画像を眺めながら、拡大に耐えそうな写真を選んで作った。結果として以下のような写真となった。
表紙 ドーバーの麦畑(7月12日撮影)
1月 ロンドン 住処前の雪景色(4月6日)
2月 ロンドン 近所の高速道路 朝の渋滞2枚 (2月12日 霧の朝、2月13日 晴の朝)
3月 ロンドン グリニッチ公園 (3月2日)
4月 ロンドン ポートベロー通りの骨董市4枚 (4月5日)
5月 ヘイスティングス 城跡3枚 (4月26日)
6月 セント・アイヴィス 町の風景4枚 (6月22日)
7月 ドーバー 海辺の白い崖の上の麦畑と灯台 (7月12日)
8月 ヨーク 旧市街の風景3枚 (6月29日)
9月 ロンドン ハムステッドの街並3枚 (10月4日)
10月 ロンドン エルサム宮殿3枚 (10月12日)
11月 ロンドン キュー王立植物園2枚 (11月8日)
12月 ロンドン トラファルガー広場 (2007年12月15日)

肝心の子供からの評価だが、メールに
「カレンダーの写真とても綺麗で見ているだけで楽しいです。」
とあった。自分に拍手。